▼第14試合 K-1バンタム級 3分3R延長1R
〇池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者)
延長R 判定2-1
×ペットモンコン・スーンキラーフォイトム(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者)
※本戦の判定は30-30、30-29、29-30。
池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。7月には野田蒼をKO、今年2月には松谷桐をKOして2度の防衛に成功している。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝で石井一成に敗れて3位に。戦績は10勝(6KO)4敗。
ペットモンコンは元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者の肩書きを持つ22歳で、戦績は59勝(11KO)12敗2分。中村Pは「パンチと蹴りのコンビネーションが得意で、アグレッシブなスタイル。K-1ルールでやっても普段のムエタイとスタイルが変わらないのではないか」と紹介した。
1R、池田は右へ回り込みながらの徹底した右ロー。体格で劣るペットモンコンは左ミドルを蹴っていく。池田は顔面前蹴り、左ミドル。ペットモンコンは池田の右ローをカットしようと左足を上げるが、池田は右足を蹴る。さらに池田は右ストレート。
2R、左ミドルを蹴っていくペットモンコンだが、池田はジャブを出して左へ回り込みながらパンチを打つ。ペットモンコンは右ロー、飛び込んでの右ヒザ、そして左ミドルと攻撃の手数を増やしていく。ペットモンコンの右ローに右を合わせる池田だが、逆にペットモンコンの右ローをもらい始める。さらにアッパーを交えたパンチのコンビネーションを繰り出すペットモンコン。池田は右ロー、飛びヒザを繰り出すがペットモンコンはヒザを突き刺す。
3Rは池田が前へ出て右フック、右ローもペットモンコンは左ミドルと左ヒザ。前に出てくる池田へ左ミドルをどんどん連打していく。さらにヒザ蹴り。池田はパンチでペットモンコンを下がらせていくが、ペットモンコンは蹴りを返している。採点は難しそうだ。
延長R、前に出るペットモンコンは左ミドルとヒザ蹴り。池田も右ローと右ストレートで反撃する。池田の右ローで下がるペットモンコン。最後は池田が攻めて終わった。判定は2-1と割れ、池田が競り勝った。