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【PANCRASE】中田が石田に初回TKO勝ち「タイトル獲ります」、植松が初TKO勝ち! 24歳 眞藤が浜本“キャット”との大熱戦制す、44歳・村山が川中に判定勝ち、木下が小森に競り勝つ、梅原が残り1秒腕十字

2024/11/10 17:11
 2024年11月10日(日)東京・ニューピアホールにて昼大会の『PANCRASE 348』に続き、夜大会『PANCRASE 349』(U-NEXT配信)が開催されている(※写真・詳報は逐次追加)。 PANCRASE 349 速報 11月10日(日)東京・ニューピアホール開場16:50 / 開始17:10 ▼フェザー級 5分3R〇中田大貴(和術慧舟會HEARTS/武蔵村山さいとうクリニック)#6位 7勝6敗 65.6kg[1R 1分47秒 TKO] ※右ストレート→パウンド×石田陸也(DOBUITA)#10位 7勝10敗 66.1kg  キム・サンウォンに敗れ連敗で引退も考えた中田、仕切り直しは努力の人・石田との対戦に。石田は7月の前戦で三宅輝砂に1R TKO負けから再起を飾りたい。2024年を勝利の白星で締めるのは?  1R、ともにオーソドックス構え。高いガードの中田。石田は右前蹴り、右ストレートをかわす中田。ともに右カーフ。中田はさらに右ロー。  ともに右の刺し合いから押し込んだ石田がヒザ。離れる中田は左ジャブをヒット。  石田の左の打ち終わりに左のダブルを突いてから右ストレート! ダウンした石田にパウンドでレフェリーが間に入った。  中田は正座して勝利を噛みしめて天を指した。  試合後、中田は「2連敗で辞めようかなと思ったんですけど、今日見てくれた人で、“諦めようかな”と思った人が、“もう少し頑張ろう、踏ん張ろう”と思ってくれたら何よりです。いま和術慧舟會HEARTSと、武蔵村山さいとうクリニック所属になって格闘技に集中できています。来年、タイトルを獲ります」とフェザー級王座獲りを宣言した。 ◆中田(※試合前コメント)「守る人ができた。その人のためにも絶対勝っていけたら」 「バチバチの試合をして必ず勝ちます。ぜひ応援してください。よろしくお願いします。(石田の印象)身長が高くて組み技とかできる選手だなと思っています。(2連敗で臨む気持ちは)2連敗して、本当にもう辞めようかなと思ったんですけど、ここで辞めたら何も残らないし、本当に気持ちを一新してやろうかなと思ってます。で、イスラム教徒に改宗もしたので、しっかりほんとうに神様に恥じないような試合をしようと思ってます。(今日の衣装は)結婚したんですけど、義理のお父さんにいただいた衣装です。(結婚して生活の変化は?)お祈りをしています。コーランを読んでお祈りしているのと、あとまだその時期が来てなんですけど、ラマダンの時期は昼間、朝から夕方までご飯とか水を口にすることができないので、そういった状況でどうやって練習していけばいいのかなってのは今後考えようなんですけど、今年のラマダンはもう終わっちゃってるんで、来年からちょっとそこはどうしようかなって考えつつ、でもやり切りたいと思ってます。(人生の大きな節目があった最初の試合の意気込みは)やっぱり守る人ができたんで、その人のためにも絶対勝っていけたらなと思ってます。(今後の展望は)一つずつやれることをやっていこうかなと思っています。一つひとつの試合に命をかけて、それで結果がついてくればいいかなと思います。(12月大会での平田直樹vs.キム・サンウォンの王座決定戦について)今回勝って次のチャンピオンシップで負けた相手とやりたいです。お願いします。(今回どんな勝ち方をしたい?)殴り続けてKOします」 ◆石田(※試合前コメント)「ボスやヤン坊から刺激をもらえている」 「中田選手、最高の選手だと思うんで、めっちゃ盛り上がる試合しますんで応援よろしくお願いします。