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レポート

【PANCRASE】フライ級王座決定戦・濱田巧vs.大塚智貴はノーコンテストに、キルギスのウルルがISAOを107秒KO、バルボーザに鈴木悠斗が初黒星、井村が負傷判定勝ち、木下が敢流に、猿飛流が岸田に判定勝ち、久米鷹介引退式、佐藤龍汰朗が林に競り勝つ

2025/07/27 12:07

▼バンタム級 5分3R
×前田浩平(GRABAKA)11位/2018年IMMAFオセアニア選手権優勝 10勝7敗1分 61.5kg
[1R 2分32秒 TKO]

〇神部篤坊(ABLAZE八王子)6勝1敗 61.55kg

 2025年3月の横浜大会でフライ級からバンタム級に戻した前田は、かねてより前田との対戦を熱望していた梅原規祥を完封。力の差を見せつけ、ランカーの座を手にした。

 一方、Fighting NEXUSでデビューから5連勝という実績を引っ提げ、PANCRASEに乗り込んできた神部。1敗は2024年11月にNEXUSで中桐涼輔に判定負け。4月PANCRASE立川大会で、小原統哉を肩固めに極めると、即座にランカーとの対戦をアピールしていた。要望が叶ったこのチャンスをモノにし、神部がランキングへ侵食するのか。

 それとも、PANCRASE3連勝中の前田が外敵の侵略を阻むのか。前田は、2024年4月に砂辺光久に、7月に増田大河にいずれも判定勝ち。10月のグアム『Brawl 4』では韓国KTTのソン・ギョンホと判定ドロー。前戦で梅原に判定勝ちしている。

 前田「30歳になりましたけど、今が一番間違いなく強いと思うので、明日それを見せてフィニッシュして勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」

 神部「25歳ですけど、僕も一番強いんで、明日お願いします」



 1R、サウスポーの前田に神部はオーソドックス。プレッシャーを掛ける神部に放った前田のインローがローブローになりタイムストップ。再開。前田タックルで飛び込む。テイクダウン。しかし下から首を抱えた神部がリバーサルして上を取る。

 ハーフで上半身を固めて肩パンチを入れる。体を起こしてパウンド。前田は下から脇を差して立ち上がる。スタンドで神部の右のダブルが入り前田崩れた。バックから右のパウンドを連打する神部。動けず打たれる前田を見てレフェリーストップ!



 1R2分32秒、TKOで神部勝利。



 試合後、神部は「2Rフィニッシュできたんで、上位ランカーと見たくないですか?上位ランカーとお願いします」とマイクでアピールした。

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