MMA
レポート

【PANCRASE】フライ級王座決定戦・濱田巧vs.大塚智貴はノーコンテストに、キルギスのウルルがISAOを107秒KO、バルボーザに鈴木悠斗が初黒星、井村が負傷判定勝ち、木下が敢流に、猿飛流が岸田に判定勝ち、久米鷹介引退式、佐藤龍汰朗が林に競り勝つ

2025/07/27 12:07

▼ミドル級 5分3R
×林 源平(和術慧舟會IggyHandsGym)第15代ウェルター級王者 18勝9敗 84.2kg
[判定0-3]※28-29×3

〇佐藤龍汰朗(坂口道場一族)2023年NBT同級優勝/ Fighting NEXUS初代ミドル級王者 8勝1敗 83.95kg

 第15代ウェルター級王者・林源平の、約1年7カ月ぶりとなるPANCRASE参戦が決定。林は2023年6月、村山暁洋との王者決定戦を制し、ウェルター級王座を戴冠。

 同年12月の初防衛戦で住村竜市朗に敗れ、王座を明け渡して以来久々のMMA復帰戦となる。ライト級からウェルター級に転向していた林は王座を目指し、今回はミドル級で参戦する。

 その林の前に立ちはだかるのは、PANCRASEで5勝1敗の佐藤龍汰朗。2024年より参戦したFighting NEXUSでは、初代ミドル級王座決定トーナメントに参戦し、3連勝で王者に輝いている実力者だ。内藤由良のベルト返上により、王者不在となっているミドル級戦線。そこに林、佐藤の役者が加わることで再び動き出す。

 「ぶっ飛ばします」

 佐藤「ただいまPANCRASEということで、久しぶりのPANCRASEなんで、やっぱ盛り上げて帰ります。ありがとうございます」





 1R、オーソの林に佐藤はサウスポー。佐藤すぐにシングルレッグでテイクダウン。ハーフにするとヒジを落とす。ケージ際で体を起こす林だが、佐藤は寝かせると鉄槌を連打。さらにパウンドを打ち込む。林は足で距離を作り立ち上がる。立ち際に佐藤の頭が当たりバッティングでタイムストップがかかる。再開。佐藤が詰めてタックルへ。ケージに押し込む。ブレイクがかかる。林右ハイ。佐藤の画面にヒット。佐藤タックルに入る。切った林だが、佐藤がケージに押し込む。右を打ち込んで離れた。1R終了。



 オープンスコアは三者10-9で佐藤。



 2R、タックルに入った佐藤だが、林は両脇を差して受け止める。佐藤がケージに押し込んでパンチを入れるがブレイク。パンチで出た林。佐藤タックルに入る。こらえる林。佐藤が投げてバックを取った。両足をフックしてバックマウント。体をずらして逃れようとした林だが、佐藤が上をキープしてマウント。パウンドを入れるとまたバックマウントに。向き直りハーフにした林だが佐藤がパウンド・ヒジを落としていく。2R終了。



 2Rも三者10-9で佐藤。



 3R、間合いを詰める林。ミドルを入れた。組みに来た佐藤の脇を差した林だが、佐藤が閂に捕らえてケージに押し込む。しかし展開がなくレフェリーブレイク。詰めて右を打ち込んだ林。佐藤タックルに。受け止める林だが、佐藤はまたケージに押し込む。

 片膝をついてタックルに入る佐藤だが、ヒジで抵抗する林。また膝つきタックルを狙う佐藤。切った林。佐藤の立ち際に左ハイ。佐藤すぐにタックルに入る。林切って離れる。佐藤タックルから引き込むが、林が付き合わずブレイクに。またタックルからケージに押し込んでいく佐藤。シングルレッグに入る。林スイッチで返そうとしながら頭部にヒジを入れて抵抗。残り40秒で佐藤がテイクダウン。林ガードから腕十字。クラッチしてこらえる佐藤。タイムアップ。



 判定三者29-28で佐藤が勝利。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント