2026年3月14日(日本時間15日)米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXにて、『UFC Fight Night: Emmett vs. Vallejos』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。
▼フェザー級 5分5R〇ケヴィン・ヴァシェホス(アルゼンチン)18勝1敗(UFC4勝0敗)※UFC4連勝[1R 3分33秒 TKO]×ジョシュ・エメット(米国)19勝7敗(UFC10勝7敗)
フェザー級5分5R。エメット11位、ヴァシェホス14位。
エメットは41歳。UFC戦績10勝6敗(4KO勝ち)。キャリアでは19勝6敗(7KO、2一本勝ち)。フェザー級ランカー最年長。チーム・アルファメール所属で、ユライア・フェイバーのようにステップを駆使しつつ、オーバーハンドの右を打ち込んでKOを狙っていくスタイル。2019~2022年まで5連勝し、2023年にはヤイール・ロドリゲスとの暫定王座決定戦に出場したが、その試合から1勝4敗と大きく負け越している。ただ、負けた相手がロドリゲス、トプリア、マーフィー、ザラルと、現在のトップランカー(トプリアはライト級王者)のために仕方ない部分もある。マーフィー戦も、必殺の右がヒットせず空回りした展開となったが、内容は僅差。しかし、前戦のユーセフ・ザラル戦では、テイクダウンされて横三角→腕十字と極められ、何も出来ずに完敗している。
アルゼンチンのヴァシェホスは24歳。UFC戦績3勝0敗(2KO勝ち)。キャリアでは17勝1敗(12KO、2一本勝ち)。2023年のDWCSで現ランカーのジェアン・シウバに判定負けしたのが唯一の黒星。フェザー級では2番目に若く、ランカーでは最年少。バックボーンはボクシング。エメット同様、フェザー級ファイターとしては小さめだが、飛び込んでパンチを打ち込むスタイル。昨年3月のUFCデビュー戦ではUFC10戦(4勝6敗)のベテラン・チェ・スンウから右オーバーハンドでダウンを奪ってのパウンド連打でKO勝ち。2戦目はUFC2連勝中のダニー・シウバに打撃で上回り判定勝ち。昨年の最終大会では、UFC3戦目にしてランカーのギガ・チカゼとの対戦が組まれた。1Rはリーチ差のあるチカゼのミドルをもらう展開だったものの、2R目に右オーバーハンドで飛び込むと、ケージ際でバックブローをヒットさせてダウンを奪い、パウンド連打でKOした。UFCではグラウンドになる場面もあったが、すぐにスタンドの展開に戻っており、寝技の実力は未知数。
1R、両者オーソドックス。ケージ際をサイドステップするエメット。徐々に圧を掛けていくヴァシェホス。詰めたヴァシェホスにエメットがタックルに入るが、切って離れるヴァシェホス。右を振ったヴァシェホス。ヒット!ダウン気味に倒れたエメットだが、すぐに立ち上がり離れる。ヴァシェホスのワンツーがヒット。詰めてエメットにケージを背負わせる。
エメットが飛び込んだが、そこにパンチを合わせたヴァシェホス。飛び込んだエメットにカウンターの右がヒット! さらに右を入れるとエメットがダウン! パウンド連打しバックから殴る。エメットが立ち上がるとヒザ。向き直ったエメットが大きな右を振ったがよろめいている。ヴァシェホスはエメットの立ち際にパンチからヒザの連打! 頭を抱えて打たれ続けるエメット。腰が落ちて崩れたところでレフェリーのハーブ・ディーンが止めた。
初メインのヴァシェホスがカウンターからのラッシュで1R3分33秒、TKOでエメットを下した。
UFC4連勝をマークした勝者は、「何よりもまず、神様に感謝します。神様がいなければ、ここにいることはなかったでしょうから。ジョシュ・エメットには心からの敬意を抱いています。彼の凄まじいノックアウトを見て育ちました。正直に言うと、ここに来る時は少し不安もありました。でも、どうでしょう? ここに来ることができたし、神様には計画がある。僕たちはそれを尊重している。(ゲームプランはカウンターを狙うというものだったのか?)そうだな。それがプランの一部だと分かっていた。僕たちはカウンターを打てるし、すべて対応できると分かっていた。聞いてくれ、彼はベテランだ。手口はいつも同じ。今回も同じ手口で来た。僕らはそれに対応し、解決したんだ。(トップ10入りしたら次は誰と戦いたい?)アルゼンチンの皆さん、夢を見続けてください。世界チャンピオンが誕生するから。私は信じています」と語った。
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▼女子ストロー級 5分3R〇ジリアン・ロバートソン(カナダ)17勝8敗(UFC14勝6敗)※UFC5連勝[判定3-0] ※29-28×3×アマンダ・レモス(ブラジル)15勝6敗1分(UFC9勝6敗1分)
女子ストロー級。レモス5位、ロバートソン8位。もともと昨年12月に組まれていた試合で、試合当日にレモスの口の負傷によりコミッションから出場許可が下りず、今回に延期されている。
ブラジルのレモスは38歳。UFC戦績9勝5敗(3KO、2一本勝ち)。キャリアでは15勝5敗1分(8KO、3一本勝ち)。女子ストロー級では3番目の年長。UFC2戦目からストロー級に落とし5連勝。魅津希からもパンチでダウンを奪い判定勝ちしている。女子ストロー級ではNo.1のストライカーで、ノックダウン奪取は6回と女子ストロー級最多。一方で、グラップラーをやや苦手としており、直近の敗戦はいずれも組みで劣勢となり敗れている。23年8月に当時の王者ジャン・ウェイリーとタイトル戦で対戦するも、テイクダウンされる展開で判定負け。前戦は元レスリング銀メダリストのタティアナ・スアレス戦で、前半は組まれてコントロールされる展開が続き、3Rにテイクダウンを防いで打撃を入れる展開で盛り返したものの、逃げ切られて判定負け。
カナダのロバートソンは30歳。UFC戦績13勝6敗(3KO、7一本勝ち)。キャリアでは16勝8敗(3KO、9一本勝ち)。7一本勝ちはUFC女子ファイター史上最多。フィニッシュ勝利10回は女子最多タイ(アマンダ・ヌネスが同数で1位タイ)。ストロー級に落としてからは5勝1敗で4連勝中。バックボーンは柔術で、以前はテイクダウンから極めを狙っていったが、最近はポジションを取ってからダメージを与えるパウンドを入れるようになり、4連勝中にも2度パウンドでのKO勝ちがある。押さえ込んでのコントロールに安定感があることで、強いパウンドを入れられるようになった結果、フィニッシュの種類が増えている。
1R、両者オーソドックス。ジャブを突くレモス。スイッチを繰り返す。腹に前蹴りを入れる。ロバートソンは首相撲に抱える。ケージに押し込んだレモス。入れ替えたロバートソンがケージに押し込むが、引き剥がして離れたレモス。強烈なカーフキック。間合いを詰めるロバートソンだが、下がりながらパンチを入れるレモス。ケージに押し込んでタックルを狙ったロバートソン。シングルレッグ。片足でこらえていたレモスだがテイクダウン。レモスは後転スイープで起き上がった。なおもタックルに入るロバートソンをがぶると、側頭部にヒジを打ち込むレモス。ロバートソンを寝かせて上を取るとアームロックを狙う。さらに首に腕を巻いてチョークを狙ったが、反転して外したロバートソン。バックを取ったロバートソンに対し、レモスが立ち上がりスタンドバックに。クラッチを切って離れた。残り20秒。積極的にパンチを打って出るレモス。左ハイ。ロバートソンも下がらず出ていく。1R終了。
2R、レモスがスイッチを繰り返しながらパンチを入れる。さらにカーフキック。蹴り足の戻り際を狙ってタックルに入ったロバートソン。テイクダウン。ロバートソンが担ぎパスでサイドを取った。上四方に回ってレモスの頭をまたいだロバートソン。亀になるレモスのバックに回ると、寝かせて自分からハーフにして押さえ込んだ。レモスが体を起こそうとすると、首をギロチンに抱えて寝かせる。残り30秒で押さえ込みからパンチを入れるロバートソンだが、レモスが立ち上がり逆にテイクダウン。ロバートソンが下から蹴って立ち上がる。残り時間わずかでパンチで出るレモス。2R終了。
3R、圧を掛けるレモスだが、ロバートソンがタックルを狙う。右脇を差してケージに押し込んだ。引き剥がすレモス。ロバートソンが圧を掛けてケージを背負わせるとタックルに入る。テイクダウン。寝かされずに立ち上がったレモス。ロバートソンはがぶって頭部にヒザを入れる。引き剥がしたレモス。ロバートソンは距離を離さずタックルに入りシングルレッグに。倒され際にレモスが腕十字!しかし外したロバートソン。立とうとしたレモスをハーフで押さえ込んだ。残り1分半。ヒジを入れたロバートソン。起き上がろうとするレモスにパンチを入れる。スクランブルを狙ったレモスを押さえ込み続けるロバートソン。残りわずかでパウンドを入れた。タイムアップ。
判定三者29-28でロバートソンが勝利!
