(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI/RIZIN FF
2025年7月27日(日)さいたまスーパーアリーナにて『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』が開催された。メインイベントの第15試合は、フェザー級前王者のクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と、前戦で鈴木千裕に3R TKO勝ちした朝倉未来(ジャパントップチーム)が対戦。

【写真】『超RIZIN.4』スタジアムバージョンのさいたまスーパーアリーナ会場
セミのライト級では、元Bellatorライト級王者のパトリッキー・ピットブル(ブラジル)と、4連勝中の野村駿太(BRAVE)が激突。さらに、井上直樹vs.福田龍彌のバンタム級タイトルマッチ、RIZINヘビー級GP準決勝&フライ級GP1回戦5試合などが行われた。
▼第15試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
×クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
[判定1-2]
〇朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)
レフェリー:長瀬達郎
ジャッジ:
豊永 稔/青・朝倉 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]
松宮智生/赤・クレベル [D 0-0/ A 0-0/ G 20-0]
石川喬也/青・朝倉 [D 0-0/ A 0-0/ G 0-20]


クレベルは大晦日、鈴木千裕との再戦で判定勝ちで1年半ぶりにベルトを奪還。25年5月、無敗のシェイドゥラエフを挑戦者に迎えるも1R、初のTKO負けで王座陥落した。早くも再起戦となる今回、勢いを取り戻した朝倉を再び返り討ちにし、ベルト奪還へ突き進むか。
朝倉は、24年7月に平本蓮に1R KOされいったん引退を宣言。平本との再戦で復帰が発表されるも、平本の怪我を受け、5月『男祭り』で鈴木千裕と対戦し判定勝ち。復活を遂げた。2021年6月の初対決から4年を経て前王者のクレベルに寝技の進化も見せつけてリベンジし、王座挑戦へ駒を進めるか。



1R、サウスポー構えの朝倉が圧力をかけて左ロー。オーソのクレベルは中央で押し戻して、朝倉の左前手フックをかわしてダブルレッグ。右足を外に出す朝倉にボディロックテイクダウンのクレベル右小手でスイープして上下を入れ替える朝倉に、左差しで立ち上がるクレベル。右ローで前に出るクレベルは朝倉の右に合わせて組み。コーナー背にする朝倉にボディロックからヒザ蹴りのクレベルの、崩しにトップを奪う朝倉。パウンドも立ち上がる。

クレベルの右ロー。朝倉は左ハイからワンツーの左ボディストレート。右ローで圧力をかけるクレベルに左ボディの朝倉。朝倉は左インロー。右の関節蹴りから跳びヒザも。ゴングに笑顔の朝倉。

2R、左右の蹴りで前に出るクレベルにヒザを合わせる朝倉。左で差してボディロックから潜りで足にからむクレベル。左で差して崩すクレベルに鉄槌で離れる朝倉。右ボディストレートの朝倉。

左ストレート、左ミドルの朝倉。クレベルも右インロー。左で差して崩して引き込むクレベル。正対した朝倉にクローズドガードのクレベル。インサイドから右を打つ朝倉。右ヒジも。頭をアゴ下に起き、中央にステイする朝倉に、クレベルは左オーバーフックでクローズドガードからラバーガードも狙うが、朝倉は中央でステイ。左目尻を腫らすクレベル。

3R、朝倉の右に合わせて組んだクレベル。シングルレッグから尻を着かせるが、コーナー背に立ち上がる朝倉、右の小手が生命線の朝倉はバック回らせず。正対して左ヒザの朝倉、クレベルはボディロックから崩すが引き込み下に。右足を手繰るクレベルは蹴り上げも離れる朝倉。

スタンド、なおも右を振って組むクレベル。左で差して煽ってバックを狙うが、右の小手を死守する朝倉に引き込み下に。潜りもトップからパウンドの朝倉は離れてフットスタンプでゴング。

判定は2-1で朝倉が勝利。4年ごしのリベンジを果たした。試合後、朝倉は「やったぞ。格闘技、最近勝ったり負けたりだったけど、諦めないで続けていればいいことあるね。クレベル、もう1回やろうぜ、1対1。あとは注射の仮病ニキはどこで何やってんスか? 列に並び直せ。年末、ケラモフやろうぜ」と語った。




