▼バンタム級 5分3R
〇井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)2位/2020年NBT同級優勝 12勝5敗 61.35kg
[判定3-0]
×髙城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム)3位 9勝3敗 61.45kg
2025年3月の横浜大会、ボクシング技術の高い松井斗輝にノーモーションの左ストレートでダウンを奪い、RNCで勝利を収めた井村。5月にはROAD TO UFCに参戦し、ギエム・ヴァン・Yに無念のKO負けを喫するも、立ち止まることなく早くも戦いの場に戻ってきた。
高城は2024年7月立川大会でオタベク・ラジャボフに敗れるまで、平田丈二、川北晏生ら相手に5連勝を飾っていた総合力の高いバランスの取れたファイター。現在空位の王座を巡る熾烈なランキング争いが繰り広げられる中、この一戦の勝利は大きな価値を持つ。
井村「RTUで負けて最初の国内戦だと思うんですけど、しっかりまた世界に向けての第一歩だと僕は思ってるんで、しっかり叩きのめすところを見ててください」
髙城「明日は井村選手っていうPANCRASEのベストな選手に対して、まあ自分のベストを作るところを見せたいなと思います。俺のスタイルに期待してください」

1R、サウスポーの井村に髙城はオーソドックス。サイドキックを顔面に向けて蹴る髙城。関節蹴り。左ミドルを入れた井村。徐々に詰めてきた井村。ケージ際でパンチを入れると髙城が組んで入れ替えてケージに押し込む。ダブルレッグに切り替えてテイクダウン。三角を狙ったタイミングで足をサバいてパスを狙う髙城。
井村は下から髙城の左足をホールドして起き上がりシングルレッグに。バッククリンチに移行。バックかはら足をフックして背中に乗った。残り1分。おたつロックに捕らえる。グラウンドに引き込んだ井村だが、髙城が足のロックを外して正対してパウンド。立った井村。残りわずかでギロチンを仕掛ける。スタンディングで絞める井村。深く入っているが1R終了。

2R、開始直後に詰めた井村がタックルに入るが両者の頭が当たりタイムストップ。井村の左目付近に当たっており、インターバルが取られる。再開。

すぐ詰めた井村。ケージに詰めてシングルレッグからボディロックに切り替えてスタンドバック。背中に乗った井村。自ら倒れ込んだ髙城。バックから殴る井村。
髙城が両腕で足のロックを解除しようとするが、井村は後ろからホールドして防ぐ。仰向けのままバックから殴る井村。チョークをディフェンスする髙城だが、井村のバックキープが続く。2R終了。
2Rは三者10-9で井村。
3R、井村が詰める。髙城右ハイ。飛び込んだ髙城だが、またバッティングとなりタイムストップ。また井村の左目に当たっており、腫れてきている。ドクターチェック。
偶然のバッティングにより井村の左目が開かなくなっているために続行不能と判断され試合終了。2Rが終了して試合が成立しているため、負傷判定が行われる。



















