▼第5試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
×マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン/Team Alpha Male)11勝2敗
[1R 3分33秒 リアネイキドチョーク]
〇安藤達也(フリー)15勝4敗1分
ガサンザデは、ケラモフ、ムサエフ、マメドフ、ラギモフに続くアゼルバイジャン「第五の男」。12歳から始めたフリースタイルレスリングでアゼルバイジャン王者に輝き、徒手格闘技でもロシア王者に。2019年にプロMMAデビュー。20年よりロシアのAMC Fight Nightsに参戦しNo.1タイトルコンテンダーとなる。RIZIN初参戦となった24年11月、バンタム級初戦の白川ダーク陸斗と対戦。打撃をかいくぐって、シングル、ダブルレッグと連続タックルからコントロールし完封勝利を挙げた。キャリア通算11勝1敗のうち5勝は早いラウンドでのKO/TKO決着(ほか6勝は判定)。持ち前の思い切りのいい打撃とレスリングで、同じレスラーである安藤達也と死闘間違いなしのタックル合戦を繰り広げるか。28歳。
安藤は、第12代修斗世界バンタム級王者。小学3年から6年まで琉球少林流空手道を習う。関東一高レスリング部では3年時に国体でレスリングF66kg優勝。国士舘大学レスリング部ではインターカレッジ フリースタイル66kgで2位。14年9月、TTFでプロMMAデビュー。3連勝後の15年5月、ROAD TO UFC:JAPANに出場も石原夜叉坊に判定負けで敗退。9月のVTJで佐藤将光に判定負け後は修斗5連勝。20年8月、環太平洋王座決定戦で田丸匠を1R TKOしベルトを獲得した。11月に大塚隆史に1R TKO負け。21年9月、石井逸人を肩固めに極めて一本勝利で復活を遂げると、環太平洋王座を返上。22年3月に世界バンタム級王者岡田遼に2R KO勝利で王座を奪取した。同月、ONE Friday Fightsでアリ・モタメドと大激闘の末、逆転の2R TKO勝ち。24年5月、9年ぶりとなるROAD TO UFC参戦。フェザー級で中国のズー・カンジエに判定負けで初戦敗退。今回、約1年のブランクを経てRIZIN初参戦。フルラウンドで連続タックルをガサンザデを相手に組み勝ち、RIZINバンタム級をブチ上げるか。35歳。
1R、サウスポー構えから左を突く安藤に、オーソのガサンザデは右ロー、ハイ、前蹴りで詰めて右ストレートを突く。右に回る安藤は左を当てると、腰が落ちたガサンザデは組んで押し込む。
突き放した安藤は左インロー。左ストレートで前に。さらにガサンザデの組みに左ミドル! ガサンザデのシングルレッグを切る。
安藤は右ショートを当てて立ち上がって来たガサンザデに、テイクダウンのフェイントから左ストレートを当ててダウンを奪うと、足はかけずも先に腕を巻いてリアネイキドチョーク! 最後はパームトゥパームでタップを奪った。
試合後、安藤は「アゼルバイジャンの破壊神やっつけたぜ。こんなもんじゃないから。俺がRIZIN変えるんで。俺が負けると思ったヤツ、ファックユー!」とマイクで語った。
