(中田の印象は)気持ちがすごく強い選手だなと思っています。(前回の敗戦後の心境)前回の不甲斐ない試合を払拭するぐらいの勝ち方ができたらいいなと思っているんですけど、そんな楽な相手じゃないと思うので、自分の出せる全力を出して、競った試合した上で、自分が勝てたらなと思っています。(DOBUITAの同僚から受ける刺激は)身近にボス(長岡弘樹)や若い子たち、(雑賀)ヤン坊(達也)みたいな、すごい強くて結果残している選手がいて、自分も刺激をもらえていますし、同じくらい自分も活躍したいので、それにはうってつけの機会かなと思っています。(気持ちを見せ合うような展開になる?)しんどい試合になるとは自分も思ってますし、それ用の練習を今ボスが追い込みとかやってくれてて、自分も気持ちが出るように頑張ろうかなと思っています。(今後の展望)自分はいま目の前の試合のことにすごい集中しているんで、まずは中田選手との試合をしっかり勝つことしか考えていないですね。今後は来るオファーは全部受けてどんどん試合できたら。自分も若くないんで(34歳)、チャンスがあればどんどん掴んでいけるように頑張ってやっていきたいなと思っています。(中田はKO宣言したが?)あんま殴られたくないんで一本狙います。 [nextpage] ▼ストロー級 5分3R〇植松洋貴(NEVER QUIT)5勝2敗1分 #3位/2022年NBT同級優勝 52.2kg[1R 4分49秒 TKO]×高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We)9勝6敗1分 #4位/2017年NBT同級優勝 52.5kg  じりじりとランキングを上げ、ついに次期挑戦者決定戦的ポジションに登って来た二人。植松は、野田遼介にTKO負けも、増田大河、7月の前戦で尾崎龍紀に判定勝ちで2連勝。高島は若林耕平に判定負けも7月に寺岡拓永に判定勝ち。ストロー級KINGに近付くのは、植松か? 高島か?  1R、オーソの植松に、サウスポー構えの高島は右前手ジャブのダブルからシングルレッグで押し込み、尻を着かせるがすぐに左小手で立とうとする植松に、高島は左足をヒザ上に乗せて接点を無くして、右に回して寝かせる。  下の植松はラバーガード狙いから金網で上体立てて立ち上がりも高島はボディロックテイクダウン! しかし上体立てて立つ植松は右ストレートを当てると、下がる高島に前に出て右ヒザ! 腰を落とした高島にパウンド連打で、自身初のTKO勝ちを決めた。  試合後、植松は「初めまして、マイク持つの初めてで。いままで知名度上がるような試合やってこれず、今日KO出来て、あのまま組まれてたらラウンド取られていたと思います。今回、僕にこういうこと言える資格あるか分からないですけど、次回、僕にタイトルショットお願いします」と語った。 ◆植松(※試合前コメント)「NEVER QUITがPANCRASE3本目のベルトを取れるように」 「今回の試合は絶対に落とすことはできないので、死ぬ気で戦おうと思っています。よろしくお願いします。(高島の印象)組みがめちゃくちゃ強くてコントロールもめっちゃ上手いので、おそらくすごい息の上がる試合になると思います。(15分かけて戦う試合に向けての準備は)直近の高島選手の試合とか見てても、やっぱり後半お互いすごいガス欠状態な試合展開になっているので、そこに向けて自分も当然スタミナ強化にはずっと前から練習しているので、絶対に楽な試合にはならないだろうなというのはもちろん頭に入れて、力を使うところは全力を出し切って倒したいと思っています。(NEVER QUIT勢からのアドバイスは)先輩の菊入(正行)選手や櫻井(裕康)選手とかに練習に付き合ってもらったりして、菊入選手からはある必殺技を教えてもらったりしてるんですけど、試合当日出せたらいいなと思っています。(安藤晃司)代表も、もちろん一般会員さんとかにもすごい協力してもらって準備しているので、絶対勝つようにしたいと思います。