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レポート

【K-1】-70kg世界最強決定トーナメントでオウヤン・フェン、コプリヴレンスキー、KOでフェルドンク、KOで木村ミノル、アカピャン、ラジジ、KOでカマラ、サルシチャ勝ち上がり。金子晃大が2度ダウンを奪い池田にリベンジ、松谷綺が判定2-1で初防衛、所英男の弟子・長野将大が腕十字、カリミアンvs.トループの因縁対決は結果保留、サッタリ豪快KO勝ち

2025/09/07 12:09

▼第6試合 HERO'Sルール ヘビー級 5分3R
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)
結果保留 ※映像で確認のうえ後日発表
ブレイク・トループ(アメリカ/EYR Division Blackhouse MMA)


 カリミアンはアマチュアムエタイで活躍後、2018年9月の「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に初来日。トーナメントを制して初代王者となった。同王座は2020年12月の3度目の防衛戦でK-Jeeに敗れて手放したが、2021年3月のダイレクトリマッチでK-JeeをKOし、王座を奪還。その後は、反則勝ちも含めて5連勝。2023年9月の「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」では1回戦でKO勝利も準決勝でクラウディオ・イストラテに敗れている。


 2024年3月、初防衛戦でリュウ・ツァーにKO負けを喫し、王座を手放した。10月にイストラテと再戦したが無効試合、12月14日の木村太地戦も無効試合に。大晦日の『雷神番外地』に参戦し、安保瑠輝也とスタンディングバウト特別ルール(ボクシング)で対戦して話題を呼んだが判定で敗れた。2025年4月には『GLORY』に初参戦し、ヘビー級トーナメントに出場したが1回戦で判定負け。5月の『男祭り』では皇治とスタンディングバウト特別ルールで決着つかずドロー。6月にはRIZINでMMAに初挑戦し、荒東“怪獣キラー”英貴から判定勝利した。立ち技の戦績は16勝(8KO)5敗2無効試合。


 トループはアメリカからの推薦を受けての出場となる、9勝(8KO/1SUB)6敗のMMAファイター。LIGHTS OUT XTREME FIGHTINGヘビー級王者。カリミアンの200cmに対して193cmの身長を持つ37歳。


 両者は前日会見にて大乱闘を行い、因縁が最高潮に達していた。


 1R、トループがいきなりシングルレッグでテイクダウン、カリミアンはフロントチョーク気味に首を抱える。しばらくその体勢が続くがトループが首を抜いてマウントになり、パウンド。打ちながら腕十字を狙うトループ。しかし、トループが腕十字に行ったところでカリミアンが上体を起こして上になり、すかさずパウンドを打ち込む。


 抱え込むトループ。カリミアンは抑え込みながら殴るがロープ際でドントムーブ。トループは抱え込みカリミアンのパウンドを封じる。時折パンチや鉄槌を打つカリミアン。


 2R、組み付こうとするトループに左右フックを見舞うカリミアンだが捕まってしまいテイクダウンを奪われる。1Rと同じく首を脇に抱え込みハーフガードになるカリミアン。足を抜いてマウントになるトループ。マウントをとられたカリミアンが伸ばした手の指がトループの目に入ってしまい、トループが反則となるヒジ打ちを落としたよう見え試合中断。


 長いインターバルがとられたが、トループが反則となる顔面へのヒジ、それと同時にカリミアンがアイポーク、そしてトループが回復せず、試合は終了。「なにこれ!」と怒るカリミアンはトループに殴りかかり、セコンド陣が止めに入る。リング上は混乱したが、両陣営が両者を分けた。カリミアンは怒り狂い、中指を立てた。

 後日、映像で判断して裁定が発表されることとなった。なお試合後、カリミアンは前日の乱闘で膝を左膝を怪我してドクターストップがかかっていたと打ち明けた。

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