▼第14試合 RIZINライト級(71.0kg)5分3R
〇堀江圭功(ALLIANCE)
[1R 4分50秒 TKO]
×西川大和(西川道場)
堀江は、小学生の時に剛柔流空手を始める。高校時代は部活動で極真空手を学び、卒業後に上京。16年10月、PANCRASEでプロデビュー。17年ネオブラッド・トーナメントで3試合連続KO勝利により優勝、MVP獲得。2連続KO勝利後の19年7月、緊急参戦でUFCデビュー。ハキーム・ダオドゥからダウンを奪うも3RKO負けを喫した。20年2月のPANCRASEで内村洋次郎を判定で下し再起を果たすと、9月にはフェザー級王座次期挑戦者決定戦で中島太一に判定1-2の僅差で敗れた。 21年3月、初参戦のRIZINで関鉄矢に右ストレートをヒットさせTKO勝利。その後9月の佐々木憂流迦に判定勝利、11月には中田大貴との激闘を制し怒涛のRIZIN3連勝。
怪我での長期戦線離脱から1年半ぶりの復帰戦となった23年4月、ケラモフにスタンドからのリアネイキッドチョークを極められ連勝がストップ。ライト級転向初戦となった9月、スパイク・カーライルに判定勝利。24年2月には地元九州(佐賀)でのメインイベントでルイス・グスタボと大激闘を繰り広げ、判定負けながら打撃の真っ向勝負が高く評価された。私生活の破天荒ぶりも注目される九州男児が、北海道で、地元の元修斗王者西川をマットに沈めライト級日本人の頂点を狙う。
西川は、修斗第14代ライト級世界王者。佐山聡門下生として大宮でエンセン井上や中井祐樹らの薫陶を受けた父により、産後すぐ「世界王者にする」とその運命を定められた。自身も強くなりたいとその父のもと5才からMMAを始め、TVや新聞で紹介されるほど特殊な鍛錬を1日も休まず続ける。15年5月、地元のPFCで、小学生でプロデビュー。韓国のTOP FC 、GRACHANやFighting Nexusで戦績を積み、立技でも19年に元SB王者坂本優起に判定勝利。
20年5月より修斗参戦。パウンドから三角絞めまで多彩なフィニッシュを持ち、椿飛鳥や大尊伸光らを相手に5連勝すると、21年9月、ライト級王者川名TENCHO雄生にTKO勝利を収め修斗史上最年少の18歳王者に。また決め手となったガードポジションからのヒジ打ちが話題となる。22年3月、ウェルター級に上げて臨んだ山田崇太郎戦で一本勝ちし通算14連勝を挙げると、国際戦やRIZIN参戦をアピールした。
2023年4月よりPFLライト級レギュラーシーズンに参戦、2連敗でプレーオフ進出を逃す。24年、タイで研鑽を積み6月には現地のムエタイ戦に勝利。12月、初参戦のDEEPで宇佐美正パトリックに2-1判定勝ち。遂に待望のRIZIN参戦となる今回、地元で堀江をマットに沈め、華々しい国内再スタートを切る。
1R、サウスポー構えで先に前に出るのは西川。オーソの堀江は西川の左の蹴り足を掴んでテイクダウン。ハーフから堀江を抱き寄せ、かかとで腿を蹴る。しかし、ハーフの堀江は首を抜くと西川の頭の横に顔をつけて細かいパウンド。西川を立たせない。残り50秒でマウントに。強いヒジを打ち込み、西川は腕でブロックも、半身になるとパウンド連打! 被弾して動けない西川に、レフェリーが間に入った。
試合後、堀江は「札幌の皆さん、札幌じゃない皆さんもこんばんは。マイクのことは全然考えてなかったんですけれど久しぶりに試合が出来て最高です。自分が言いたいことはひとつ、感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました」と語った。

