(黒澤亮平が持つストロー級王座挑戦に向けて大事な試合になる?)そうですね、今回勝てば、おそらくタイトルマッチへ繋げてもらえると思ってるんで、絶対に今回の試合は負けない、勝つっていうのは当然で、あと うちの所属選手のISAOさんや菊入さんに続いて、NEVER QUITがパンクラス3本目のベルトを獲れるように、しっかり今回勝って、タイトルマッチまで繋げたいと思っています。(どんな勝ち方をしたい?)直近の試合がほとんど判定勝ちなんですけど、やることは決まっているので、できればフィニッシュに繋げられたらいいなとは思ってますけど、あくまで今回はしっかり勝つっていうのが目的なんで、KOとか一本に拘りすぎず、しっかり丁寧な試合をしていきたいと思っています。 ◆高島(※試合前コメント)「PANCRASEしか出ていないので人一倍、PANCRASEのベルトを取りたい」 「僕にとっても落とせない一戦なので、ストロー級のスピーディーな試合を見せつつ、試合は圧倒したいと思います。よろしくお願いします。(植松の印象)身長が高くて打撃の印象なんですが、スタンドレスリングもできるので、しっかりMMAの基礎がある選手だと思います。MMAとして噛み合った試合が出来るんじゃないかと思います。(動き回る試合になる?)そうですね、それしかできないので、組んでいきたいと思います。植松選手は打撃メインで戦うことが多くて、僕は組みメインで戦うことがあるので、それも押し付け合いになるんじゃないかなとは思っています。(今回の試合の位置づけは)背水の陣ですね。負けられない一戦だと思っています。勝てばタイトルマッチが近いんじゃないかなと思っています。(PANCRASEへのこだわり)PANCRASEでプロデビューしてPANCRASEしか出ていないので、人一倍、他の人よりかはPANCRASEのベルトを取りたいという気持ちは強いんじゃないかなと思います。今、それが近いので負けられないです。(どんな勝ち方をしたい?)植松選手が仰ったように、バテバテな感じになると思いますけど、あの展開疲れるので、しっかり早いラウンドで一本を取りたいと思います」 [nextpage] ▼フライ級 5分3R×浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)#9位/Fighting NEXUS同級第3代王者 5勝4敗 57.05kg[判定1-2] ※28-29×2, 29-28〇眞藤源太(KINGCRAFT)#10位 6勝2敗 56.75kg  5月にジョセフ・カマチョを相手に打撃のみならず、組みでの進化も見せた浜本。眞藤は、3月に大塚智貴に判定負けも、6月に上田将年との接戦をスプリット判定で制している。両者とも一つでもランクを上げ、ベルト争いに食い込みたいフライ級戦だ。  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る眞藤は低いガードで左ジャブ。サークリングの浜本は右カーフ。流す眞藤も右ロー。右ボデイストレート、左ローに。眞藤の速い右ストレートに額を上げさせられる浜本。左ジャブ、右ストレートの眞藤は右でダウンを奪うとパウンド!  立ち上がる浜本は前に詰めると眞藤はノーガードでジャブ。ワンツーの踏み込み。眞藤は右前蹴りを混ぜると、浜本も右ロー。さらに右ローに眞藤が圧力をかけてホーン。3者眞藤を支持。  2R、右カーフから入る浜本。追う眞藤に浜本は左から右で踏み込んでダウンを奪い返すと、眞藤は下から外がけで足関節狙い。それを剥がした浜本に右で差して立つ眞藤。ダブルレッグテイクダウン。すぐに金網背に立つ浜本に左足をかけようとする眞藤。  浜本が正対して体を入れ替えると眞藤はケージ背に浜本のヒザ横にかかと突くヴァレリーキック! さらにボディロックテイクダウンも2度立ち上がる浜本。  離れた両者。右を突く浜本に眞藤は跳びヒザ、さらにギロチンチョーク! 首を抜いた浜本が上からパウンドでホーン。