▼第8試合 RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
〇須田萌里(SCORPION GYM)
[2R 3分02秒 腕十字]
×NOEL(DELIGHTWORKS)


須田は、柔術ベースのグラップラー。22年7月、RIZIN沖縄大会でにっせーに腕十字で一本勝ちでRIZIN白星デビュー。23年9月のDEEP JEWELSでケイト・ロータスに判定勝ち、11月に彩綺に一本勝ちで2連勝。24年1月には韓国のBLACK COMBATでグローブ掴みをしてきたパク・シユンに判定負けを喫し、アウェーの辛酸を舐めたが、その後は2連続一本勝ち。25年3月、浜崎朱加を相手に大方の予想を覆す、1R一本勝ちでレジェンド超えを果たした。17歳のNOELとの新世代グラップラー対決を制してRIZINのベルトを見据えるとともに、華やかに21歳の誕生日を迎えるか。
NOELは、ムエタイベースながら寝技も得意とするグラップラー。修斗で活躍し、2024年10月にはJMAEXPOでQUINTETルールに挑戦。柔術家の城戸ユカリに1分48秒、マルセロチンで一本勝ち。前戦の12月は、修斗で藤井惠の愛弟子である平田彩音に1R リアネイキドチョークで一本勝ちを収め、現在プロMMA戦績3勝1敗。25年5月の『RIZIN男祭り』でRIZIN参戦が発表された。憧れのファイターである浜崎朱加を極めた須田を、今回自らの手でタップアウトしRIZINの新世代グラップラーとして大舞台でアピールできるか。

1R、先に右ローからワンツーの須田はコーナーに詰めて小外がけテイクダウンの須田。NOELの立ちに三角絞め! 一度リフトして落としたNOELは右に角度をずらして首もとに足をずらす。須田は腕十字も狙いながら下から鉄槌。正面に戻るNOELは頭を引き付けるが、3分以上を凌ぐNOEL。


2R、ワンツーのNOELに、須田も打ち返して右で差してコーナーにNOELを押し込み。突き放そうとするNOELはワンツーの右を放つが、そこに蹴りから組んだ須田はボディロックテイクダウン! サイドを奪う須田に下から頭を両足で挟むNOELだが、頭を抜いたNOELにパウンドからバックマウント、パウンド。NOELの足を伸ばしてうつ伏せにさせると、右手を伸ばした亀のままのNOELを腕十字にとらえ、極めた。




試合後、須田は「DEEP JEWELSの須田です。応援、ありがとうございます。ちょっとあんまりいいフィニュシュ──、1Rで極められたところもあったので、また練習頑張ります。女子格闘技を盛り上げたいんで、皆さん応援してください」と語った。



