▼ライト級 5分3R
〇ラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO/ブラジル)1位 15勝5敗 70.0kg
[1R 4分31秒 スピニングチョーク]
×鈴木悠斗(パラエストラ八王子)10位/2024年NBT同級優勝 6勝0敗 70.75kg
ライト級1位のラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO/ブラジル)が2度目の来日参戦。6勝無敗の19歳・鈴木悠斗(パラエストラ八王子)と戦う。
27歳のバルボーザは、松濤館空手とマチダ空手をベースに、柔術でも茶帯。3月の前戦で、元UFCの粕谷優介を2R アナコンダチョークに極めるなど、MMA戦績は15勝5敗で、うちKO勝利5つ、一本勝ち5つをマークしている。
24日の公開練習では、シンゾー・マチダをパートナーに、グラップリングでは粕谷優介を極めたアナコンダチョーク。スタンドでは長い手足を活かして、刻み・逆突き。オーソから左前蹴りをそのまま着地させて歩くように右ストレート、左フックのコンビネーションなどを見せた。

練習後の質疑応答では、「前回はマチダ空手を50パーセントしか見せられなかった。今回はもっと見せていきたい」と語り、目指すはPANCRASEライト級のベルトと明言。
対する鈴木も、16日の会見で国際戦に向け「同じ人間なので変わらない。あっちからしたらこっちも外国人。今回勝ってできればタイトルやって。もし(王者の)ヤン坊(雑賀ヤン坊達也)さんが逃げるのであれば海外に行ってもいい」とこちらも、王座戦・ステップアップに向けて必勝体制であることを語っている。ライト級タイトルコンテンダーに名乗りを挙げるのは、バルボーザか、鈴木悠斗か。
バルボーザ「PANCRASEの皆さん、今日はまた呼んでいただいてありがとうございます。自分は準備ができています。明日は戦争します」
鈴木「明日は初の国際戦なんですけど、変わらず1RでKOして早めに帰っておいしいご飯食べようと思います。応援お願いします」

1R、両者オーソドックス。間合いを詰める鈴木。インロー。ステップするバルボーザだが、プレスしてケージを背負わせる鈴木。バルボーザが飛び込んで右をヒット。鈴木詰めてパンチを打ち込んだ。
離れるバルボーザ。また詰めた鈴木。カーフキック。ワンツーで詰める。右を打ち込んだ鈴木だが四つに組み止めたバルボーザ。ケージに押し込んでヒザを入れる。展開がなくブレイクがかかる。

またプレスする鈴木。バルボーザが飛び込んでタックルに。四つに組んでケージに押し込むと、またヒザを入れていく。引き剥がした鈴木。また詰める。左右のパンチを入れる。ケージまで下がったバルボーザに左右のラッシュ。ガードを固めて距離を取るバルボーザ。
頭が下がったバルボーザだがシングルレッグに。鈴木はキムラクラッチを組みアームロックで後方に回してヒジを打つが、先に起き上がったバルボーザがシングルレッグ。
鈴木はここまでの強打と組みで力を使ったか。際を譲って亀になった鈴木に、バルボーザは首を抱えるとアナコンダチョーク! 足を絡ませずに耐えていた鈴木だが、バブボーザの腹のなかで首を曲げられ絞められてタップ!

1R4分31秒、スピニングチョークでバルボーザ勝利。鈴木は初黒星。
試合後、バルボーザはマイクで「自分は怒りを使って戦っていますが、シンゾー(・マチダ)先生に怒られました。先生ごめんなさい」と、試合後に鈴木に対して中指を立てて挑発したことを謝罪。
そして、「今日の試合は苦しかったです。でも勝って自分の強さを見せられました。パンクラスの皆さん、僕にベルトに挑戦させてください。押忍」と、タイトル挑戦をアピールした。




















