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レポート

【PANCRASE】フライ級王座決定戦・濱田巧vs.大塚智貴はノーコンテストに、キルギスのウルルがISAOを107秒KO、バルボーザに鈴木悠斗が初黒星、井村が負傷判定勝ち、木下が敢流に、猿飛流が岸田に判定勝ち、久米鷹介引退式、佐藤龍汰朗が林に競り勝つ

2025/07/27 12:07

▼フライ級 5分3R
〇時田隆成(トライフォース東中野)6位 3勝 56.85kg
[判定3-0]※30-27×3

×眞藤源太(KINGCRAFT)9位 7勝3敗 56.95kg

 時田は、レスリングで培ったスクランブル力とフィジカルを武器に、24年9月にプロデビュー。齋藤桜貴に判定勝ちすると、24年12月に初代王者・砂辺光久を、25年3月の前戦で、2023年ネオブラ王者・山﨑聖哉を2試合連続でパウンドアウト。破壊力抜群のパウンドで相手をねじ伏せる、フライ級戦線で鮮烈な存在感を放つファイター。

 対するは、ブラジルの血を引く超攻撃型ファイター・眞藤。上田将年、浜本“キャット”雄大との激戦を制して2連勝中だったが、4月の立川大会ではラファエル・リベイロに肩固めで敗れ、今回再起を図る。

 タイトルマッチへの階段を駆け上がるのは、猛スピードで進化を遂げ、無敗街道を突き進む時田か。多彩なスキルと闘志で、巻き返しを狙う眞藤か。

 時田「明日は僕のやりたいことを一方的にやって、圧倒した試合を運びたいと思ってます」

 眞藤「いや、俺が圧倒します」



 1R、両者オーソドックス。眞藤が間合いを詰めるが時田がシングルレッグで飛び込むとアンクルピックでテイクダウン。下から三角を狙った眞藤。両腕をガードの中に入れて外した時田。ガードの眞藤にパウンドを入れる。

  眞藤はケージで体を起こして立とうとするが、時田が立たせずにパウンドを入れるとサイドに移行。亀になった眞藤を四の字ロックに捕らえる。正対しようとする眞藤だが、時田がおたつロックに捕らえていて向き直れない。亀の眞藤にバックからパウンドを入れていく時田。眞藤耐えるのみで1R終了。



 1Rオープンスコアは三者時田10-9。



 2R、またタックルに入る時田だが眞藤は足を抜いて切った。前蹴りを出した眞藤だが、ローブローとなりタイムストップ。再開。時田すぐにタックルへ。テイクダウン。下からオモプラッタを狙う眞藤だが、時田は力で肩を押し込み足を巻かせない。眞藤ガードからギロチンに捕らえた。力を入れて絞める眞藤。しかし外れた。

 パウンドを入れる時田。眞藤が体を起こして立ち上がろうとするが、ハーフにして寝かせた時田がヒジを入れていく。左右のパウンド。下からホールドして凌ごうとする眞藤。引き剥がすとパウンドを入れる時田。背中を向けた眞藤からバックを狙ったところで2R終了。



 2Rも三者時田10-9。



 3R、開始直後に飛びヒザを出した眞藤だが、ヒットせず下になる。時田はガードの眞藤に密着してボディロックでコントロール。背中を向けて立った眞藤。スタンドバックについた時田。投げてテイクダウンするとハーフで押さえ込む。

 眞藤が逃れようとした瞬間に四の字ロックに捕らえる。バックから殴る。チョークを両腕を掴んで防ぐ眞藤だが、時田は上をキープし続けてパウンドを入れる。タイムアップ。



 判定三者30-27で時田勝利。15分間ドミネイトし続けて、プロデビュー以来4連勝とした。

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