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【K-1】ハッサン・トイが42秒で松倉信太郎をKO、初代ミドル級王座に就く。金子晃大が豪快KO勝ち、与座優貴が蹴りまくっての完勝、黒田斗真がアラブの神童を退ける

2023/06/03 13:06

▼第13試合 スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-2 ※28-28、27-28×2
〇横山朋哉(リーブルロア)


 大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。重いパンチを武器にスタウロス・エグザコスティディスと芦澤竜誠に勝利。2021年11月には第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就いた。2022年4月、江川優生に判定勝ち。9月の「第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝でレオナ・ペタスに敗れた。今年3月に國枝悠太をKOして再起。戦績は23勝(8KO)9敗。


 横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場。「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では優勝候補と目されるも、2022年1月の決勝で中島千博に敗れ戴冠ならず。9月の「 K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では1回戦でスタウロス・エグザコスティディスを左ハイでマットに沈めて見せたが、準決勝で朝久裕貴にKO負け。今年2月にペットサムイから2度のダウンを奪っての判定勝ちで再起。戦績は14勝(7KO)4敗。


 1R、サウスポーの横山は自分から下がって前へ出てくる大岩へ飛びヒザ蹴り。さらに前に出てくる大岩に左ミドル、左インロー、回り込みながらの右フック。大岩はじりじりと距離を詰めながら左カーフ、右インローでのカーフキック。終盤、コーナーに詰めた大岩は右オーバーハンド。


 2R、さらに圧を強める大岩がコーナーへ詰めての左右ボディ、左右フック。横山はもすぐに左ストレートで反撃する。大岩が前へ出てくるタイミングで押すような左で大岩が後方へ倒れ、横山がダウンを奪う。さらに左連打で畳み込む横山だが、大岩は前へ出てくる。そして大岩の右フックで横山がやはり押されるようにして倒れてダウン。横山は右フックを狙い、大岩は右オーバーハンド。さらに横山が左右フック、左ハイを叩きつけるが大岩は構わず前へ出て右を打つ。大岩の左右ボディに横山は左フックで応戦。激しい打ち合いが繰り広げられた。


 3R、前に出る大岩に横山がバックハンドブロー。大岩の右インローにはヒザを返す。二段蹴りから左右フックの横山に大岩は右を狙い続ける。横山はジャブを出し、右へ回り込む。やや大岩の手数が少ないか。ジャブ、左ミドルを当てるのは横山だ。さらに前へ出てくる大岩へ飛びヒザ蹴り。右フックを狙う大岩だが、横山は攻撃を当てては回り込み、大岩の突進をかわす。最後は大岩が横山にロープを背負わせて打ち合いにいった。


 判定は2-0で横山が殊勲の勝利。ダウンの応酬を制した。大岩のセコンドに就いていた武尊は横山と会話をかわす。優勝トロフィーを受け取った横山は嬉し泣きした。

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