ジャパンキックボクシング協会「KICK Insist26」2026年3月15日(日)東京・後楽園ホール
▼トリプルメインイベント3 57.2kg契約 3分3R×瀧澤博人(ビクトリージム/WMO世界フェザー級王者)判定0-3〇モンコンレック・プンナコーン(タイ/元PRYDE TVフェザー級王者/ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級7位) 瀧澤は2024年7月にペットタイランドとのWMO世界フェザー級王座決定戦に挑むも5R判定1-2で惜敗し、王座奪取はならず。2025年11月、再度の挑戦でラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級5位チャイトーン ウォー・ウラチャー(タイ)をTKOで破り、WMO世界フェザー級王座に就いた。今回は同階級の現役ラジャランカーとの対戦を迎える。
1R、右ローとジャブの瀧澤にモンコンレックは左右のミドルハイを蹴って来る。モンコンレックは右ローに左インカーフも蹴り、左ミドル。モンコンレックの放った右ハイが瀧澤に浅くだがヒット。前に出る瀧澤にまたもモンコンレックは右ハイ。その後も左右ハイを連発。蹴りが多く出るモンコンレックに瀧澤はなかなか入れなかった。
2R、前へ出る瀧澤にモンコンレックは左インカーフからの左ハイ、右ローからの右ハイ。そのハイに瀧澤は軸足蹴りを合わせに行く。前蹴りから首相撲に持ち込むモンコンレック。一度組むと、瀧澤の技量を読んだのか首相撲を多用するように。首相撲からのヒザを蹴るモンコンレック。瀧澤はジャブもすぐに左ミドルを蹴るモンコンレック。右カーフを蹴り、前に出てきた瀧澤には左右ミドルでやはり近づけさせないモンコンレック。
3R、前に出てくるモンコンレックに右ヒジを放つ瀧澤にモンコンレックもヒジ。同時に出した右ヒジで瀧澤が後ろへ倒れそうになる。瀧澤は右カーフを狙い撃ちにするが、モンコンレックは前蹴りとミドルで近づけさせず、瀧澤がパンチの距離になると首相撲に持ち込んでゼロ距離にしてしまう。
残り1分、ジャブと前蹴りで逃げ切り態勢のモンコンレック。瀧澤が“来い”と手招きすると、モンコンレックは両手を広げて余裕の表情。首相撲になると瀧澤を投げる。瀧澤は右ストレートを放つがモンコンレックがかわして試合終了。
判定3-0でモンコンレックの勝利となった。
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▼トリプルメインイベント2 62.5kg契約 3分3R〇睦雅(ビクトリージム/WMOインターナショナル スーパーライト級王者)判定3-0 30-27×3×センタウィー・JF.プンパンムアン(タイ/ムエサイアム パクタワンオック ライト級王者)
睦雅は2023年3月にジャパンキックボクシング協会のライト級王者に。2024年7月にはWMOインターナショナル・スーパーライト級王座を手にしてジャパンキックの2024年度MVPを受賞した。ONE FFには2024年5月から参戦し、2連続KO勝利を飾って11連勝と勢いに乗っていたが、2025年1月のONF FFでダブルノックダウンから立ち上がれず、エー・ミウに逆転KO負け。
その後、再びONE FFで連勝したが、11月のジャパンキックで初代ONEキックボクシング世界フライ級王者ペッダムに判定で敗れた。2026年1月、ONE FFでチョー・スワー・ウィンにTKO負けで2連敗。戦績は23勝(14KO)7敗2分。倒すか倒されるかの試合を演じることから“職業・激闘”と呼ばれる。
1R、センタウィーは前足を上げ下げしながらパンチ主体に攻めてくる。右ストレートから左アッパーのセンタウィーは明らかにオーソドックスなムエタイとは違うリズムで、変則的なスタイル。睦雅は序盤は下がっていたが、左ボディ、右ボディストレートで応戦。
センタウィーは左フックからハイキック。睦雅は左右ボディの連打を繰り出す。どんどん前へ出てくるセンタウィーに睦雅は右ストレートを打つが、センタウィーは構わず前へ出て左フック。
2R、センタウィーの左ミドルに睦雅は左ローで対抗。左ミドルの蹴り合いから睦雅が左ハイ。センタウィーの前進に下がりながらも左ボディを打つ睦雅。センタウィーは左ミドルから右ヒジを振り下ろすが、睦雅が左ハイ、左右の連打。
