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レポート

【K-1】-70kg世界最強決定トーナメントでオウヤン・フェン、コプリヴレンスキー、KOでフェルドンク、KOで木村ミノル、アカピャン、ラジジ、KOでカマラ、サルシチャ勝ち上がり。金子晃大が2度ダウンを奪い池田にリベンジ、松谷綺が判定2-1で初防衛、所英男の弟子・長野将大が腕十字、カリミアンvs.トループの因縁対決は結果保留、サッタリ豪快KO勝ち

2025/09/07 12:09

▼第1試合 K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
〇小田尋久(TEAM3K)
判定2-0 ※28-27×2、28-28
×松本和樹(K-1ジム川口ブルードラゴン)


 小田はフルコンタクト空手出身で、2021年11月にプロデビュー。“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主で、空手の蹴り技にプラスしてパンチの強打を持つ。Krushには2023年2月から参戦し、2024年5月の第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKO、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。10月にはストーヤン・コプリヴレンスキーに挑み、ダウンを奪う大健闘の末に延長Rで判定2-1の惜敗。2025年2月、デング・シルバにダウンを奪われ追い上げるも判定2-0で惜敗した。5月、地元大阪で初防衛戦に臨んだがアビラル・ヒマラヤン・チーターにKOで敗れ、王座を失っている。戦績は8勝(4KO)4敗。


 松本は2022年4月からK-1 GROUPに参戦。デビューから2連続KO勝ちも、赤田功輝と目黒翔大に連敗。その後も連続KOして2023年7月には南雲大輝を判定で破った。前戦は2025年3月、佐野天馬に判定負けを喫している。戦績は6勝(4KO)4敗1分のサウスポー。2試合前は60kg、前戦は62.5kgで戦っており、一気に70kgへ上げての挑戦となった。


 1R、サウスポーの松本に小田は右ミドルで先制、松本は左右ローを蹴る。小田は右ミドルを狙い撃ちにし、強い右インローも蹴る。パンチで入って来る松本だが小田のブロックは堅い。打ち合いになったところで松本が思い切り振った左フックがヒットし、小田がダウンを喫する。すぐに立ち上がって左右フックで打ち合いに行く小田に松本は大きなフックを振り回す。松本のバッティングで試合は中断。再開後、すぐに初回終了。


 2R、勢いよく左右フックで攻める松本へ小田が右ストレートを放ってダウンを奪い返す。立ち上がった松本は左右フックで突進、小田は松本のフックをダッキングでかわしてのクリンチを繰り返してしまう。思い切り右フックを振る松本に小田はバランスを崩す。小田は離れ際の右フックを狙うも不発に。松本の気迫が目立った。


 3R、左右フックでの打ち合いとなるが小田はすぐにクリンチしてしまう。入り際にフックを当てる松本に対し、小田は離れ際を狙う。小田の胴廻し回転蹴りは不発。残り30秒で小田がワンツーの連打でラッシュ。松本も左右フックで迎え撃つが両者クリンチ。超接近戦で小田が左フック、ヒザと最後は攻撃をまとめた。


 判定は2-0で小田が勝利。3戦ぶりの白星を得た。

 

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