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レポート

【K-1】-70kg世界最強決定トーナメントでオウヤン・フェン、コプリヴレンスキー、KOでフェルドンク、KOで木村ミノル、アカピャン、ラジジ、KOでカマラ、サルシチャ勝ち上がり。金子晃大が2度ダウンを奪い池田にリベンジ、松谷綺が判定2-1で初防衛、所英男の弟子・長野将大が腕十字、カリミアンvs.トループの因縁対決は結果保留、サッタリ豪快KO勝ち

2025/09/07 12:09

▼第5試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R
〇マハムード・サッタリ(TEAM大和魂)
KO 2R 0分38秒 ※右フック
×山口翔大(GENESIS/TEAM3K)


 サッタリは2020年10月のKrushに初参戦、2021年7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制して王座に就いた。2022年4月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」では最軽量(85.20kg)にも関わらず優勝。無敗の快進撃を続けていたが、2022年12月にステファン・ラテスクにKO負けで初黒星を喫すると、クラウディオ・イストラテ、リュウ・ツァー、ティアン・ターザンに4連敗。戦績は20勝(12KO)4敗。


 山口は空手をバックボーンに持ち、白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派・団体が加盟するJFKO全日本大会では、2018年と2019年の重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表に選ばれ、世界の強豪と戦った。2022年に白蓮会館を退会し、キックボクシングに挑戦。


 2022年9月からKrushに参戦して7勝(3KO)無敗の快進撃を続けていたが、2024年10月のK-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選でエロール・ジマーマンにKO負けで初黒星。12月の敗者復活では1回戦でクラウディオ・イストラテに反則勝ち、準決勝でフェン・ルイに判定で敗れた。2025年5月、谷川聖哉とKrushクルーザー級王座決定戦で対戦も延長戦で判定負け。戦績は8勝(3KO)3敗。


 1R開始と同時にブロックを固めた山口は一気に距離を詰めて行く。最初は戸惑った様子のサッタリだったが、左手を伸ばして距離をとると左右フックの連打。被弾した山口は胴廻し回転蹴りで流れを切る。サッタリは飛びヒザ蹴り、左手を伸ばしての右フック。


 山口は距離を詰めて右カーフを蹴るが、サッタリはブロックの隙間からアッパーとフックを入れていく。まるで鉄槌を振り下ろすような打撃をみせるサッタリ。左手を伸ばして山口を止め、ガードの隙間へパンチをねじ込む。


 2Rが始まってすぐ、サッタリが強烈な右ミドル、ジャンプしての右ミドルを蹴り、山口が前へ出てくるところに右フック。山口がダウンし、立ち上がることが出来ずサッタリの豪快KO勝ちとなった。

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