上位ランカーを下したロバートソンは、試合後のインタビューで、「最初は辛かったけど、2Rから自分が優勢になった。5連勝して、テイクダウン最多の記録を作ってベルトに挑戦したい」とコメントした。
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▼フェザー級 5分3R〇ホセ・ミゲル・デルガド(メキシコ)11勝2敗(UFC3勝1敗)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×アンドレ・フィリ(米国)25勝13敗(UFC13勝12敗)
フェザー級。Tapologyのランキングは80人中フィリ38位、デルガド36位。
フィリは35歳。UFC戦績13勝11敗1NC(4KO勝ち)。キャリアでは25勝12敗(10KO、3一本勝ち)。チーム・アルファメール所属で、ボクシングで勝負するストライカー。UFC25戦で、最高3連勝が1度もないが、2連敗もない(ノーコンテストを挟んでの連敗はある)。2022年からは4年連続で1勝1敗。負けた相手の半数以上が後のランカーで、中堅のポジションに定着している。それだけに、対戦相手にとっては、上に行ける可能性を持った選手なのかのリトマス試験紙の役割を果たす選手と言える。
メキシコ系アメリカ人のデルガドは27歳。UFC戦績2勝1敗(2KO勝ち)。キャリアでは10勝2敗(6KO、4一本勝ち)。MMA Lab所属で、5月に現役復帰戦を行うベンソン・ヘンダーソンと同門。フェザー級で188cmあるリーチを武器にしたキックボクサー。2022年のプロデビューから、勝った試合はすべてフィニッシュしており、昨年2月のUFCデビュー戦からは2連続1RKO勝利。しかし、初の国外となった前回のアブダビ大会では、体重オーバーした上に(あるいはしたために)動きに精彩を欠き、ナサニエル・ウッドに1Rはダウンを奪ったものの、次第に失速して判定負けでUFC初黒星を喫している。
1R、両者オーソドックス。右ミドルを入れたデルガド。さらにスイッチして左ミドル。ジャブ、前蹴りで詰めていくデルガド。パンチの連打で詰めたデルガドにフィリの右がヒットし膝をついたデルガド。効いた!立ち上がりタックルに入り凌いだデルガド。離れる。間合いを詰めるフィリがジャブをヒット。左ミドル。お互いスイッチを繰り返す。ダウンを喫してから出られなくなったデルガド。逆にフィリが詰めてワンツーを打ち込む。デルガドの右の打ち終わりにフィリが右をヒットさせた。残り30秒。フィリの右オーバーハンドがヒット。残りわずかでタックルに入ってテイクダウンしたフィリ。デルガドがすぐに立ち上がるが、ケージに押し込むフィリ。1R終了。
2R、スイッチをしながら前に出ていくフィリ。ジャブをヒット。カーフを蹴るデルガドだが、ケージを背負う。タックルに入ったデルガド。小手を巻いて切ったフィリ。離れる。またフィリがジャブでプレッシャーを掛ける展開に。左を打ち込みヒット。バックスピンキックを見せるデルガド。左ハイ。パンチの連打で出た。デルガドがヒジを入れると首相撲からヒザの連打。凌いだフィリ。右ハイを出した。デルガドが先に蹴りを当てていく展開に。デルガドがシングルレッグ。テイクダウン。ハーフで押さえ込んだデルガド。ヒジ!スイープして立ち上がったフィリ。左ミドル。デルガドも前蹴りを返す。残り10秒で飛び込んだデルガドにフィリがシングルレッグでテイクダウンを奪うが、デルガドは下からヒジを入れる。2R終了。
3R、前に出てきたフィリ。圧を掛けてケージを背負わせた。フィリが左右のパンチをヒット。デルガドのカーフキック。前蹴り。フィリは右オーバーハンドを返す。デルガドの左ハイは腕でブロックしたフィリ。右ミドルを出したフィリだが、肘でブロックされて足を引いた。蹴った足を痛めたか。足を引きずっている。デルガドはインロー。距離を取るデルガドを追えないフィリ。残り30秒。デルガドが出たタイミングでタックル!テイクダウン。立ち上がるデルガドを投げて上を取ったフィリ。最後はパウンドを打ち込む。タイムアップ。
判定29-28デルガド、29-28フィリ、29-28デルガド。2-1のスプリットでデルガドが勝利。
ベテラン超えを果たしたデルガドは、試合後のインタビューで「すごい試合だった。フィリに感謝している。ホロウェイとの試合などをずっと昔から見てきたんだ。彼と試合ができて光栄だ。前回は負けて最悪だった。もっといいパフォーマンスがしたかった、勝ててよかった」と答えた。
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▼ライト級 5分3R〇マルワン・ラヒキ(豪州)8勝0敗(UFC1勝0敗)[2R終了時 TKO] ※アゴ負傷×ハリー・ハードウィック(英国)13勝5敗1分(UFC0勝2敗)
フェザー級。Tapologyのランキングは80人中ラヒキはデビュー戦のためランク外、ハードウィック85位。
モロッコのラヒキは23歳。UFCデビュー戦。キャリアでは7勝0敗(6KO、1一本勝ち)。オーストラリア在住で、Eternal MMAやHEXでキャリアを重ねた。プロデビューからわずか1年半で6連勝・全フィニッシュ勝利しDWCSに出場。1Rに右オーバーハンドを被弾して完全に効かされ、パウンドでKO寸前まで追い込まれたところから、強烈な打撃で盛り返し、最後はアッパーでKO勝ちしてUFC契約をゲット。パンチのコンビネーション、ヒザ、ヒジ、バックスピンキックなどの蹴り技など、多彩な打撃を武器にしたストライカー。組んできた相手へのギロチンも得意としている。DWCSの激闘が認められUFC本戦デビューがいきなりメインカードとなったが、DWCSで激闘になるほどピンチに陥ったということでもあり、実力が問われるのはここから。
英国のハードウィックは31歳。UFC戦績0勝1敗。キャリアでは13勝4敗1分(3KO、4一本勝ち)。元ケージウォーリアーズ・フェザー級王者で、キックボクシングが主体のスタイル。昨年9月のフランス大会で、ランカーのファレス・ジアムが家族に不幸があり急遽欠場。直前のため、減量が間に合う階級下のハードウィックにオファーがあり、ライト級でUFC2勝1敗のカウエ・フェルナンデシュとの対戦が実現した。しかし、試合ではフェルナンデシュの強烈なカーフキックにより、2分少々で両足を効かせられてしまいKO負け。何もさせてもらえなかった。今回の試合に向けたトレーニングついて聞かれた際には、自虐的に「ローキックの防御」と答えている。
1R、オーソドックスのラヒキにサウスポーのハードウィック。ラヒキの蹴りをキャッチしたハードウィック。そのまま背中に乗った。四の字ロックでバックについたが、足のフックを解除して外したラヒキ。打撃戦に。ハードウィックのパンチがヒットするが、ラヒキのカーフキックをもらって顔を歪めるハードウィック。蹴られた足を引いてサウスポーにスイッチする。ラヒキの蹴りをキャッチしてパンチで出る。左右のパンチで出るラヒキ。連続でヒットするが、逆にハードウィックのパンチも被弾している。またカーフの蹴り合い。ラヒキのワンツーがヒット。さらにカーフキック。ラヒキがバックスピンキックを入れたところで1R終了。
2R、ハードウィックのパンチがヒットするが、ラヒキが右ハイを打ち込むと後退。ケージを背負うハードウィック。ラヒキが左右のパンチでラッシュ!ハードウィックが再び出るが、左右のフックがヒットしハードウィック効いた!またケージを背負うハードウィック。ラヒキが連打を打ち込むが、ハードウィックがパンチを返すとヒット。前に出ていくハードウィック。ラヒキはジャブからバックスピンキックをボディに入れる。しかし背中を向けたところで組んだハードウィックがテイクダウン。ラヒキが倒され際に反転して上を取った。ハードウィックのガードに。ハードウィックが足で距離を作り立ち上がる。残り30秒。距離を取るハードウィック。ラヒキも無理に追っていかず2R終了。
2R終了後、ハードウィックがアゴを負傷しており続行不能に。UFCデビュー戦のラヒキが2R終了後TKOで無敗をキープした。
勝ったラヒキは「このために練習してきたんだ。フィニッシュしてデビューを飾りたかった。アゴを折るのではなく、早いノックアウトをしたかった。彼のおかげで、違う自分を引き出せたと思う」と語り、次はいつ試合をしたいかと問われると、「すぐに戻りたい。いつも練習しているんだ。シドニーで試合をしたかったけど試合がなくて、モロッコに戻ったらこの試合のチャンスをもらったんだ。ボーナスを貰えれば自分の人生も変わると思う」とコメントした。
