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【RIZIN】ケラモフが木村柊也に判定勝ちでシェイドゥラエフ戦か、木村は初黒星。堀江が西川に完勝、ノジモフが衝撃の前蹴りKO! 鈴木が山本の寝技を完封、コレスニックがSASUKEを左ボディKO、ヘビー級ソルダトキン勝利、後藤が鹿志村の寝技を完封、カリミアンがMMAデビュー勝利、万智がソルトを組み伏せる、中島がTKO勝ちで佐藤将光を指名、安藤が殊勲の一本勝ち

2025/06/14 11:06

▼第3試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R
〇遠藤来生(パワーオブドリームジム)
[判定3-0]

×ザーシバァディン(中国)

 地元の遠藤は、16年5月、GRACHANでプロデビュー。7月のPFC初代バンタム級王者決定戦でジミー西に敗れたが、17年3月にリベンジし、第2代王者に。19年11月のFighting NEXUSからフェザー級に上げ、高橋憲次郎にKO勝利。 20年3月のDEEPでは神田コウヤに判定負け。21年6月よりPANCRASE参戦。2連勝後の2連敗を経て22年7月、Ryoに2R TKO勝利で再起するも、23年3月に高木凌にKOで敗れ、6月には地元北海道でのRIZINデビュー戦で関鉄矢に判定負け。その後も勝ち星に恵まれずキャリア初の4連敗で迎えた24年7月のPANCRASEで、ベテラン中村晃司を相手に前に出続け、判定勝利で再起した。相手都合での試合中止を挟み約7カ月ぶりの25年3月、木下尚祐を相手に持ち味が出せず判定負けで連勝を逃す。再起戦の今回、長身ストライカーを相手にノンストップで攻め続け再び勝利街道に乗りたい」

“戦うキムタク”ザーシ・バーディンは、中国の青海省チベット族自治州に生まれ、17歳より、ゆくゆくはMMA選手になることを前提にキックボクシング、柔術から練習を始めると、柔術では、上海柔術オープン、21年には深圳柔術オープンで優勝。キックボクシングでは武林風で6戦全勝の戦績を残す。アマチュアMMA戦績は5勝2敗。

 24年10月、Chinese MMA Super League(CMSL)にて70kg級でプロMMAデビュー。モー・ジァファを相手にフルラウンドをパワフルな打撃で圧倒、相手の組みを切り、判定勝利を収めた。RIZINの新たな高山地帯出身ファイターとして強靭なフィジカルを発揮し、その長身から放たれる爆発力のある打撃を武器に遠藤をKOし、RIZINのフェザー級に新風を巻き起こすか。

 1R、右で差して組んだ遠藤。ザーシバァディンは体を入れ替えるが、遠藤は左をおっつけて。ザーシバァディンの投げを切り返してトップに。そのままマウントを奪うとパウンド。背中を向いたザーシバァディンにリアネイキドチョーク狙い。ザーシバァディンは遠藤を背負って立ち上がり。

 遠藤は背後から4の字ロック。ザーシバァディンは後方にスラムするが、上の取り合いは遠藤。バックから引き落としてバックに。片ヒザ立ちから立つザーシバァディンは再び遠藤を背負いながら後方にスラムも。遠藤はバックキープ。

 2Rも先に詰めて組む遠藤。バッククリンチから崩そうとするが、ザーシバァディンは正対。ともにワンツーの右は、遠藤が当てて金網に詰める。両脇を差した遠藤の詰めに右を差し返したザーシバァディン。離れ際に左右の打ち合いは、遠藤が回転を上げて再び詰める。ブレーク。

 鼻頭から出血のザーシバァディン。再開。左前蹴り、左フックの遠藤が前に。サークリングする
ザーシバァディンはダブルレッグからケージまで押し込み細かいヒザ。

 3R、中央に出て打ち合う両者、しかし回転力ある遠藤が前に。ザーシバァディンはダブルレッグからテイクダウン、バック狙いもすぐに落とした遠藤が上に。マウントからハーフに戻したザーシバァディン。上の遠藤は鉄槌、さらに中腰からパウンド連打も腰を切るザーシバァディン。遠藤は肩固めの圧力からマウントに移行し、パウンド。


 背中を見せたザーシバァディンの手首をコントロールして右のパウンド。片手でリアネイキドチョーク狙い。前に落としたザーシバァディンに、遠藤は左右。シングルレッグのザーシバァディンは切られ、ケージ背に防戦一方。遠藤が詰めて左右連打でゴング。

 判定3-0で遠藤が地元・北海道でRIZIN初勝利をあげた。

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