▼第10試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
〇ジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)
判定3-0 ※30-27、29-27×2
×サリムカーン・イブラギモフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB)
※サルシチャが準々決勝へ進出。

身長191cmのサルシチャは、今年6月にブラジル・クリチバで開催された『K-1 WORLD MAX 2025 -70kg 南米ラウンド』に出場し優勝をはたした。高身長ながらバックスピンキックなど多彩な蹴り技を放つなど、テクニシャンでもある。元WGP Kickboxingスーパーミドル級(-78.1kg)王者で、“ブラジルの巨神”と恐れられている。

イブラギモフは、WBCムエタイ世界王者で蹴りとパンチのバランスがとれたトータルファイターだ。レスリングや柔術をバックボーンに持ち、アマチュアムエタイの経験も豊富。21年12月にはGLORYライト級8位のブルーノ・ガザーニから判定勝利している。

前日計量でイブラギモフは600グラムオーバー。サルシチャがトーナメント戦での対戦を望んだためトーナメント戦として行われるが、イブラギモフは減点1から試合開始、ファイトマネーから20%没収となる。

1R、サルシチャの右ハイ、左ローからスタート。サウスポーのイブラギモフの左ミドルにはサルシチャが左ボディを返す。左フックの打ち合い。イブラギモフのローでサルシチャは転倒する。イブラギモフの強烈な左右ローからの左右フック、サルシチャは前に出てパンチを打つが、そこへイブラギモフが左インローを蹴る。

2R、左ミドルから左右フックのイブラギモフは強烈な左インロー、これにサルシチャが下がる。サルシチャも左右フックで前へ出るが、イブラギモフはバックハンドブロー。しかし、これはヒジ部分が当たったため注意を受ける。サルシチャが後ろ廻し蹴りの空振りから左右フック、ヒザ蹴りからの左アッパーでダウンを奪う。左ミドルを蹴るイブラギモフへサルシチャは左右のパンチを出しながら前へ出る。

3R、サルシチャが横蹴りでボディを蹴る。つかんでしまうイブラギモフ。離れるとバックハンドブローを放つ。左右フックで前に出るイブラギモフにサルシチャはヒザを突き刺す。このヒザを嫌がるイブラギモフは胴に組み付き警告。サルシチャの横蹴り、イブラギモフのバックハンドブローはブロックされる。前に出るサルシチャは後ろ蹴りを繰り出し、バックハンドブローを出そうと回転したイブラギモフに左右フック。サルシチャが胴廻し回転蹴りを放つと、イブラギモフも後ろ廻し蹴りを見せたが両者空振り。






