▼第9試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
〇後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)18勝8敗1分
[判定3-0]
×鹿志村仁之介(BatlleBox)8勝5敗
後藤は、空手と柔道をバックボーンに地下格闘技を経て16年10月、PANCRASEでプロMMAデビュー。RISEにも参戦しロー判定後はPANCRASEで3連勝。20年4月のRoad to ONEでは祖根寿麻を1Rニンジャチョークに極め5連勝。9月より修斗に参戦。4勝3敗を経て、23年6月、地元の北海道でRIZINデビュー。トレント・ガーダムからツイスターでタップを奪うと、さらに10月には日比野“エビ中”純也にも同じ技で一本勝ち。24年5月にはONE Friday Fightsに参戦。ロシアのイリアス・エジエフからダウンを奪う攻勢も逆転の一本負け。11月のDEEPで、現PFLのマンド・グティエレスにスプリット判定負けでキャリア初の連敗を喫した。25年3月に5年ぶりにPANCRASEに復帰。合島大樹を1R、左フックで再起戦をTKO勝利で飾った。約2年ぶりのRIZIN柔術ベースの鹿志村仁之介とのバックの取り合いを制し、地元北海道でRIZIN3連続ツイスターを極めるか。それともキラーのサウスポーで組み技にさせずスタンドで制するか。アマチュア時代からともに練習した西川大和とともに、地元で連勝を目指す
鹿志村は、柔道を9歳から、12歳から柔術を始め、JBJJF全日本柔術選手権優勝。20年にPANCRASEでMMAデビュー。3連勝後の22年6月にROAD TO UFCに階級上のライト級で欠場選手が出たことで緊急参戦。キ・ウォンビンに1R TKO負けした。11月、DEEP初参戦。雅駿介をリアネイキドチョークに極め、一本勝ち。しかし北米修行を経た23年2月のDJ.taiki戦、7月の日比野"エビ中"純也戦でいずれも判定負けを喫し2連敗に。再起戦となった11月、橋本優大に1R腕十字で一本勝利を収めると、24年9月に力也、12月にはRYUKIをともにリアネイキドチョークで極め、3試合連続、1R一本勝ちをマークしている。勝利した試合はすべて一本勝ちという生粋のグラップラー・鹿志村は、“The Twister”の異名を持つ後藤からもバックを奪い、得意のチョーク、それとも掟破りのツイスターを極めるか。
1R、ともにサウスポー構え。後藤は低い構え。鹿志村は前蹴りでけん制。後藤は左カーフをヒット。右フックから左ストレートで組みの動きの鹿志村を切る後藤。左ボディを当てた後藤が前に。下がる鹿志村を詰める後藤だが、丁寧に左カーフをヒット。
下から削る後藤。右ジャブを突く鹿志村に右ロー、さらに左で鹿志村の腰を落とさせるが、まだ追打には行かない。右から左ボディの後藤は右跳び蹴りもその蹴り足を掴んだ鹿志村はサイド、腕十字を狙うが、残り10秒でゴング。
2R、右前蹴りを見せる鹿志村。後藤は左ストレートもここはかわす鹿志村。後藤は左ローを突く。後藤のワンツーをかわしてシングルレッグ狙いの鹿志村を切る後藤。
左で飛び込みの鹿志村をかわした後藤だが、詰めた鹿志村はダブルレッグからがぶり、ダースチョーク狙い。足はからませない後藤は仰向けから正対して離れる!
ケージに詰めてダブルレッグで飛び込む鹿志村を切る後藤は、右から左ボディ! 「あと1、2度で心折れるから」のセコンドの声に、出入りで丁寧に攻める後藤。鹿志村の右の突き終わりに左カーフの後藤。
3R、中央に出る鹿志村。そこにジャブ、右ハイを突く後藤は左ロー。右ジャブを当ててダブルレッグテイクダウンの鹿志村! 前転グランビーロールの後藤をかわしてガードの中に入る鹿志村だが、後藤は腰を引いて立ち上がり。詰める鹿志村を切ってスタンドに。
右から左ボディの後藤。シングルレッグからついに足をかけて引き込んだ鹿志村だが、後藤は強いポスチャーからパウンド。両足を掴んでさばいて、上から蹴り。鹿志村は蹴り上げ。ブレーク。
スタンド再開。左ストレートを当てる鹿志村。前蹴りの後藤は腹に。さらに左ストレートをスウェイでずらす鹿志村。その飛び込みは切った後藤はサッカーキック。スタンドに。後藤は拍子木に最後にバックスピンキックを見せてゴング。判定3-0で後藤が鹿志村の寝技を断ち切り勝利した。






