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▼ライトヘビー級 5分3R〇イオン・クテラバ(モルドバ)20勝11敗1分1NC(UFC10勝9敗1分1NC)[1R 4分24秒 ギロチンチョーク]×ウマル・シー(フランス)12勝2敗(UFC3勝2敗)
ライトヘビー級。Tapologyのランキングは42人中クテラバ21位、シー19位。
モルドバのクテラバは32歳。UFC戦績8勝10敗1分(4KO、1一本勝ち)。キャリアでは19勝11敗1分(13KO、3一本勝ち)。10年前、22歳でUFCデビューして10年になる。現UFCファイターで、勝ちが1桁で負けが2桁ある3選手のうちの1人(他はマルク・アンドレ・バリオー6勝10敗とニコ・プライス8勝10敗)。2022年に3連敗したが、そこから3勝2敗でギリギリ生き残っている。柔道・サンボがバックボーンだが、MMAではKO勝ちが多いストライカー。組んでのダーティボクシングや、四つからのテイクダウンからの攻めを得意としている。
フランスのシーは30歳。UFC戦績3勝1敗(1KO、1一本勝ち)。キャリアでは12勝1敗(5KO、4一本勝ち)。213cmの長いリーチを活かし、テイクダウンからのパウンドで攻めるスタイル。UFCデビューから2連勝し、3戦目で早くもランカーのアロンゾ・メニフィールドと対戦するチャンスを得たものの、消極的な戦い方で判定負けし、キャリア初黒星を喫している。前戦は、ブランジソン・ヒベイロからテイクダウンを奪い、バックからのパウンドで1RKO勝ちした。
1R、両者オーソドックス。蹴りで牽制するクテラバ。ジャブ、前蹴りを見せるシー。圧を掛けるシーだが、クテラバは下がらず打撃を入れる。組んでいくクテラバ。四つでクラッチするとケージに押し込んだ。クテラバが四つから投げてテイクダウン。ケージ際まで移動したシーが上を取り返す。
クテラバが立ち上がるとタックルに入るシー。テイクダウンしたが、倒され際に上を取り返したクテラバ。パウンドを打ち込んでいく。下からクテラバの足に外掛けでフックしたシー。サドルロックから足関を狙うが、クテラバが足を引き抜いて防ぐと上から押さえ込んだ。タックルに入るシーにクテラバがギロチンで引き込んだ。そのまま後方回転してマウントで絞めるとシーがすぐにタップした。
1R4分24秒、ギロチンチョークでクテラバ勝利。
勝ったクテラバは、試合後のインタビューで、「やあラスベガス! ここに住んでいるから、色んな人を知っている。UFC、4月4日(APEX大会)でまた試合をさせてくれ。クレイジーな要求だと思うが、UFCはクレイジーなやつが好きだろ? みんな戦士で、今までよりもこれからのこと、前進することが大事だ」とコメントした。
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▼フライ級 5分3R〇チャールズ・ジョンソン(米国)19勝8敗(UFC8勝6敗)[判定2-1] ※30-27, 29-28, 28-29×ブルーノ・シウバ(ブラジル)15勝8敗2分(UFC5勝5敗)※ロニー・カヴァナ(英国)9勝1敗(UFC2勝1敗)
フライ級。ジョンソン14位、シウヴァ15位。
当初はシウヴァとロニー・カヴァナの対戦が組まれていたが、先月のメキシコ大会でモレノと対戦が組まれていたアスー・アルマバエフが欠場。急遽、カヴァナが2週間前倒しでモレノ戦に抜擢され、シウヴァの相手には、1月にKOされたばかりのジョンソンがスクランブル出場を果たした。
ジョンソンは35歳。UFC戦績7勝6敗(3KO勝ち)。キャリアでは18勝8敗(7KO、4一本勝ち)。バックボーンはムエタイで、長身・長いリーチを活かしたストライカー。現王者ヴァン、先日モレノに判定勝ちしたロニー・カヴァナをともにKOしてUFC唯一の黒星をつけているプロスペクトキラーだが、1月の前戦は、体重オーバーしたアレックス・ペレスに1Rで左フックで意識を飛ばされ、キャリア初のKO負けを喫している。ヴァン戦・カヴァナ戦は前半打たれたところからの逆転勝ちだったが、年齢的にもダメージの蓄積の不安が出てくる頃。このタイミングでのショートノーティスでの出場は吉と出るか凶と出るか。
ブラジルのシウヴァは35歳。UFC戦績5勝4敗1NC(3KO、2一本勝ち)。キャリアでは15勝7敗2分(6KO、5一本勝ち)。UFCでの5勝すべてがフィニッシュしての勝利で、打撃・寝技のどちらでもフィニッシュが狙えるオールラウンダー。長年ファイトレディMMAでヘンリー・セフードのチームメイトだったが、2024年からATTに移籍している。一時4連勝していたが、マネル・ケイプとジョシュア・ヴァンに連敗。ヴァンはシウヴァに勝った同月に、負傷欠場したケイプの代役としてブランドン・ロイバルと対戦。判定勝ちしたことで、タイトル挑戦のチャンスを掴んでいる。昨年10月の前戦は、Road To UFCシーズン1ウィナーのパク・ヒャンソンと対戦。オッズではアンダードッグだったが、打撃で上回り、最後はテイクダウンからバックに回ってのチョークで一本勝ち。
1R、サウスポー構えのジョンソンにシウヴァはオーソドックス。プレッシャーを掛けるシウヴァ。ケージ際まで下がったジョンソンだが、パンチで飛び込んでタックルに入る。受け止めたシウヴァ。ボディにヒザを入れるジョンソン。離れた。左をヒットさせたジョンソン。前蹴り。タックルに入ったが、シウヴァが切った。圧を掛けてケージに詰めたシウヴァがタックルに入るが、ジョンソンが受け止めると離れる。圧を掛けたシウヴァの右フックがヒット。手が出ないジョンソン。シウヴァが組んでケージに押し込むと両脇を差した。ヒジ・ヒザを入れて引き剥がしたジョンソン。シウヴァはアッパーを入れる。ジョンソンが手を出したところでシウヴァがアッパーをヒット。徐々に手数を増やしてきたジョンソン。ハイキック。ケージに詰めるシウヴァにパンチを入れるジョンソン。1R終了。
2R、圧を強めるシウヴァ。ジョンソンはケージを背負いサークリング。シウヴァが詰めてタックルに。ジョンソンがヒザを返すと離れた。パンチからタックルに入ったシウヴァ。ジョンソンはケージでこらえる。放した。パンチで出たジョンソンにシウヴァの前蹴りがローブロー。タイムストップ。すぐに再開。右を入れるシウヴァだが、ジョンソンも前に出てきた。シウヴァがタックル。受け止めてヒザを入れるジョンソン。ケージを背負うジョンソンにパンチを入れるシウヴァ。アッパーもヒット。ハイを出したジョンソンだがブロックされる。ケージ際から出られないジョンソン。近い間合いで蹴りが出せないジョンソン。シウヴァがタックルに入ったところで頭が当たりタイムストップ。再開。しかし直後に今度はシウヴァのローブローがあり、残り30秒でまたタイムストップ。再開。ジョンソンがシングルレッグを狙ったが倒せず。シウヴァが左ミドルをヒットさせて2R終了。
3R、前蹴り・左ハイを出すジョンソン。ジャブ、前蹴り、インローと蹴りを増やしてきた。シウヴァは組んでケージに押し込む。両脇を差した。引き剥がすジョンソンだが、シウヴァがまた組んでケージに押し込んだ。入れ替えるジョンソン。離れたが、シウヴァがアッパーをヒットさせて間合いを詰める。回転の速いパンチを打ち込むとケージに押し込んだ。残り2分半。離れるシウヴァだが、近い間合いをキープ。アッパーを連打したジョンソン。タックルに入る。切ったジョンソン。離れるが、ジョンソンがすぐに組みに行く。首相撲からヒジを入れたジョンソン。離れる。すぐに距離を詰めるシウヴァに右ボディを入れたジョンソン。残り1分。ジャブ・アッパー、右のヒジと打ち込むジョンソン。ようやく手数が出てきたジョンソン。右のヒジを打ち込む。シウヴァも下がりながらパンチをヒットさせた。タイムアップ。
ジャッジは割れて29-28ジョンソン、29-28シウヴァ、30-27ジョンソン。2-1のスプリットでジョンソン勝利。接戦を競り勝ったジョンソンは「奴の頭が固くて、どこにも行かないって分かってた。いまチャンピオンはジョシュア・ヴァンだ。俺はあいつをノックアウトした。6位の(ロニー)カヴァナもノックアウトした。だから、トップ5の誰かと戦いたいな。トップ7なら誰でも構わない。前回の試合は思うようにいかなかったけど、これは神様のタイミングだし、俺はこのスポーツが大好きなんだ、ベイビー。さあ、行こうぜ。
(それがチャールズ、君のファンが君を好きな理由だよ。君はいつでもどこでも誰とでも戦うし、本気を出せばその中の何人かを倒せるってことを証明してきたから。トップ5の相手って、誰のこと?)
