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レポート

【K-1】ハッサン・トイが42秒で松倉信太郎をKO、初代ミドル級王座に就く。金子晃大が豪快KO勝ち、与座優貴が蹴りまくっての完勝、黒田斗真がアラブの神童を退ける

2023/06/03 13:06

▼第17試合 スーパーファイト -56kg契約 3分3R延長1R
〇金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
KO 1R 1分48秒 ※3ノックダウン
×エムレ・カラジャ(トルコ/Emre Karaca Fight Club/WAKO欧州選手権スーパー・バンタム級優勝)


 金子は2006年9月にKrushでプロデビュー。無敗のまま6戦目で軍司泰斗を破りKrushバンタム級王座を奪取、第3代王座に就いた。卓越したテクニックと攻撃力で9連勝を飾っていたが、2020年3月に玖村将史に判定で敗れ初黒星。2021年3月に1年ぶりの復帰を果たすと連続KO勝利を収め、2022年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝してK-1王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』ではRISE王者・鈴木真彦に判定負けを喫したが、その後は2連続KOで再起。2023年3月に最強の挑戦者と目されていたコンペットを破り初防衛に成功した。戦績は17勝(10KO)2敗。


 カラジャはボクシング、キックボクシング、ムエタイと様々な立ち技格闘技を学び、2022年にはWAKO欧州選手権スーパー・バンタム級で優勝。プロ戦績は10勝(2KO)無敗の32歳。中村拓己K-1プロデューサーは「ボクシング経験者らしくパンチの回転が速いので、金子選手とは噛み合う試合になると思う」と評した。


 1R、左ボディを打ってきたカラジャに右ストレートで金子が鮮やかなダウンを奪う。金子はさらに圧をかけ、左ボディから左アッパー。右ヒザから右ストレート、そして左ボディと左フックを連打すると2度目のダウンに。


 金子は飛びヒザ。左ボディから左ミドル、さらにジャブから狙いすました右ストレート。そして右の連打からの左フックで3度目のダウンを奪い、金子が圧勝を遂げた。


 マイクを持った金子は「前回のコンペット戦で塩試合になっちゃって、相手は違うけれどしっかり倒そうと思って。格闘技界が混沌としていますけれど、僕は突き進む道をブレずにやっていこうと思います。今年中に玖村選手ともやるので期待してください」と宣言した。

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