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レポート

【K-1】ハッサン・トイが42秒で松倉信太郎をKO、初代ミドル級王座に就く。金子晃大が豪快KO勝ち、与座優貴が蹴りまくっての完勝、黒田斗真がアラブの神童を退ける

2023/06/03 13:06

▼第12試合 スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇中島千博(POWER OF DREAM/Krushスーパー・フェザー級王者)
KO 2R 1分06秒 ※左ボディ
×ハン・ギョンミン(韓国/RAON GYM)


 中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2勝(2KO)を飾ったが2020年2月に横山朋哉に敗れプロ初黒星。9月も山本直樹に敗れ連敗となったが、2021年5月大会で伊藤健人からダウンを奪って勝利。2022年1月「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』では笠原友希に判定負けを喫したが、12月の初防衛戦では西元也史に判定勝ち。戦績は7勝(4KO)3敗。


 対するギョンミンは頑丈な身体と前に出る突進力が特徴的な韓国人ファイター。どんな相手に対してもパンチとローで削り勝つスタイルで、韓国キックボクシング界の新世代として注目を集めているという18歳。戦績は17勝5敗。


 ギョンミンは前日計量を規定時間内にパスすることが出来ず、試合はギョンミンに1R減点1が与えられて行われる。


 1R、前に出るギョンミンはパンチを連打してのロー。中島はジャブを出しながら前蹴り、ギョンミンのジャブに右を被せる。中島は左ミドルからの左フック、サイドキック、後ろ蹴りと縦横無尽に動き回る。左ハイを蹴っておき、同じ軌道で左ミドルをクリーンヒット。前に出るギョンミンだが中島の蹴り技で手が出ない。


 2R、中島は後ろ蹴り、左ボディ。前へ出てくるギョンミンはパンチをまとめるが、中島は左ハイを蹴ってガードを上げさせての右フックから左ボディ。ギョンミンはうずくまってダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、中島が鮮やかなKO勝ち。


 リングサイドで観戦していたK-1スーパー・フェザー級王者レオナ・ペタスへ向けてインパクトあるアピールとなっただろう。

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