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レポート

【K-1】-70kg世界最強決定トーナメントでオウヤン・フェン、コプリヴレンスキー、KOでフェルドンク、KOで木村ミノル、アカピャン、ラジジ、KOでカマラ、サルシチャ勝ち上がり。金子晃大が2度ダウンを奪い池田にリベンジ、松谷綺が判定2-1で初防衛、所英男の弟子・長野将大が腕十字、カリミアンvs.トループの因縁対決は結果保留、サッタリ豪快KO勝ち

2025/09/07 12:09

▼第16試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント開幕戦 3分3R延長1R
〇ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)
判定3-0 ※30-29×3
×デニス・タプ(モルドバ/MSGYM FIGHT CLUB)
※コプリヴレンスキーが準々決勝へ進出。


 コプリヴレンスキーは、昨年のK-1 WORLD MAXで優勝した後、10月に小田尋久と対戦もダウンの奪い合いの激闘となりあわやというシーンが飛び出した(コプリヴレンスキーの延長判定勝ち)。そして12月の和島大海戦では再びダウンを喫しての判定負けとなり、牙城が崩れ落ちてしまった。だが地元のブルガリアで今年5月にアブドゥライエ・ディアロから判定勝ち、7月はクビライ・タルハンを飛びヒザ蹴りでKOし勢いを取り戻しての今回となる。


 タプは、グレコローマンレスリングをバックボーンに持つパワー系の選手で、15歳からムエタイを始めるとモルドバやイタリアのタイトルを総ナメにしている。計量時にハンバーガーを持参して食べたことから、“ハンバーガーキング”と呼ばれている。


 1R、コプリヴレンスキーは前蹴りから飛びヒザ蹴り、すぐにハイキック。タプはコプリヴレンスキーのジャブに左ハイを合わせようとする。コプリヴレンスキーのワンツーには右ストレート。コプリヴレンスキーのバックハンドブローに右フック。思い切ったワンツーを打つタプだが空振り、逆にコプリヴレンスキーは右ストレートを当てる。


 2R、ジャブで前に出るコプリヴレンスキーは、タプが前に出てくると左ミドル、前蹴り、ヒザを突き上げる。コプリヴレンスキーの右ローに右ストレートを合わせるタプは強い右ローを蹴る。コプリヴレンスキーは右ミドル。


 随所でジャブを上手く使うコプリヴレンスキー、タプは右カーフ。左ボディと右フックを連打するタプにコプリヴレンスキーはワンツー。右ローを連打するタプにはコプリヴレンスキーがバックハンドブロー。


 3R、タプは左右の足を上げてフェイント、左右フックを放つがコプリヴレンスキーはかわしてジャブを打つ。コプリヴレンスキーのワンツー、左ハイ。タプは左右フックから左ハイを蹴るが、なかなかコプリヴレンスキーを捉えることが出来ない。逆にコプリヴレンスキーはジャブ、左右ロー、前蹴りを当てていく。コプリヴレンスキーは前蹴り。攻撃を交換するような一進一退の攻防が続くが、ディフェンスはコプリヴレンスキーの方が上でヒット数も多い。


 コプリヴレンスキーが判定3-0で連覇へ向けてのスタートを切った。

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