俺とブランドン・ロイヴァル(4位)はLFAで素晴らしい試合をした。もし彼が空いていればね。彼のことは、死ぬほど好きだ。でも、そろそろその時が来たと思うんだ。再戦する必要があるかもしれない。彼か、あるいは絶対にファッ〇ン・グッチ(堀口恭司・5位)と戦いたい。彼はレジェンドだ。あるいはアスー(アルマバエフ・7位)も理にかなった試合になる」と語った。
また、バックステージでの公式インタビューでは、「最高の気分だ。ブルーノは万全の態勢で、強かった。彼はこの世界でもトップクラスのベテランとして長い間ランキングに名を連ねており、誰にとっても手強い相手だ。僕の調子? 最高だったよ。まるで長期の合宿のような感覚だった。前回の試合から取り戻したいことがあったし、まだ改善すべき点もあった。前回の試合から今回の合宿にかけて、その試合の中で課題を克服していると感じていた。それが進歩であり、ジムに戻って取り組める課題だ。僕はまだ完璧なファイターじゃないし、完璧なファイターなんていないと思う。
また仕事に戻れたことにも感謝しているし、僕の心構えは、ただ緊張を振り払うことだった。すごく緊張していたし、普段はよく緊張する方だけど、今回は本当に良い試合をしたかったんだ。それで、ただ祈って神に委ね、相手にプレッシャーをかけようと努め、コーチたちが実行してほしいと望んでいたことを考えた。ケージに入ってラウンドが進むにつれて、動きやすくなってきたんだ。どのラウンドも勝ちたいと思ってたし、驚いたのは、30-27の判定がひとつだったこと。彼が勝ったなんて変だなと思ったよ。
2Rの間、彼は僕を後退させながらパンチを放ってきたけど、僕はそのパンチをすべてブロックした。僕はクリーンヒットを次々と決め、彼は何度も外していたから、僕はクリーンヒットのコツをたくさん学べた。相手をボロボロに叩きのめしたんだ。いろんなパンチを当てていたのに、判定結果がすごく不思議だったけど、勝てたことにはただ感謝しているよ。UFCがどう判断するかは、彼らの裁量に任せる。僕は何も急いでいないし、あの連中をすごく尊敬している。名前を挙げた選手たち、ノックアウトしたと言った相手でさえも、彼らを尊敬している。このフライ級は最高だし、ただワクワクしているよ、マジで。
この階級での試合は最高だったよ。君が言った通り、セントルイスでの314の日だった。あのスピリット・ボムが、僕を3Rまで支えてくれたんだ。3Rの時はただこう考えていた。“これこそが、名場面が生まれる瞬間だ。これこそが、キャリアを築く瞬間だ”ってね。だから“ここに入って、このラウンドを勝ち取らなきゃ”って。だから3Rは、ただ頭を下げて、ひたすら前に突き進むようにしたんだ」とコメントしている。
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▼ウェルター級 5分3R〇ムフクティベク・オロルバイ(キルギス)16勝2敗(UFC5勝1敗)[判定3-0] ※30-27×3×クリス・カーティス(米国)32勝13敗(UFC6勝5敗)
ウェルター級。Tapologyのランキングは76人中カーティス26位、オロルバイ24位。上の階級から落としてきたカーティスと、下の階級から上げてきたオロルバイの対戦。
カーティスは38歳。UFC戦績6勝4敗1NC(3KO勝ち)。キャリアでは32勝12敗(15KO、3一本勝ち)。重いパンチが武器のストライカー。2018年のDWCSで勝ってもUFCと契約できず。PFLを経て、2021年に代役でUFC出場のチャンスを掴むと、ミドル級で3連勝しランキングにも入った。その後、ランカークラスが相手になると、2勝4敗1NCと勝てなくなり、前戦からはUFC参戦前のウェルター級に落としている。初戦でUFC8勝9敗の中堅・マックス・グリフィンにほぼ互角の内容でスプリット判定勝ち。ウェルター級時代の倒せるパンチがあるかどうかはわからなかった。
キルギスのオロルバイは28歳。UFC戦績4勝1敗(1KO、2一本勝ち)。キャリアでは15勝2敗1分(7KO、6一本勝ち)。UFC4勝1敗だが、初戦のウェルター級後にライト級に落としたものの、続く2戦は体重が落とせずキャッチウェイトの試合に。昨年6月のアゼルバイジャン大会では、UFC初参戦のトフィック・ムサエフに1Rキムラで勝利している。前戦からはウェルター級に戻したが、前戦もミドル級から落としてきたジャック・ハーマンソンと対戦。ケージに追い込んだ右フックで意識を飛ばし、1RKO勝ちした。
1R、サウスポーのカーティスにオロルバイはオーソドックス。右ハイを出したオロルバイ。ジャブを突いてヒット。オロルバイがタックルに入る。尻餅をついたカーティス。ケージを使って立ち上がったが、オロルバイはスタンドバックから投げてテイクダウン。すぐに立ち上がったカーティスをまた倒しに行く。足を束ねて尻もちをつかせたオロルバイ。バックから殴る。カーティスが立ち上がると、すぐにオロルバイがテイクダウン。バックからたすきでクラッチし、右足をフックする。立ったカーティスを投げて頭から落とした。立ち上がりが遅れたカーティス。オロルバイがバックを取り両足をフック。リアネイキドチョーク。防いで足のフックを解除したカーティスだが、オロルバイはなおもバックを取りパウンドを打ち込む。左右のパウンド連打!立ち上がるカーティスだが、オロルバイはスタンドバックからまた投げる。オロルバイがバックキープして殴る展開で1R終了。
2R、左ミドルを入れたカーティス。オロルバイがタックルに入る。切って右アッパーを入れたカーティス。しかししつこくタックルに入るオロルバイ。スタンドバックに回った。右足をフックしてシングルバックの体勢。リアネイキドチョークを狙いがながらバックをキープする。立ち上がったカーティスだがスタンドバックからまた投げたオロルバイ。この試合10度目のテイクダウン。カーティスが立ち上がっても、オロルバイのスタンドバックの体勢が続く。両足をフックしたオロルバイ。座った体勢でリアネイキドチョークを狙うが、オロルバイは自ら解除して、またスタンドバックの体勢に。残り1分。座った体勢で足をホールドされて動けないカーティス。また背中を向けて立ち上がるが、オロルバイのスタンドバックでのまま2R終了。
3R、パンチを出すカーティスだが、オロルバイがシングルレッグからボディロックに切り替えて、またもスタンドバックの体勢に。タックルで頭から叩きつけたオロルバイ。亀のカーティスのバックに回りシングルバック。立ち上がったカーティス。オロルバイはスタンドバックからテイクダウンを狙う。カーティスが向き直って正対した瞬間にテイクダウン。残り1分。立ち上がったカーティスだが、しがみついてテイクダウンを狙い続けるオロルバイ。残り5秒でようやく離れたが、カーティスが出て行けずにタイムアップ。
判定三者30-27でオロルバイ勝利。オロルバイが3R15分間、組んでコントロールし続けた。
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▼ヘビー級 5分3R〇ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)14勝2敗(UFC7勝2敗)※UFC3連勝[判定3-0] ※29-28×3×スティーヴン・アスプルンド(米国)7勝2敗(UFC1勝1敗)ケネディ・エンジーチュクー(ナイジェリア)14勝6敗1分(UFC8勝6敗1分)
