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レポート

【K-1】K-JeeがバンナをハイキックでKO、ジマーマンがレジェンドの意地見せKO勝ち、カリミアンvs.イストラテはまたも因縁残る結末に、谷川聖哉が圧倒的体格差を克服ならず、小田尋久がコプリヴレンスキーを相手に大奮闘!ピケオーがシルバに延長戦で勝利、和島大海が復活のKO勝ち、フェルドンクがアカピャンとのタフファイト制す、SAHOがバルトに大差の判定勝ち

2024/10/05 11:10

▼第15試合 K-1 WORLD GP 2024無差別級アジア予選 3分3R延長1R
×谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※28-30×2、27-30
〇クォン・ジャンウォン(韓国/Cheonghak Muaythai Gym))


 谷川は空手で第1回&第3回真正会全日本選手権大会重量級優勝など数多くの実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月よりK-1 GROUPに参戦すると2021年7月の「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもサッタリにKO負けで王座戴冠ならず。2022年4月の「K-1無差別級トーナメント」でも決勝進出を果たしたがサッタリにKOで敗れた。8月にはK-Jeeとのクルーザー級日本最強決定戦で勝利も2023年12月にリュウ・ツァーにKO負け。ミドル級まで階級を下げて臨んだ2024年3月の「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」では準決勝でブハリ亜輝留に敗れた。8月にはクルーザー級に戻り、RUIを初回KO。戦績は12勝(5KO)9敗1分。


 ジャンウォンは元MAX FCヘビー級王者で、秋山成勲がK-1 KOREAから送り込んできた、体重128kgの韓国ヘビー級の怪物。一撃で倒しにいくスタイルではなくムエタイにも精通し、ローからミドルキック、そしてパンチからヒザ蹴りと流れるようなコンビネーションを得意とするテクニシャンタイプだ。2024年3月にK-1に初来日、安藤優介を右のパンチを合わせて初回KO勝ちを飾った。戦績は17勝(13KO)2敗。


 1R、谷川は距離を詰められると胴をホールディングして動きを封じる。左ハイキックを放つ谷川は右クロスもヒットさせるが、ジャンウォンはものともせず前へ出る。谷川の後ろ蹴りを前蹴りで迎え撃ったジャンウォンだが、ローブローとなってしまい一時中断。


 再開後、前に出るジャンウォンが右ロー、谷川が右を打ち返そうとしたところへジャンウォンが右ストレートでダウンを奪う。ジャンウォンの右ローで谷川は転倒。ジャンウォンが前に出てくるところへ右のカウンターを合わせて組みつくが、ホールディングで警告が出る。再開後、谷川は強い右ロー。組みつく谷川にジャンウォンはヒザを突き上げる。


 2R、ジャンウォンが前に出てくると谷川は組みつく。その際にバッティングとなってしまい一時中断。再開後、前に出るジャンウォンが右ロー、谷川は前に出てくるジャンウォンに背中を見せてしまう。それでも谷川が左右フック、右ロー。両者にホールディングの警告が与えられる。谷川は右ローを強打していき、ジャンウォンも右ローを帰り返す。谷川はさらに左三日月。


 3R、右ローを蹴る谷川は与座キックも繰り出す。さらにクリンチから離れ際に右フック。右ローを蹴って組みつく谷川。右オーバーハンド、さらに左フックをヒットさせる谷川。疲れが見えるジャンウォンに谷川は右ロー。ジャンウォンも前に出て手を出す。


 圧倒的な体格差に挑んだ谷川だったが、判定は3-0でジャンウォンの勝利に。ジャンウォンが決勝トーナメントへ進出した。

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