▼第3試合 K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R延長1R
×ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアンタイ)
KO 1R 1分35秒 ※2ノックダウン
〇ハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)
※トイが準決勝へ進出。
ザノリニはブラジルから日本に移住し、スーパー・ウェルター級戦線で活躍。K-1 MAXで佐藤嘉洋とも対戦し、ISKA世界スーパー・ウェルター級王座、第2代HEATキックミドル級王座、第2代HOOST CUP日本ミドル級王座、初代RISEウェルター級王座と4本のベルトを巻いた。2019年8月にはRIZINでジョン・ウェイン・パーに勝利。しばらく試合から離れていたが2022年2月27日のK-1に参戦。神保克哉に判定負けを喫したが、9月にはパク・ヨハンに判定勝ち。戦績は44勝(24KO)13敗。
トイは2015年WFL武林風 -65kg級王座、2016年WFCA -68kgヨーロッパ王座を獲得。K-1でも活躍したイリアス・ブライドにも勝利している。184cmの長身から繰り出す強烈なフックと鋭いヒザ蹴りを武器とし、圧倒的な試合運びで勝つ姿から“The Dominator”(支配者)と呼ばれている。2019年12月のK-1名古屋大会では野杁正明に判定で敗れたものの、試合後の野杁に「シンプルにすごく強かった。また日本で見たい選手」と言わしめた。野杁戦以降は新型コロナウイルスの問題もあり、コンスタントに試合ができない状況が続いていたが、ミドル級に階級を上げて、初代王座決定トーナメントに出場する。戦績は44勝(8KO)12敗。
1R、前に出るトイがジャブ、ワンツー、前蹴り、左ミドル&ハイとどんどん攻める。ザノリニは右カーフで応戦するが、トイがジャブを突き刺して見美アッパーから右フック、さらにヒザ蹴り。ザノリニは左右フックからの右ローを返すが、トイはザノリニのジャブに右フックを返してテンプルでダウンを奪う。最後は左ハイを3連発し、ガードの上からだったがダメージのあるザノリニはダウンし、トイが初回KO勝ちで1回戦を突破した。