3者10-9で浜本を支持。イーブンに。  3R、右で飛び込んで眞藤は金網に押し込みシングルレッグ。片足立ちの浜本は両足着地すると、腕をおっつけてのヒザ連打! しかしそれがローブローに。中断後、再開。  右の浜本に、眞藤は右跳びヒザ! 左ストレート。しかしノーガードに浜本の左を浴びる。追う浜本は左フック、右カーフ! 組んできた眞藤についに首相撲ヒザ! 久保優太と同じ形でヒザを突き押し込む。  金網背にする眞藤は体を入れ替え、押し込み。再び体を入れ替えた浜本に、眞藤は右ヒジ! さらにバッククリンチから引き込みも際でともに立ち上がり、両者ヒザの打ち合い。眞藤の払い腰テイクダウンにすぐに立つ浜本。  判定2-1(29-28×2, 28-29)に割れて、眞藤が熱戦をモノにした。 ◆浜本(※試合前コメント)「相手が前に出てくるのであれば、早いラウンドでKOになる」 「相手の眞藤選手にはぜひベストな状態で上がっていただいて、お互い素晴らしい試合をして自分が勝ちたいと思います。(眞藤の印象)打撃も寝技も一発があって、とても気持ちのいい選手だと思っています。(パンクラスに出た感想)個人の印象もそうですし、周りの方にも、『すごくかっこいい舞台だね』って言われて、僕自身も非常にかっこよくてテンションが上がる舞台だなと思っております。(ベルトを目指す上で今回の試合の位置づけは?)上の相手とやりたかったっていう部分もあるんですけど、断られてしまったようでして、眞藤選手がやってくれるということなので、これに勝って、一つでも上のランクに進みたいと思っています。(ランキングマッチがスタートする気持ちは?)僕も34歳で先がずっとまだまだあるとは考えていなくて、一戦一戦意味のある試合をしたいな、というところと、好きな選手と試合をしたいな、と。好きな、というのは勝てるとかじゃなくて、この選手見てていいなと思う選手と試合したい。というところで、眞藤選手はそれに近いのかなと思っていて、戦い方は本当にカッコイイかなと思うので。ちょっと楽しみな試合です。(眞藤の「近づかせない」発言について)打撃で来ると僕も思っているので、打撃戦になると思います。(9位と10位とは思えない実力者だが、今の立ち位置と今後について)僕も自分の実力が9位だと思ってないですし、この試合の内容と結果をもって、2つ上とかじゃなくて、もっともっと上に上がりたいし、もっと上の選手と組んでもらえるようにしたいです。(フライ級王者の伊藤盛一郎について)伊藤盛一郎選手の背中を追いかけてPANCRASEに来たという部分もありますし、どんどん強くなっている伊藤盛一郎選手を見ているので、リベンジしたいなと思っています。(どういう勝ち方をしたい?)向こうがもし前に出てくるのであれば、早いラウンドでKOになるかな、と思っています」 ◆眞藤(※試合前コメント)「近づかせない」 「速攻倒し行ってめっちゃ盛り上げます。(相手の印象)キックボクサー上がりでヒザが上手いかなって思います。(怖いヒザを持っている相手とどんな試合をしたい?)ヒザを出せないで終わっちゃうんじゃないかなと思います。(組む展開にしない?)そうですね。近づかせないです。(同日の348で、前回負けた大塚がメインイベンターとして出ることは気になる?)いや、別にそんな気になんないっスね、はい。(今回勝った先の展望)ランキングには面白い選手がいっぱいいると思っています。オファー来たら絶対受けるって決めてるんで、来た相手、全部倒して上がるだけです。(師匠の吉永啓之輔選手からのアドバイスは?)いや、まだそういうアドバイス的なことはもらってないですね(笑)。直前でもらえるんで大丈夫です。(どんな勝ち方をしたい?)まあ、早い段階で意識飛ばします。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇村山暁洋(暁道場)#5位/第9代同級王者 24勝14敗9分 77.55kg[判定3-0] ※29-28×3×川中孝浩(BRAVE GYM)前GRANDウェルター級 王者 17勝11敗 77.4kg  2年間、MMAでの勝ち星が無い両者。