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2025/06/14 11:06

▼第4試合 RIZIN キックボクシングルール 64.0kg契約 3分3R
〇上野空大(kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1 GROUP)
[判定3-0]※28-25、29-24、30-23

×ファーパヤップ・GRABS(タイ/GRABS KICK BOXING STUDIO)

 上野は3歳から空手を始め、フルコンタクト空手では通算70大会で優勝を果たしている“フルコンタクト空手70冠”。2021年からK-1アマチュアに出場し、2022年3月の第12回K-1アマチュア全日本大会のチャレンジBクラス優勝、9月の第13回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラスでも優勝。

 2023年3月の『K’FESTA.6』プレリミナリーファイトでプロデビューを果たし、4勝(2KO)無敗の快進撃を続け、2024年9月にゴンナパー・ウィラサクレックの対戦相手に抜擢。体重超過していたゴンナパーに3RでTKOに敗れ、初黒星を喫した。2025年4月29日に児玉兼慎にもKOで敗れ連敗中。空手仕込みの多彩な足技を得意とする。

 北海道在住のファーパヤップは、TOMONORIが代表を務めるGRABSでトレーナーを務めながら『BOUT』に出場。『BOUT 46』では小島大輝を問題無くKO、『BOUT 47』ではエキシビジョンマッチながら北濱清悦をKO、『BOUT49』ではオープンフィンガーグローブマッチで高木亮もKO。2024年9月、『RISE』に初参戦を果たすも白鳥大珠に初回KO負けを喫した。戦績は162勝36敗5分のサウスポー。

 ファーパヤップは前日計量で900グラムのオーバーでレッドカード1(減点2)、上野が勝った場合のみ公式記録となり、それ以外はノーコンテストとのルールで行われることとなった。

 1R、サウスポーのファーパヤップが左ミドル、スーパーマンパンチも繰り出して前へ出る。上野は下がって距離を取りながら右の三日月、ワンツー。ジャブを突きながら左へ回り込む上野はジャンプしての右ハイから左右フックの連打。左へ動きながら右のボディを打つ上野は右の三日月も突き刺す。

 ファーパヤップのパンチをかわして打つ上野。ならばとファーパヤップは左ミドルを蹴るが、その左ミドルに上野が左フックを合わせてダウンを奪う。ラウンド終了間際、上野が左フックのダブルをヒットさせ、そのままプッシュしてからの右ストレートで2度目のダウンを追加。

 2R開始と同時に上野が左右フックのラッシュ。一度離れてファーパヤップの左ミドルを空振りさせていく。上野が右ストレートの連打で前へ出ていき、左フックからの右ストレート、ヒザ。ファーパヤップは組んで押し倒す。再び前へ出ていくファーパヤップは左を当てるが、空振りも多い。上野は右ボディストレートを打って行く。さらにステップを使って距離をとる。

 3R、ファーパヤップの蹴りをかわしてサイドキックを入れる上野。前に出てくるファーパヤップに左フック、右ストレートから左右フックの連打。そして右ボディストレートを突き刺す。前に出るファーパヤップは左ミドルを蹴りながら前へ出るが、上野はパンチや蹴りを当てては回り込む。

 逆転を狙って左フック、左ストレートを打つファーパヤップ。上野も打ち返すが手数がかなり減った。最後はステップで回り込んで逃げ切りの形に。

 減点もあり、大差の判定3-0で上野が勝利。第1試合で勝利した弟の奏貴と勝利を喜び合った。

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