ヘビー級。Tapologyのランキングは36人中ペトリーノ16位、アスプルンド26位。
ブラジルのペトリーノは28歳。UFC戦績6勝2敗(2KO、2一本勝ち)。キャリアでは13勝2敗(8KO、2一本勝ち)。荒削りだが、スピードのある打撃を武器とする一方、燃費が悪いスタイルのため、スタミナに不安もある。。UFCデビューからライトヘビー級で4連勝していたが、5戦目で元ランカーのアンソニー・スミスのギロチンに捕まって1R一本負け。さらにダスティン・ジャコビーにも、2Rまで打撃でリードしていながら、3Rに右のパンチを打ち込まれて逆転KO負け。連敗したことで階級をヘビーに上げている。ヘビーではオーステン・レーンとトーマス・ピーターセンにいずれもフィニッシュ勝利。体格的にも他のヘビー級ファイターに見劣りせず、ヘビー級に適応できている。
アスプルンドは27歳。UFC戦績1勝0敗(1KO勝ち)。キャリアでは7勝1敗(6KO勝ち)。MMAを始める前は体重が240kg近くまで達していた。シェイプアップしたものの、増量時の皮膚が残ってだぶついた肉体になってしまっている。自称・ファット・マックス・ホロウェイ。キャリア唯一の敗戦は、LFAでのデンゼル・フリーマン戦で、簡単にテイクダウンを奪われる展開で一本負け。DWCSでは16秒でKO勝ち、UFCデビュー戦も0勝1敗のショーン・シャラフ相手に積極的にパンチを打ち込み、スタンドの打撃で防戦一方に追い込みKO勝ち。コンクリート会社で働いており、父もMMAファイター&コンクリートワーカー。
1R、両者オーソドックス。ジャブで出るアスプルンドにペトリーノがスピードのあるパンチを打ち込む。タックルに入ったペトリーノだが、アスプルンドは切る。詰めたアスプルンドにペトリーノのパンチ3連打がヒット。パンチからタックルに入ったペトリーノ。こらえるアスプルンドをケージに押し込んだが、自ら離れた。パンチのコンビネーションを入れるペトリーノ。アスプルンドがパンチを返すがかわされる。ペトリーノはシングルレッグに。しかし倒せず。カーフキックを入れるペトリーノ。打ち合いでアスプルンドの左が入り効いた!ダウンしたペトリーノにパウンドを入れるアスプルンド。残り1分で、ペトリーノは背中を向けて立つ。離れたところで尻を向けて挑発したアスプルンド。手を出さずに回復を図るペトリーノ。1R終了。
2R、ジャブを打っていくペトリーノ。さらにカーフキック。ペトリーノが右ハイを放つとアスプルンドがスリップダウン。すかさずバックを取ったペトリーノ。バックマウントからリアネイキドチョークを狙う。防いで立ち上がるアスプルンド。スタンドバック。クラッチを切って離れたアスプルンド。ジャブを突いて出るアスプルンド。
かわすペトリーノだが、ガードが下がっており消耗が見える。左右のパンチをヒットさせたペトリーノだが、アスプルンドは効いた素振りを見せない。左右のパンチ連打をヒットさせたペトリーノ。さらに右オーバーハンド。アスプルンドのパンチをかわしてジャブ、カーフキックを入れるペトリーノ。詰めてきたアスプルンドに右をヒット。さらに下がりながら右オーバーハンドを入れたペトリーノ。アスプルンドのマウスピースが飛ぶ。2R終了。
3R、カーフを蹴るペトリーノ。さらにジャブをヒット。詰めてくるアスプルンドにパンチを入れるが、アスプルンドの右がヒット!一瞬ぐらついたペトリーノだが、左右のパンチを放ってアスプルンドを下がらせる。右を打ち込み出るアスプルンドに左右のパンチ連打をヒット。ステップしながらジャブをヒットさせるペトリーノ。追っていくアスプルンドだが、ステップで距離を取るペトリーノを捕まえられない。インローを蹴られて一瞬膝をついたアスプルンド。詰めるアスプルンドに右ボディ、左フックを入れるペトリーノ。ヒット&アウェイでパンチを入れていくペトリーノ。タイムアップ。
ジャッジ三者とも29-28でペトリーノ勝利。試合後のインタビューで、「ヘビー級はこうしなきゃいけない。ここに来て破壊すると決めた。お互い試合前にやってやろうと言ったんだ」と語った。
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▼バンタム級 5分3R〇エライジャ・スミス(米国)10勝1敗(UFC3勝0敗)※前戦で風間敏臣をスラムKO、UFC3連勝 [2R 1分04秒 リアネイキドチョーク]×ユ・スヨン(韓国)16勝4敗1NC(UFC3勝1敗)※RTU2024優勝
バンタム級。Tapologyのランキングは76人中スミス48位、スヨン56位。
スミスは23歳。UFC戦績2勝0敗(1KO勝ち)。キャリアでは9勝1敗(5KO、1一本勝ち)。バックボーンはレスリング。父もUFCに参戦している2世ファイター。昨年2月のUFCデビュー戦では、RIZINで元谷を破ったヴィンス・モラレスに対し打撃のヒットで上回り判定勝ち。父の果たせなかったUFCでの勝利を挙げている。昨年8月の前戦はRoad To UFC準優勝の風間敏臣との対戦で、テイクダウン&パウンドで追い込むと、最後はガードから三角を仕掛けてきた風間をスラムで叩きつけ、意識を飛ばして、インパクトのあるKO勝ちした。
韓国のスヨンは30歳。UFC戦績2勝0敗(2判定勝ち)。キャリアでは16勝3敗(3KO、5一本勝ち)。Road to UFCでは、一回戦で野瀬翔平を完封。DEEP・BlackCombat、Naiza FCの三冠王者。DEEPではBlackCombatとのダブルタイトルマッチで、当時のDEEP王者・石司晃一をバックマウントからのパウンド連打でKOしている。スクランブルが強く、レスリングとコントロールでRoad to UFCの3試合、UFCデビューからの2戦すべてで判定勝ちしている。前戦は25年8月にシャオ・ロンに判定勝ち。
オッズはスミス1.56倍、スヨン2.55倍。ともにUFC本戦2連勝中のプロスペクトだが、スミスがフェイバリット。
1R、両者オーソドックス。中央を取ったスミス。飛び込んでワンツーをヒット。タックルに来たスヨンにカウンターのヒザを入れる。組んだスヨンが反り投げを狙ったが、潰して上になったスミス。しかしスヨンはシッティングガードから立ち上がると、クラッチを放さないままケージに押し込みテイクダウン。スミスが立ち上がりスタンドバックに。再びテイクダウンしたスヨン。背中に乗ろうとしたスヨンだが、降りて再びスタンドバックに。バックから投げてテイクダウンしたスヨン。両足をフックしてバックマウントに。前に落とそうとするスミスだが、落ちずにバックをキープするスヨン。しかし足のフックを一本外したスミスが上を取り返した。スヨンは首をギロチンに抱えて立ちに行く。残り1分。立ち上がったスヨンをケージに押し込むスミス。ヒザを入れるスミス。両脇を差したスヨンが残り10秒でまたテイクダウン。サイドで押さえ込んだところで1R終了のホーン。
2R、スヨンがパンチで飛び込んだところにスミスのアッパーがヒット。ニータップで飛び込んだスヨンだが切ったスミス。離れ際にアッパーを入れると一瞬動きが止まったスヨン。そこにスミスの右が入りスヨンダウン!パウンド連打!背中を向けたスヨンからリアネイキドチョーク!バックマウントで絞めるとスヨンタップ!