元ウェルター級王者の村山だが、2023年6月の林源平戦、2024年5月の押忍マン洸太戦では、得意の柔道ベースの投げ、極めを防がれて2連敗中。  川中はGRACHANで2連勝後にPANCRASEに参戦も、2023年9月に押忍マン洸太に1R KO負け。12月に佐藤生虎に1R TKO負けでこちらも2連敗中。  ウェルター級は、住村竜市朗の王座返上で9月29日に押忍マン洸太と佐藤生虎が「王座決定戦」に臨むなか、元王者は再浮上のきっかけをつかめるか。川中もPANCRASEで初白星なるか。両者、この一戦にすべてをかけて再起を目指す。  1R、オーソの村山に、サウスポー構えの川中が右を突いて組むが、村山は小手で組み手作り払い腰テイクダウン! 下の川中のアームロック、足関節をかわしてマウント。背中を見せた川中にバックマウントからパウンド! そして腕十字、最後に顔に足をかけるもホーン。3者10-9で村山支持。  2R、同じように左右を振る川中に1R同様に小手巻き払い腰テイクダウンの村山! ハーフから肩固めを極め、足を抜きマウントから肩固め。両手クラッチで凌ぐ川中に、村山はバックからボディトライアングルでリアネイキドチョーク狙い。送り手を掴む村山に、脇を潜った川中が防御し、ホーン。3者10-9で村山支持。  3R、右前手を突いて金網に詰めて組んでダブルレッグテイクダウンの川中。返そうとする村山を押さえ込んでサイドを奪取。鉄槌、ヒジを落とすと村山はいったん亀になるが正対でハーフになるも背中を着かされる。  左腕をオーバーフックする村山に、川中は右手でパウンド。残り10秒でフックガードに戻して跳ね上げた村山はスイープ! トップから鉄槌、川中のレッスルアップにギロチンチョークでマウントを奪い、ホーン。  判定3-0(29-28×3)で村山が勝利した。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R×小森真誉(ロータス世田谷)14勝9敗 65.9kg[判定0-3] ※28-29×2, 27-30〇木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム/初参戦)9勝6敗1分 66.2kg  バンタムから階級を上げて初参戦の木下と、パンクラス・フェザー級ランキングに席を確保したい小森の陣取り合戦。小森は8月のTTFで大越崇弘と熱闘判定勝ち。  1R、ともにオーソドックス構え。小森は右ロー、左ジャブ。小森の左に木下も押し戻して右ストレート。しかし四つに組む小森が小外がけテイクダウン。すぐに立つ木下に片足をかけてシングルバックで二重がらみの小森は、木下の向き直りにツイスター狙い。  しかし二重がらみを外して正対した木下上になると、小森は脇差し立ち上がり。木下が左小手で押し込みホーン。2者が小森、1者が木下を支持。  2R、左ハイの木下に小森の右ストレートがヒット! さらに右! 木下の組みに小森はシングルレッグ。そこにニンジャチョーク狙い木下。首上げ右ストレートを当てる小森。しかし木下も右を返すと押し込みヒザ。  スタンドで小森の右ストレートを見えていないか、被弾する木下だが、右フックを返すと左小手巻き投げた木下がハーフから強いパウンド! 3者10-9で木下支持。  3R、先に前に出て左を差して押し込む、木下は肩パンチ。金網背にする小森は、四つから小外がけテイクダウンで崩すも、際で上は木下! ハーフから後ろ手を掴む木下は小森の立ち際に右足をかけるが、シングルレッグの小森。そこに木下はオモプラッタも抜いて上の取り合いでバックは小森もホーン。  判定3-0(29-28×2, 30-27)で互いに打撃を当て合いながら、際で打撃を当てた木下が勝利した。