▼第16試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R延長1R
〇与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPライト級王者)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×アーロン・クラーク(アイルランド/ISKAライト級アイルランド王者、Cage Legacy -59kgアイルランド王者)
与座は2017年極真会館第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会で軽量級優勝の実績を持つ空手家で、2019年3月にキックボクシングに転向。7戦全勝(3KO)の快進撃を続けていたが、2020年2月の鈴木千裕戦で初黒星。2021年12月にKrush初参戦を果たし、蓮實光を左ハイキックで豪快KO。2022年2月のK-1でいきなり朝久泰央と対戦すると、延長戦で勝利する番狂わせを起こした。8月には篠原悠人をKO、12月にはエークピカートに判定勝ち。2023年3月の朝久との再戦で勝利し、第6代K-1 WORLD GPライト級王座に就いた。戦績は14勝(6KO)2敗。
クラークはISKAライト級(-61kg)アイルランド王者、Cage Legacy -59kg アイルランド王者で戦績は15勝(6KO)3敗の24歳。世界各国で試合をし、59kg~67kgと幅広く階級を問わずに試合をしている異色のファイターだ。中村拓己K-1プロデューサーは「戦い方も自由奔放な選手でキャラクターも濃い。賞金稼ぎというニックネームが付いている。K-1に出てきたら面白いと思う」と太鼓判を押した。
1R、クラークはガードを固めて右ロー、与座は前蹴りと右カーフ。与座が左三日月と左ミドルをクリーンヒットさせ、右カーフにつなぐ。クラークは前に詰めてパンチを打つが、与座の三日月に身体がくの字に。それでもすぐに前へ出てパンチを繰り出すが、与座はボディへ蹴りを集中させ、後ろ蹴りや与座キックも放つ。ボディと右足を攻めていた与座はいきなり左ハイ、顔面ヒザ蹴り。コーナーへ詰めての左右フックも見舞い、与座が攻めまくってラウンドを終えた。
2R、与座の右カーフに左右フックで前へ出るクラーク。与座は二段蹴りから左ミドル、左フックからの左ボディ。クラークはバックハンドブローから左ボディを繰り出すが、与座は後ろ蹴りを返す。与座は右カーフの連打から、ガードを固めて前へ出ると左ロー2発。さらに左ボディ、右ヒザと一方的に攻めまくる。それでもタフはクラークはヒザを返し、右ストレートも打つ。手数を増やしていくクラークがワンツーの連打、声を挙げながらパンチを打って行った。
3Rはクラークが前に出てワンツー、すぐに与座が右カーフで反撃する。クラークは与座のブロックの上からパンチをまとめ、ガードを上げさせておいてボディを打つ。さらに至近距離で回転してのバックハンドブロー。与座は左ハイキック、右インロー。与座はどんどんローを蹴っていくが、クラークはパンチを出すことを止めない。与座のヒザをもらっても打ち返してくる。与座が左ローを連打して、クラークもパンチを出し続けて試合終了。