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レポート

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2024/10/05 11:10

▼第10試合 スーパーファイト K-1女子フライ級 3分3R延長1R
〇SAHO(闘神塾/K-1 WORLD GP女子フライ級王者)
判定3-0 ※30-27×3、30-26
×エリヴァン・バルト(トルコ/Dersim Kickboks)


 SAHOは、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、キック・ムエタイルールでは4本のベルトを巻く。2021年12月にK-1初参戦し真優とのスーパーファイトで勝利。2022年6月、K-1女子大会でジェシンタ・オースティンと対戦し激しい打ち合いを展開するもダウンを奪われて敗北。2023年4月、Krush女子大会で韓国のイ・ドギョンから勝利を収め、7月は鈴木万李弥、12月にリー・リーシャンから判定勝利。2024年3月、アントニア・プリフティに挑戦して判定勝ちでK-1女子フライ級王座を奪取した。戦績は17勝(1KO)2敗。


 バルトは2021年6月にウズベキスタンで開催されたWAKO国際キックボクシングトーナメントのシニア女子K-1部門で優勝、IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)でも優勝。今年3月にクロアチアで開催されたヨーロッパシニアボクシング選手権で金メダルを獲得し、2024年のフランス五輪出場を目指しているという。2021年9月のキックボクシングプロデビュー戦にてワンツーからの左ハイキックで相手を失神させ、その倒れ方が凄まじかったためSNSにてバズったことも。キックボクシング&ボクシングでアマチュア経験が抱負。2022年6月に来日し、高梨knuckle美穂に判定勝ち。来日当時は2勝(1KO)の戦績だったが現在は5勝(2KO)無敗。


 1R、開始と同時に前へ出るSAHO。バルトも足を止めてパンチを繰り出す。バルトは右フックを再三繰り出し、その手を引っかけてクリンチに持ち込む。SAHOはワンツー、右ロー。SAHOの左フックでバルトが尻もちをつき、ダウンとなる。SAHOが左フック、バルトは右フックを繰り出してクリンチ。SAHOはスイッチしてサウスポーになると左ミドルを蹴る。


 2Rはバルトが前へ出て左ボディ、左右フック、組みつくとヒザと積極的に攻めだす。SAHOは右ロー、右ミドル。SAHOが右ローを蹴るとバルトが後退。バルトの右フックにSAHOは左フックを被せに行く。右ローを蹴っていくSAHO。これで距離を作って右ストレート、左フックを打つがバルトが組みつく。ホールディングの警告が与えられた。


 3R、SAHOが左ミドルを強打、さらに組んでくるバルトに左ボディ。バルトも左右の拳を出しながら前へ出るがSAHOのパワーに押される。SAHOが左右ボディを打つと組みつくバルト。SAHOの前進に下がり続けるバルト。カカト落としやワンツーを出すバルトだが空振りに終わった。


 判定3-0でSAHOが王者としての第一戦に勝利した。

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