▼ライト級 5分3R
〇鈴木悠斗(パラエストラ八王子)#12位/2024年NBT同級優勝 6勝0敗 70.65kg
[1R 1分50秒 TKO] ※パウンド
×小川道的(柔術兄弟/ALIVE伊勢支部)11勝9敗2分 70.25kg
当初、11月10日の『PANCRASE 348』(東京・ニューピアホール)で松本光史との一戦が組まれていた鈴木悠斗だが、松本の練習中の怪我により試合中止。12月15日『PANCRASE 350』で、鈴木が小川道的と対戦することになった。
次々と将来有望な10代の選手がデビューする中、現在そのトップに立っているのが18歳の鈴木だ。初戦こと水杉泰誠に判定勝ちも、上田智大、クリス、原田直人、平信一にいずれもTKO勝ち。わずか1年で5試合をこなし、無敗の戦績を維持している。
年内最後の対戦相手となるのが34歳の小川道的だ。4年前のスタジオコースト大会で葛西和希に判定負けを喫したが、柔術をベースにしながらもパワフルなパンチを繰り出す戦いぶりで、さすがALIVEの名にふさわしい存在感を示した。
葛西戦後は、田中壱季、太田裕稀に判定勝ちし、2021年9月のGRACHANで藤村健悟とドロー、2023年7月に1年10カ月ぶりに復帰し、林陽太にKO負けを喫している。PANCARSEに戻り、再起なるか。経験で上回る道的に対しても、鈴木の猛攻は通用するのか。
鈴木「年内最後の試合でしっかりフィニュシュして。来年海外に羽ばたけるようにフィニュシュします」
小川「この試合に向けていろいろ作って来たのでちょっと楽しみにしていてください」
1R、右を強振する鈴木に小川も打ち合いに応じながら右で差して押し込み。金網背に右ヒザの小川に、左小手の鈴木は払い腰テイクダウン! インサイドガードから強いヒジ、パウンド! そのスペースで立とうとする小川を剥がして座り込む小川に左右を当てて倒してパウンドアウト!
19歳の鈴木は「みんな自分とやりやくないって言って逃げたんで、実質自分がチャンピンじゃないっスかね。これから海外でもやっていきます」と語った。