睦雅の左右連打がヒットするも、センタウィーは打たれ強さを発揮して前へ。睦雅は左ロー。センタウィーはクリンチが増えて疲労が見える。センタウィーのアッパーに睦雅はフック連打を返す。
3Rも突進するセンタウィーに睦雅は右アッパーから左フック、右ロー。スピードが落ちたセンタウィーだが左ミドルを連打、睦雅はジャブを当ててロープ際へ追い詰めて右ロー、左フック。センタウィーもヒジを返す。睦雅の左右フックに棒立ちとなるセンタウィーだが、クリンチで耐える。
ならばと睦雅は左右ボディから左右フック。睦雅の左右フック、ヒジで頭部を揺らずセンタウィーだが倒れない。ジャブを返すセンタウィーに睦雅が飛び込んでの左フック、さらに右フック、飛びヒザ蹴りと猛攻を仕掛けたが、センタウィーは最後まで立ち続けた。
試合が終了すると、センタウィーは自分が勝ったとばかりにコーナーへ上って観客を煽る元気さ。しかし、判定はやはり睦雅の勝利となった。
睦雅はマイクを持つと「僕は今日の試合まだまだこんなもんだなって、自分のレベルがまだまだだなと感じました。前回、前々回と僕は2連敗しています。格闘家人生に火が付いて、もっと強くなりたいと思っていろいろ取り組みも変えているんですが、前回の試合からまだ1カ月とかなので人生そんな甘くないですね。まだまだだなと思いました。でも皆さんの応援があるので楽しく戦えるなと思って、僕の生きる道はリングの上だと再確認しました。必ず強くなって戻って来るので、今後もよろしくお願いします。そして、折れない気持ちを持っているファイターがここにいるよと思っているので、僕の気持ちを折れるようなファイターがいるのであれば戦ってみたいと思います」とアピールした。
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▼トリプルメインイベント1 スーパーフェザー級 3分3R〇馬渡亮太(治政館ジム/WMO世界スーパーフェザー級王者)KO 1R×ジョーンビック・ペットギャットペット(タイ/ムエサイアム パーカン フェザー級王者) 馬渡は長身から繰り出すしなやかなミドルキック、切るだけでなく倒すヒジ、首相撲からのヒザと、ジャパンキック屈指のテクニックを有する。2020年8月4日の旗揚げ戦でジャパンキックバンタム級初代王座に就き、2021年1月大会ではWMOインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦で勝利。2025年7月には同世界王座も獲得した。他団体やタイでも積極的に試合を行い、戦績は32勝(16KO)11敗2分。
1R、馬渡が右カーフキックからのスタート。ジョーンビックも前へ出てきて右ミドルから右フックを打つ。馬渡はローを背にしながらも右ローを蹴っていき、左ローで奥足も蹴る。ジョーンビックは左右フック、飛び込んでの左ヒジ。
馬渡は右カーフを蹴って離れ、左ミドル。その蹴り足をキャッチしたジョーンビックは飛びヒザに。首相撲になるとジョーンビックは離れ際にヒジを狙う。馬渡は右カーフと左インロー、左ミドル。ジョーンビック前へ出て左フックを狙うが、馬渡が組むような動作を見せてジョーンビックの両腕を上げさせたところへ左ボディの一撃。
この一撃でジョーンビックは悶絶、馬渡のKO勝ちとなった。
馬渡はマイクを持つと「最後のボディ以外は俺がやりたいムエタイじゃなかったので、ちょっとやべぇって思っちゃって。まだまだ練習とかダメだなと思って。本当はもっと強いので。4月5日、試合をやります。ここ後楽園ホールで近々ビッグマッチが発表されると思うので皆さん、注目しておいてください。本当にこんなんじゃないんですよ。蹴りとかもっと凄いので。明日から練習します」と、次戦のアピールと反省のマイク。
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▼ダブルセミファイナル第2試合 54kg契約 3分3R―西原茉生(治政館ジム/ジャパンキック認定フライ級王者)試合中止―乙津 陸(KNOCK OUTクロスポイント大泉/KNOCK OUT-REDバンタム級王者)
この試合は前日計量で、乙津が1.35kgオーバー。再計量でも55.15㎏で契約体重(54㎏)より1.15㎏オーバーとなり両者協議の結果、試合中止となった。