▼第6試合 K-1バンタム級 3分3R延長1R
×大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/Krushフライ級王者)
延長R 判定1-2 ※10-8、9-9(マスト齊藤)
〇齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
※本戦の判定は30-29、30-30×2。
大久保は第11回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kg優勝、第37回K-1アマチュア チャレンジAクラス -55kg優勝、K-1甲子園2021 -55kg優勝とアマチュアで経験を積み、2022年2月のK-1でプロデビュー。6月の『THE MATCH 2022』ではオープニングファイトに抜擢され、那須川龍心に判定勝ちしている。2022年9月の「初代Krushフライ級王座決定トーナメント」で優勝し、初代王座に就いた。その後は大学受験のため戦列から離れていたが、今回バンタム級に階級を上げての復帰。戦績は4勝無敗。
齊藤は5歳でキックボクシングを始め、数々のアマチュア大会で優秀な成績を収めると、高校在学中にプロデビュー。2021年のK-1甲子園では東日本予選と全日本の決勝で大久保と対戦し、いずれも惜敗。プロ戦績は4勝(2KO)1敗の18歳。
1R、大久保はジャブ&ロー、齊藤は左フックから右ストレートを狙う。大久保は右ミドル、前蹴り、ワンツーも。ジャブをしっかりと突く。ミドルを蹴り合い、右ストレートを打ち合う。右の打ち合いが見られると、大久保はヒザも突き刺した。
2R、齊藤の右ローに左フックを合わせる大久保。ワンツー、右ローも入る。齊藤の左右フックにワンツーを打つ大久保だがバッティングになってしまい一時中断。再開後、ワンツーで前へ出る齊藤。大久保もワンツーから右ロー。大久保は左ミドルを蹴り、齊藤は前蹴り。
3Rも互いにミドルを蹴り合い、ワンツーを打ち合う。大久保が見合いから右ストレートをヒット。ボディを狙う齊藤に大久保が左右フック。齊藤のジャブに大久保が左ミドルのカウンター。さらにワンツー。齊藤もすかさず左右フックを返す。
延長R、齊藤は右フックからの左ミドル、大久保の右へ右ヒザを突き刺す。両者接近すると齊藤が組み際にパンチを入れるが、大久保はバックハンドブロー。足を止めての打ち合いでは齊藤が左を当てる。前へ出るのは大久保で先手をとっていく。齊藤は度重なるホールディングで痛い減点1。最後は両者激しく打ち合って試合終了。
判定はジャッジ1名が大久保を支持したが、2名が9-9でマストでは齊藤。跳びあがって大喜びする齊藤。大久保にプロ初黒星を付けた。