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レポート

【K-1】ハッサン・トイが42秒で松倉信太郎をKO、初代ミドル級王座に就く。金子晃大が豪快KO勝ち、与座優貴が蹴りまくっての完勝、黒田斗真がアラブの神童を退ける

2023/06/03 13:06

▼第7試合 K-1バンタム級 3分3R延長1R
〇壬生狼一輝(力道場静岡/第7代Krushバンタム級王者)
判定3-0 ※29-28×2、30-28
×白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)



 壬生狼は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。高校卒業時に福岡を離れ、力道場静岡に入門。2020年8月にKrush-EXで勝利を収めると、同年11月のK-1福岡大会で元Krushバンタム級王者・晃貴を撃破。2021年3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得した。しかし、5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では決勝へ進出するも黒田斗真にKO負けで初黒星。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」でも準決勝で黒田に敗れた。戦績は14勝(2KO)4敗。


 白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2021年2月にはKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座も奪取した。2022年3月、RIZINで吉成名高に挑むもTKOで敗れている。2023年2月にKrush初参戦で第6代Krushバンタム級王者・吉岡ビギンを再三の偶発的なローブローがあったものの判定で破った。戦績は13勝(1KO)4敗1分。


 1R、白幡はサウスポー。白幡の左インローがローブローとなっていきなり中断。白幡はサウスポーの定石である右回りではなく左回り。壬生狼は左ローを蹴り、白幡は左ミドルを蹴る。回り込む白幡、追いかける壬生狼。白幡は左ミドルと左インローを蹴っていき、壬生狼もローを返す。


 2R、白幡は徹底して左ミドルで壬生狼の右腕を蹴る。壬生狼は右インローを蹴ってのワンツー。蹴りから右ストレートにつないで入っていく壬生狼。左回りの白幡は右ボディ。今度は壬生狼のインローがローブローとなり中断に。再開後、やはり大きく回り込む白幡だが、壬生狼が左フック&右ストレートでコーナーへ詰めたところで白幡が飛びヒザ蹴り、そこへ壬生狼が右ストレートを合わせ、白幡は倒れかかる。壬生狼はさらに右を追加してダウンを奪う。


 審判団の協議が行われたが再開。変わらず回り込む白幡は左ミドルとヒザ、壬生狼は前へ出て右ストレートを打っていく。


 3R開始前、ダウンがあったところで壬生狼が倒れた白幡への攻撃があったことで注意が与えられた。このラウンドも白幡は左へ回り込みながらの左ミドル、壬生狼は蹴りで距離を詰めて右ストレート。右ミドルも蹴る壬生狼は白幡の左ストレートの返しをしっかりブロック。白幡が左ストレートと左ミドルで勝負を懸けたが時すでに遅し。


 判定3-0でダウンを奪った壬生狼が勝利を収めた。

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