2R1分4秒、リアネイキドチョークでスミス勝利。
UFCデビューから3連勝としたスミスは、「1R目のことは頭の片隅に追いやるか、あるいは完全に忘れ去って、2Rは力強く立ち向かわなきゃいけなかった。そして、リズムをつかみ、自分のポジションを確保し始めた時点で、自分が目指すところへたどり着けるって確信したよ。(あのサブミッションが極まると予想してた? それとも、スタンドで戦い続けてノックアウトを狙うつもりだった?)いやあ、俺はノックアウトを狙ってたんだ。ケツをブッ飛ばしたかったんだ。でもな、今回の試合はノックアウト以上に俺の強さを証明できたと思うよ。みんなはいつも立ち技の爆発力ばかり見て、グラップリングの他の部分については疑問を抱く人が多いからな。前回はスラムでKOしてインパクトを与えたけど、トータルファイトで戦えることを今まさに見せただろ。お前ら、もっと良い策を考え出さなきゃ。
(いつまたここに戻ってきたい?)もしニュージャージーでの試合が組まれればね。妊娠中の婚約者がいて、7月に出産予定なんだ。だから、ニューヨークかニュージャージーでのカードがいいね。そう、地元に戻って戦いたい。家族がたくさんいるんだ。それと、長姉の誕生日もお祝いしたい。先日28歳になったんだ。だから、いいことがたくさんあるんだよ。それから娘のナオミにもメッセージを送るよ。すごく愛してるよ。パパは君を愛してる。もうすぐ家に帰るよ。いいことばかりだ」と試合後のインタビューで述べた。
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▼ライト級 5分3R〇マノエル・ソウザ(ブラジル)14勝1敗(UFC0勝0敗)[3R 4分12秒 KO] ※右ストレート×ボラジ・オキ(ベルギー)10勝4敗(UFC2勝3敗)
ライト級。Tapologyのランキングは85人中オキ71位、ソウザはデビュー戦のためランク外。
ベルギーのオキは30歳。UFC戦績2勝2敗(2判定勝ち)。キャリアでは10勝3敗(5KO、1一本勝ち)。ベルギーとジバブエのハーフ。パンチが武器のストライカー。前戦は昨年9月のパリ大会でのメイソン・ジョーンズ戦で、お互い効かせたパンチはあったものの、2Rに大振りのパンチで攻めて消耗し、テイクダウンからのパウンドでKO負け。
ブラジルのソウザは28歳。UFCデビュー戦。キャリアでは13勝1敗(8KO、3一本勝ち)。昨年8月のDWCSで3RKO勝ちしてUFCと契約。バックボーンはキック。2019年のデビュー4戦目で、現トップランカーのマウリシオ・ルフィと無敗同士で対戦。2RでKO勝ちしている。唯一の敗戦は2024年のBellator CSで、現在13戦全勝でPFLライト級2位のアーチー・コーガン戦での判定負け。
1R、両者オーソドックス。カーフキックの蹴り合い。じわじわと詰めるソウザ。右オーバーハンドを振って出る。さらに右オーバーハンドを打ち込むとヒットしオキダウン!パウンドを打ち込むソウザ。アンダースは下から組みついて追撃を防ぐ。ソウザはハーフからキムラロックを狙う。オキが立ち上がるとテイクダウン。下になったソウザだが、なおもアームロックを放さない。ハーフから脇腹にヒジを入れるオキ。アームロックを放したソウザにパウンドを入れていく。ニーシールドで距離を取ろうとするソウザ。ケージを使って立ち上がったが、オキは立ち際にヒザを入れる。立ち上がったがケージに押し込むオキ。残り1分。ボディブローを入れるオキにソウザはヒジを返す。残りわずかでオキが離れると、パンチで出るソウザ。バックブロー。1R終了。
2R、お互いスイッチを見せる。パンチで出たソウザだが、オキの右フックがヒット。ローを蹴るオキ。下がりながら左ストレートを入れた。タックルに入るソウザだが切られる。オキがジャブをヒットさせて出る。ソウザが大振りのパンチで出るが空振り。ヒザをもらってスリップ気味に尻もちをついたソウザ。すぐに立つが、パンチで出たところででオキが組みついてケージに押し込む。首相撲に捕らえるソウザをパンチで引き剥がしたオキ。ソウザの左ボディに、オキが右フックを返してヒット。残り1分でオキのアイポークがありタイムストップ。再開。パンチを出して出るソウザだが、オキに距離を取られ空振りを繰り返す。残り10秒でオキのヒザに左フックを合わせたソウザ。一瞬ぐらついたオキ。2R終了。
3R、詰めていくソウザに、オキはジャブ、カーフキックを入れる。ケージまで下がったオキに右ボディを入れたソウザ。インロー。ソウザがシングルレッグを見せたが、切って離れるオキ。空振りが多いが手を出していくソウザ。ジャブがヒット。攻め続けるソウザ。ジャブがヒット。下がってケージを背負うオキ。徐々にパンチのヒットが増えてきた。オキもパンチで出るが、ソウザが受け止めて押し込む。離れ際に左フックを入れたソウザ。右オーバーハンドを入れるソウザ。残り1分。距離を取るオキを追いかけて右を打ち込んだソウザ。オキダウン!KO!
3R、詰めていくソウザに、オキはジャブ、カーフキックを入れる。ケージまで下がったオキに右ボディを入れたソウザ。インロー。ソウザがシングルレッグを見せたが、切って離れるオキ。空振りが多いが手を出していくソウザ。ジャブがヒット。攻め続けるソウザ。ジャブがヒット。下がってケージを背負うオキ。徐々にパンチのヒットが増えてきた。オキもパンチで出るが、ソウザが受け止めて押し込む。離れ際に左フックを入れたソウザ。右オーバーハンドを入れるソウザ。残り1分。距離を取るオキを追いかけて右を打ち込んだソウザ。もらったオキがダウン! KO!