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R×坂本瑞氣(RIGHT THING ACADEMY)2勝4敗 61.3kg[3R 4分59秒 腕十字]〇梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)4勝4敗 61.5kg  1R、ともにサウスポー構えから。梅原は遠間から足を取りにいくが切って体を入れ替え押し込む坂本。右で差すも離れる梅原がダブルレッグも切った坂本が立ち上がるの梅原をボディロックテイクダウン! バックを奪った坂本が4の字でコントロールし細かいパウンドも、腰をずらし正対した梅原がアームロック、腕十字狙い。しかし、外した坂本が立ち上がり。3者坂本を支持。  2R、右ジャブの刺し合いからシングルレッグの梅原は金網に詰めるも坂本が大内刈テイクダウン。梅原の立ち上がりにシングルレッグ。そこにギロチン狙いの梅原も外してバッククリンチ、左足をかける坂本。アームロック狙いの梅原にサイドバックからパウンド。3者坂本を支持。  3R、左ストレートで前に出る梅原に組んでバッククリンチの坂本。スタンドで背中を譲りアームロック狙いの梅原に離れる坂本。なおも組む坂本に、アームロックで回してついにトップを奪った梅原! サイドを奪い、残り11秒でマウントを奪った梅原は、残り1秒で腕十字でタップを奪った。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇赤﨑清志朗(香取道場)7勝9敗 57.05kg[2R 2分14秒 リアネイキドチョーク]×嶺 大基(KRAZY BEE)1勝3敗 57.0kg  3連敗中の赤﨑清志朗、 荒田大輝に一本負けの嶺。インパクトを与え、己の強さを印象付けるのは、どっちだ?  1R、サウスポー構えの嶺は、右ジャブ、左ストレートで飛び込み。さらにワンツーで前に出るが、赤崎は右ミドル、カウンターの右。押し戻して打ち返す嶺の左をかわした赤崎がダブルレッグテイクダウン、金網に座る嶺の腰を引き出しパウンド。立つ嶺をクラッチ、リフトして崩す。  2R、開始早々、赤崎は組んでボディロックから小外で引き出してテイクダウン。すぐさま嶺のバックを奪うと、リアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼ストロー級 5分3R〇佐々木瞬真(THE BLACKBELT JAPAN)1勝1敗 52.0kg[判定3-0] ※30-27×3×田畑翔太(K-PLACE)1敗 52.35kg   K-PLACEから待望のPANCRASEデビュー選手が誕生。その田畑の相手はTHE BLACKBELT JAPANから19歳の佐々木瞬真。  1R、サウスポー構えの佐々木がシングルレッグでテイクダウンから立つ田畑をかついでテイクダウン。マウントから一気に腕十字も、ヒジを極めさせない田畑に、佐々木は蹴り上げで立ち上がり、すぐにテイクダウンからサイド、バックマウントからリアネイキドチョーク狙い。残り10秒で腕十字を仕掛けるもホーン。ジャッジ3者が佐々木を支持。  2R、左ストレートで飛び込む佐々木。さらに左インロー。さらに詰めてシングルレッグテイクダウン。すぐさまマウントを奪い、腕十字へ。これはすぐに上体を起こして極めさせずに立つ田畑がバッククリンチ。佐々木は払い腰テイクダウンもクラッチ外さずついていく田畑。  正対からシングルレッグの佐々木にヒジ打ちの田畑。しかしテイクダウンした佐々木はサイドも足を戻した田畑の立ち上がりにバックにつく。ジャッジ3者10-9で佐々木を支持。  3R、佐々木は、左ミドルを突いてダブルレッグから脇を潜りバックテイク、背中について両足をかけてスロエフストレッチ狙いから引き込み、ボディトライアングル。  判定3-0で極め切れずも佐々木が勝利した。
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