MMA
レポート

【RIZIN】朝倉未来がクレベルにスプリット判定勝ちでリベンジ、野村がパトリッキーに判定勝ちで9月名古屋でサトシに挑戦、YA-MANがTKO勝ちで金原が引退。井上が福田下し王座防衛。安藤が一本勝ち、上田がTKO負けで準決勝敗退。フライ級GPで元谷がヒロヤに完勝、扇久保がトーレスに競り勝つ、伊藤がズールーに打ち勝ち、ガジャマトフが征矢をTKO、神龍がギロチン極める

2025/07/27 11:07

▼喧嘩三番勝負 第2試合 RIZIN MMAルール ヘビー級(120.0kg)5分3R
〇貴賢神(フリー)
[2R 2分28秒 TKO] ※グラウンド右ヒジ

×稲田 将(KING CONNECTION)



 スダリオ剛の双子の弟。少年時代より空手やキックボクシングを習い空手では県大会2位の成績を残す。中学時代はバスケットボール部に所属。中学卒業と同時に貴乃花部屋に兄とともに入門。13年3月に初土俵を踏むと、17年の5月場所で新十両に昇進。18年3月には史上初の双子の関取誕生と話題になる。

 しかし21年7月に不祥事を起こし相撲界を引退。大晦日のリングで、総合格闘家転身を発表するもRIZINデビュー以来3連敗に。24年3月、背水の陣で臨んだコーディー・ジェラベック戦で2分58秒、TKOで念願の初勝利を果たした。大晦日にエドポロキングと対戦。テイクダウンを狙うも顔面ヒザを効かされ、連打を浴び1R TKO負けを喫した。



 柔道で培った技術をベースとして、常にKO、一本を狙いに行くアグレッシブファイター。9歳より柔道を始めMMAを始める32歳まで経験。高校で全国ベスト8、大学では東海大会優勝、全国ベスト16、実業団時代には愛知県優勝、全国ベスト8の成績を残した。



 2022年5月、DEEPでプロデビュー。25年6月のDEEPではステファン“スマッシュ”を極め、2試合連続1Rアームバーでフィニッシュ勝利を挙げている。現在プロ7戦中5勝は2つのKOと3つの一本勝利で2敗はTKO負けと、勝っても負けてもフィニッシュ決着となっている。貴賢神を相手に豪快なフィニッシュ勝利を挙げ、RIZINのヘビー級戦線にアピールしたい。



 1R、
ともにオーソドックス構え。ジャブ突く稲田にコーナー背にする貴賢神。稲田は四つから足技でテイクダウン。貴賢神は下から外がけで足関節狙いも、潰してトップの稲田は左小手から差しに、ハーフから右前腕でヒジを押し付け、アームロック狙いからパスしで腕十字に! その際で上体起こしてヒジを抜いた貴賢神が上に。中腰からパウンドで飛び込み、鉄槌。



 2R、
右を突いてヒザを触りに行く稲田に、貴賢神は左から右、さらに左アッパーで飛び込み! 崩れた稲田の足をさばいてハーフに。稲田のもぐりを剥がして右ヒジを連打! 左右パウンドから重い右ヒジを連続で落とすと、レフェリーが間に入った。

なお、喧嘩三番勝負で唯一のフィニュシュ勝利を挙げた貴賢神は、試合後会見で副賞の「ペルー喧嘩祭り」招待の可能性について、「行きません」と苦笑して固辞した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント