MMA
レポート

【PANCRASE】フライ級王座決定戦・濱田巧vs.大塚智貴はノーコンテストに、キルギスのウルルがISAOを107秒KO、バルボーザに鈴木悠斗が初黒星、井村が負傷判定勝ち、木下が敢流に、猿飛流が岸田に判定勝ち、久米鷹介引退式、佐藤龍汰朗が林に競り勝つ

2025/07/27 12:07

久米鷹介引退セレモニー開催

第7代ライト級キング・オブ・パンクラシスト(防衛回数3)
久米鷹介(ALIVE)Takasuke Kume
25勝8敗4分/PANCRASE戦績11勝3敗

 第7代ライト級キング・オブ・パンクラシスト久米鷹介。2007年に修斗でプロファイターとしてのキャリアをスタートさせ、その後HEAT、ROAD FC、ONE、RIZINなど国内外の様々な舞台で実績を残した実力者が、長きにわたるMMAキャリアに幕を下ろす。PANCRASEでは、2016年9月に徳留一樹の持つベルトに挑戦し、無敗のままライト級王座を戴冠。その後、徳留一樹、トム・サントスとの防衛戦、雑賀 ヤン坊 達也との王座統一戦を経て、2023年4月アキラとの王座統一戦に敗れるまで7年に渡りベルトを保持し続けた。

 今回、PANCRASEではその功績を称え、7月27日立川ステージガーデンにて引退セレモニーを開催。立川は、久米のキャリア最後の3試合となったアキラ、粕谷優介、雑賀 ヤン坊 達也との激闘が繰り広げられた思い出深い会場。常に熱い戦いで観客を魅了し、周囲への感謝の想いが溢れ記者会見で涙した姿も印象深い久米。キング・オブ・パンクラシスト評議会が定める「キング・オブ・パンクラシストは、PANCRASE公式試合において最も高い実力を発揮し、試合内容、人格、ともに品格ありと認められた者がその資格を有する」という条文をまさに王者として体現し続けてきたファイターがグローブを置く。7月27日、立川ステージガーデンに“ラスト・バーニング”が鳴り響く。燃え尽きる時まで、心熱く。  

【久米鷹介コメント】

「この度、MMA選手としての活動から退かせていただくことにいたしました。ここまで年齢を重ねても『強くなりたい』という自分のわがままを貫くことができたのは、ひとえに多くの皆様に支えていただいたおかげです。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また、その想いを常に尊重し、支えてくださったPANCRASE様にも、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました」



 引退式での久米の挨拶。



「すみません、泣かないって決めてたんですけど…(感極まる)。ケージの横で試合を見ていても、みなさんが必死に戦っている姿を見ていて、やっぱり多くの人に支えられていて、向かっていけているんだってことを、すごく感じました。



多くの人の支えなしではこんな厳しい戦いはできないということを今感じていて、感謝することしかできないんですけど、この後も、必死に作ってきた選手たちが戦う素晴らしい大会が続くと思いますので、みなさん楽しんでいってください。長い間、本当にありがとうございました」

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