3R4分12秒、KOでソウザがUFCデビュー戦勝利。
序盤、ソウザがダウンを奪った後にオキがペースを取り戻したかと思ったが、ソウザが常に前に出続けてKO勝ち。
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▼ミドル級 5分3R〇エリク・アンダース(米国)18勝9敗1NC(UFC10勝9敗1NC)[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×ブラッド・タヴァレス(米国)21勝12敗(UFC16勝12敗)
ミドル級。Tapologyのランキングは73人中タヴァレス48位、アンダース35位。ベテラン対決。
タヴァレスは38歳。UFC戦績16勝11敗(2KO勝ち)。キャリアでは21勝11敗(5KO、2一本勝ち)。組んでケージに押し込む地味な展開を好み、14判定勝ちはUFC最多タイ。もう1人の記録保持者であるニール・マグニーが、28勝でフィニッシュ率が42%あるのに対し、タヴァレスのフィニッシュ率はわずか13%。昨年4月、得意の地味ファイトでジェラルド・マーシャートを破り、ミドル級最多タイとなる16勝目を挙げると、一時契約が切れたものの、その後契約更新を果たす。昨年9月の前戦は、UFC0勝1敗のロベルト・ブリチェックと対戦。1Rにパンチを貰って崩れ、そこから盛り返したものの、3Rに再びラッシュをもらうと、しゃがみ込むようにダウンしてKO負け。直近7戦で2勝5敗・3KO負け。タフさがあってこその膠着上等ファイトだったが、年齢的に打たれ弱くなってきており、そのせいで負けも増えてきている。
アンダースは38歳。UFC戦績9勝9敗1NC(5KO勝ち)。キャリアでは17勝9敗(10KO、1一本勝ち)。UFC20戦目での引退を公言していたが、今回がその20試合目。アメフト出身で、テイクダウンからのパウンドで攻めるスタイル。無敗でUFCと契約し、UFCでも連勝してプロスペクトとして期待されたものの、リョート戦の初黒星以降は、階級をライトに上げたり戻したりしつつ、勝ったり負けたりの中堅ポジションに。2024年は2戦して2勝したが、昨年は8月に1戦したのみで、クリスチャン・リロイ・ダンカンに1Rで初めて意識を飛ばされるKO負け。もともと頂点で引退したいと宣言していたし、この試合がラストになる可能性もある。
タヴァレスは38歳。UFC戦績16勝11敗(2KO勝ち)。キャリアでは21勝11敗(5KO、2一本勝ち)。組んでケージに押し込む地味な展開を好み、14判定勝ちはUFC最多タイ。もう1人の記録保持者であるニール・マグニーが、28勝でフィニッシュ率が42%あるのに対し、タヴァレスのフィニッシュ率はわずか13%。昨年4月、得意の地味ファイトでジェラルド・マーシャートを破り、ミドル級最多タイとなる16勝目を挙げると、一時契約が切れたものの、その後契約更新を果たす。昨年9月の前戦は、UFC0勝1敗のロベルト・ブリチェックと対戦。1Rにパンチを貰って崩れ、そこから盛り返したものの、3Rに再びラッシュをもらうと、しゃがみ込むようにダウンしてKO負け。直近7戦で2勝5敗・3KO負け。タフさがあってこその膠着上等ファイトだったが、年齢的に打たれ弱くなってきており、そのせいで負けも増えてきている。
アンダースは38歳。UFC戦績9勝9敗1NC(5KO勝ち)。キャリアでは17勝9敗(10KO、1一本勝ち)。UFC20戦目での引退を公言していたが、今回がその20試合目。アメフト出身で、テイクダウンからのパウンドで攻めるスタイル。無敗でUFCと契約し、UFCでも連勝してプロスペクトとして期待されたものの、リョート戦の初黒星以降は、階級をライトに上げたり戻したりしつつ、勝ったり負けたりの中堅ポジションに。2024年は2戦して2勝したが、昨年は8月に1戦したのみで、クリスチャン・リロイ・ダンカンに1Rで初めて意識を飛ばされるKO負け。もともと頂点で引退したいと宣言していたし、この試合がラストになる可能性もある。
オッズはタヴァレス1.80倍、アンダース2.05倍。
1R、オーソドックスのタヴァレスにサウスポーのアンダース。タックルに入ったアンダース。ケージに押し子んだ。テイクダウンを狙いながらヒザをボディに入れたアンダース。タヴァレスもヒザを返す。ヒジ・ヒザを入れて離れたアンダース。タヴァレスは右ハイ。ブロックしたアンダースが圧を掛けてケージを背負わせると、またタックルでケージに押し込む。引き剥がしてパンチを入れるタヴァレス。アンダースは再びタックルでケージに押し込んだ。ヒザを入れて離れたアンダースだが、離れずにタヴァレスをケージ際から出さない。入れ替えたタヴァレスにアンダースのヒザがヒット。効いてダウン気味に倒れたタヴァレス。パウンドを入れる。立ち上がったタヴァレス。ケージを背負ったタヴァレスにパンチを打ち込むアンダース。右がクリーンヒット。一瞬腰が落ちたタヴァレス。残り10秒で左右のパンチ・ヒザでラッシュするアンダース。1R終了。
2R、すぐに詰めるアンダース。ケージに押し込むとクリンチアッパーを入れる。パンチを返すタヴァレス。詰めてきたアンダースに右フックがヒット!アンダースダウン!パウンドを入れたタヴァレス。バックにつこうとしたが、前に落としたアンダース。タヴァレス、下から三角に。外してパスを狙うアンダース。再び三角を狙ってきたところを、担ぎパスでパスしたアンダース。亀になったタヴァレスにパウンドを入れる。立ったタヴァレスをケージに詰めてパンチを入れるアンダース。タックルでケージに押し込むが、タヴァレスが引き剥がした。2R終了。
3R、間合いを詰めるアンダース。パンチをヒットさせたタヴァレスだが、アンダースがダブルレッグに切り替えてテイクダウン。ケージを使って立ちに行くタヴァレス。バックから殴るアンダースだが、タヴァレスが正対。入れ替えて離れた。すぐに距離を詰めるアンダース。タヴァレスが払腰で投げたが、アンダースがスクランブルで起き上がり、再びタックルでケージに押し込む。離れ際に左を入れたアンダース。タヴァレスが縦ヒジをヒット。ワンツー。アンダースが左のパンチで詰めてケージに押し込むとテイクダウン!サイドで押さえ込んだ。残り2分。サイドからヒジを入れるアンダース。タヴァレスは亀になり立とうとするが、アンダースはがぶってコントロールする。残り30秒で立ち上がったタヴァレス。パンチで出る。アンダース。タックルに入るが、タヴァレスはギロチンに捕らえて引き込んだ。しかし外れる。アンダースが上の状態でタイムアップ。
判定がコールされる前にグローブを外したアンダース。30-27、29-28、29-28の3-0でアンダースが勝利。タヴァレスはマイケル・ビスピンを抜いてのUFCミドル級単独最多勝はおあずけに。
試合後、ビスピンのインタビューを受けたタヴァレスは、「激戦だった。彼はタフだった。お互いノックダウンを奪った。これで引退だ。ヘッドコーチはずっとそばにいてくれた。こんなにいい人は稀だ。ビスピン、最多勝を守ってやったぜ」とコメントし、以前より公言していたUFC20戦目での引退を宣言した。
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▼女子バンタム級 5分3R〇ビア・メスキータ(ブラジル)7勝0敗(UFC2勝0敗)[1R 2分07秒 リアネイキドチョーク]×モンツェラート・レンドン(メキシコ)7勝2敗(UFC2勝2敗)
女子バンタム級。Tapologyのランキングは30人中メスキータ21位、レンドン24位。
ブラジルのメスキータは34歳。UFC戦績1勝0敗(1一本勝ち)。キャリアでは6勝0敗(1KO、4一本勝ち)。ATT所属。柔術で10度世界一になり殿堂入りし、33歳でMMAに転向した。反則勝ちだった1試合を除き全フィニッシュ勝利中。UFCデビュー戦でも、1Rにマウントをキープしヒジを打ち込んでKO寸前に追い込むと、2Rにもテイクダウンを奪い、チョークで一本勝ちしている。打撃についてはまだ発展途上で、ディフェンスの甘さが見える。
メキシコのレンドンは36歳。UFC戦績2勝1敗(2判定勝ち)。キャリアでは7勝1敗(7判定勝ち)。20歳の時に柔術を始めたのが格闘技との出会い。荒い打撃と、ボディロックからテイクダウンしてのコントロールが武器で、テイクダウンしてからも極めが弱く、ここまでフィニッシュ勝利がない。前戦は史上最年少女子ファイターとなった19歳(現UFC最年少でもある)のアリス・ペレイラと対戦。オッズではアンダードッグだったが、ストライカーのペレイラ相手に打撃で打ち合い、スプリット判定勝ちした。
オッズはメスキータ1.18倍、レンドン5.20倍。お互いのバックボーンである柔術の実績では、メスキータが遥か上を行くため、オッズはメインに次ぐ大差となっている。
