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レポート

【K-1】ハッサン・トイが42秒で松倉信太郎をKO、初代ミドル級王座に就く。金子晃大が豪快KO勝ち、与座優貴が蹴りまくっての完勝、黒田斗真がアラブの神童を退ける

2023/06/03 13:06

▼第1試合 K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R延長1R
〇ブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)
KO 2R 2分11秒 ※左右連打
×吉野友規(K.Y.T)
※ブハリがリザーバーに決定。


 ブハリは中学でボクシング、高校でキックボクシングを始め、グローブ空手の試合でキャリアを積む。大学卒業後に渡米し、現地ではガソリンスタンドの経営者としても活躍。帰国後にプロデビューし、K-1 JAPAN GROUPには2021年2月から参戦。夜叉猿をKOしたが2戦目で神保克哉にプロ初黒星。11月には今回再戦するモリにKO負けと連敗を喫する。2022年6月にはEITOにTKO勝ちで再起。11月にジュリオ・セザール・モリも破った。戦績は5勝(4KO)2敗1分。

 吉野は剣道(高校3年生時に国体で優勝、大学4年生時には団体戦で全日本選手権3位)からキックボクシングに転向し、KNOCK OUTを主戦場として豪快なパンチでデビューから5戦5勝4KOと負け知らずの重量級期待の新星だったが、2021年3月大会で田村聖から先制のダウンを奪うも逆転TKO負けを喫してプロ初黒星。2022年1月に復帰戦を行い、新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者の斗吾を得意の右ストレートで1RにKOしたが、7月のRIZINで宮城寛克に判定負け。戦績は7勝(5KO)2敗。

 1R、吉野はワンツーから右ロー、ブハリは軽快なフットワークから両腕ブロックをガッチリと固めて前へ出てジャブを突く。吉野が詰めると右フックを打つブハリ。吉野はジャブを突き、ワンツーを打つ。ブハリも右を返す。強いワンツーはブハリ。吉野も右カーフを蹴るが、ブハリの右カーフで吉野の足が流れる。ボディへヒザも突き刺す。ワンツーを打ち合う両者。

 2R、吉野はワンツーからヒザ、ブハリはステップインしてのジャブを多用。ワンツーを起点にしてローやミドルを蹴る吉野に、ブハリは右カーフを蹴って吉野に確実にダメージを与え、ジャブを打つ。そして右カーフからの右フックでグラついた吉野に左ボディ連打からの左右連打を決めてダウンを奪うと、吉野は立ち上がることが出来ず。ブハリのKO勝ちとなった。

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