1R、両者オーソドックス。レンドンがジャブを突いて出るが、メスキータの右をもらいバランスを崩した。パンチで追撃するメスキータ。テイクダウンしマウント。
メスキータがパウンド・ヒジを落とす。ブリッジで返そうとしたレンドンだが、メスキータはバックマウントに。リアネイキドチョーク! レンドンがタップ。1R2分7秒、リアネイキドチョークでメスキータが一本勝ち。
メスキータは、試合後のインタビューで、「やるべきことをやってフィニッシュを取った。自分がどういう選手なのか、なぜ”The Lady Goat”と呼ばれているかを示せたと思う。ATTのおかげで準備ができて進歩している。チームのおかげ。ブラジルにいる両親のためでもある」と語った。
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▼バンタム級 5分3R〇エチェル・ソーサ(スペイン)15勝1敗(UFC1勝0敗)DWCS2025[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×ルアン・ラセルダ(ブラジル)13勝4敗(UFC1勝3敗)中村倫也(アメリカントップチーム)10勝1敗(UFC4勝1敗)
バンタム級。Tapologyのランキングは76人中ラセルダ60位、ソーサはデビュー戦のためランク外。当初はラセルダと中村倫也の対戦が組まれていたが、中村が欠場したために変更となっている。
ブラジルのラセルダは33歳。UFC戦績1勝2敗(1一本勝ち)。キャリアでは13勝3敗(11一本勝ち)。柔術黒帯で、キャリアでKO勝ちがないグラップラー。無敗でUFCと契約したが、初戦は2Rまで打撃で打ち合い、3Rに入ってからテイクダウンを仕掛けたものの、フィニッシュには至らず判定負け。2戦目は足関を狙ったところでパウンドを打ち込まれてしまい、またも判定負け。昨年10月に2年半のブランク明けで地元ブラジル大会に出場し、同じくブラジルでUFC0勝3敗と未勝利のサイモン・オリヴェイラと対戦。組みでポジションを取ったラセルダが、最後はガードからの腕十字で一本勝ちしている。
スペインのソーサは30歳。UFCデビュー戦。キャリアでは14勝1敗(6KO、3一本勝ち)。20歳の時にサッカーの試合で喧嘩をして退場させられたことをきっかけにMMAを始めた。アマチュアのIMMAFで活躍し、2020年にプロデビュー。キャリア4戦目で秒殺KO負けし、初黒星を喫したが、そこから11連勝中。スペインのグラップリング王者。DWCSでは試合数日前に父を亡くしたが、常に攻め続け、3Rにはテイクダウンからバックを奪い完勝している。
1R、両者オーソドックス。アップライトに構えるソーサ。ラセルダがローキック。ソーサが飛びヒザから右オーバーハンド。タックルで飛び込んだラセルダが右のパンチにつなげてヒット。再びタックルに行くラセルダ。ケージに押し込むとシングルレッグに切り替えてテイクダウン。蹴って距離を作ったソーサ。立ち上がることに成功。ソーサが左ボディをヒット。ソーサのカーフキックをカットしパンチを入れたラセルダ。ソーサがバランスを崩したところでタックルに入る。ダブルレッグでテイクダウン。ソーサはケージを使って立ち上がる。離れ際に首相撲ヒザを入れたラセルダ。残り1分。ソーサの右オーバーハンドがヒット。チャンスと見て間合いを詰めるソーサ。ケージまで下がったラセルダ。詰めてくるソーサに縦ヒジを入れたが、ソーサはワンツーを打ち込む。1R終了。
2R、間合いを詰めるソーサ。サウスポーにスイッチすると三日月蹴りを入れる。ラセルダがジャブで出ると、飛び込んできたソーサにヒザを入れる。ラセルダはタックルへ。ケージまで押し込んだ。切って離れるソーサ。ソーサがパンチから飛びヒザで詰める。ケージまで下がったラセルダ。パンチで出るラセルダにソーサがカーフキックをヒット。残り1分。ラセルダは再びタックルへ。ケージに押し込むが、ソーサが入れ替えるとボディブローを連打する。2R終了。
3R、開始と同時にタックルに入ったラセルダ。テイクダウン。ソーサは寝かされずにすぐにケージ際に移動。ケージを使って立ち上がった。離れるソーサ。詰めるラセルダに前蹴りを入れるソーサ。ラセルダのカーフキックにソーサは右オーバーハンドを返す。組んでケージに押し込んだソーサがヒジをヒット。残り2分半。ラセルダが詰めていくが、ソーサが距離を取る。ラセルダはシングルレッグに入る。テイクダウン。しかしソーサが下から蹴り上げを連打する。アイポークをアピールしたラセルダだが、レフェリーは認めず、ソーサに立たれてしまう。ソーサは下がって距離を取りながらジャブ、前蹴りをヒットさせていく。残り20秒でタックルに入ったラセルダだが切られた。タイムアップ。
判定は30-27、30-27、29-28の3-0でUFCデビュー戦のソーサが勝利。
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▼女子ストロー級 5分3R〇ピエラ・ロドリゲス(ベネズエラ)12勝2敗(UFC5勝2敗)[判定3-0] ※30-27×3×サム・ヒューズ(米国)11勝7敗(UFC6勝6敗)
女子ストロー級。Tapologyのランキングは40人中ロドリゲス22位、ヒュース21位。2022年10月に対戦した試合の再戦。
ベネズエラのロドリゲスは33歳。UFC戦績4勝2敗(4判定勝ち)。キャリアでは11勝2敗(5KO勝ち)。ムエタイバックボーンのストライカー。2敗のうち1敗は、勝っている展開で頭突きを入れてしまっての反則負け。そこで勝っていたらランキングに入っていてもおかしくなかった。元K-1ヨセフィン・ノットソン、前戦のケトレン・ソウザ戦はテイクダウンから固めての判定勝ち。
ヒュースは33歳。UFC戦績6勝5敗(1KO、1一本勝ち)。キャリアでは11勝6敗(2KO、4一本勝ち)。UFCデビューから3連敗した後は6勝2敗。格闘技を始めたのは大卒後で、プロデビューは26歳と遅い。前戦はUFC2勝1敗のショーナ・バノンをテイクダウンすると寝技で圧倒し、2Rにリアネイキドチョークで一本勝ちしている。
前回の対戦はロドリゲスがテイクダウンを奪う展開で、後半やや失速したものの、ヒュースの攻めを逃げ切って判定勝ちしている。
オッズはロドリゲス1.74倍、ヒュース2.15倍。
1R、両者オーソドックス。ロドリゲスがパンチでプレッシャーを掛ける。ヒュースをケージ際まで下がらせたところでタックルに入ったロドリゲス。切ったヒュース。ヒュースが出した手がロドリゲスの目に入りアイポークとなり、タイムストップが取られる。再開。スイッチを繰り返しながら間合いを詰めるロドリゲス。パンチを打ち込むヒュースに、ロドリゲスは再びタックル。受け止めるヒュース。ロドリゲスはヒジを入れて離れる。ローを蹴るヒュースに対し、ロドリゲスが間合いを詰めてボディ・顔面にパンチを打ち込む。ケージに詰めてシングルレッグに入ったロドリゲス。切ったヒュースが逆にタックルに入りスタンドバックの体勢。正対して切ったロドリゲス。パンチを打ち込みケージに押し込んだ。離れたヒュース。残り時間わずかで、ロドリゲスがパンチの連打をヒット。1R終了。
ヒュースのセコンドからは、「1Rは取られた」と指示が入る。
2R、すぐに間合いを詰めたロドリゲスだが、ヒュースのパンチがヒットしフラッシュダウン。すぐに立ち上がり、また詰めるロドリゲス。ヒュースがシングルレッグに入るが、受け止めたロドリゲスが首相撲に捕らえる。そこからヒザ。離れたロドリゲス。常に詰めていくロドリゲス。首相撲からヒザを連打すると、足を掛けてテイクダウンに成功。ガードを取るヒュース。ロドリゲスの右手首を掴み、下から三角を狙っていく。防いだロドリゲス。ヒュースは下から蹴って距離を作り立ち上がる。パンチで出るロドリゲス。連続でヒットさせてケージに押し込んだ。今度はヒュースが首相撲に捕らえて入れ替え、離れる。残り50秒。ロドリゲスが左右のパンチ、バックブローで攻める。ヒュースは鼻のブリッジをカットし出血。2R終了。
インターバル中に、ヒュースのセコンドからは「2Rも取られたのでフィニッシュが必要」という指示が飛ぶ。
3R、ロドリゲスが中央を取り、先に打撃を入れていく。パンチの連打でヒュースを下がらせる。ケージ際をサークリングするヒュース。ケージを背負ったヒュースにヒザを入れた。ジャブを突くヒュースだが、間合いが合わずヒットしていない。ロドリゲスは詰めて左ボディを入れる。さらにワンツー。残り1分。前に出ようとするヒュースに対し、ロドリゲスはタックルに入りケージに押し込む。ヒジを入れて離れたヒュース。残り時間わずかで出ていくのはロドリゲス。タイムアップ。
判定三者とも30-27のフルマークでロドリゲス勝利。リマッチを制した。