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レポート

【K-1】電光石火の左ハイキック一閃!KANAがKO勝ちで初防衛、トーナメント決勝はパヤーフォンが菅原美優に勝利、日本vs.世界は山田真子が勝つも☆SAHO☆と高梨knuckle美穂が敗れる

2022/06/25 13:06

▼第13試合 日本vs世界・3対3 K-1女子アトム級 3分3R延長1R
〇山田真子(KINGS/元WBO女子世界ミニフライ級王者)
判定3-0 ※30-29×3
×マリーヌ・ビゲイ(フランス)


 山田は幼き頃から格闘技に打ち込み、空手、テコンドー、キックボクシングなどのアマチュア大会で活躍。2010年5月にJ-GIRLSでプロデビューすると、同年12月にLittle Tigerを破りJ-GIRLSアトム級王座に就いた。2012年3月にはプロボクサーに転向し、2014年2月には韓国でWBO女子世界ミニフライ級王座を奪取。2014年5月、キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを残して所属ジムとのトラブルから現役を引退した。


 その後、2014年12月にキックボクシングの試合、2018年11月には元OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美と事実上無差別級のボクシングルールで対戦し、6回判定勝ち。2019年11月にはKrushに初参戦してMOEから勝利を収め、2020年11月のK-1福岡大会でも優に判定勝ち。ボクシングとキックボクシングを通じて17戦無敗という記録を打ち立てていたが、2021年3月のK-1でMIOにダウンを奪われプロ格闘家人生初の黒星を喫した。7月のK-1では期待のJKホープNOZOMIに復活の勝利、11月にはチャン・リーを寄せ付けず判定勝ち。戦績は10勝1敗2分。


 ビゲイはプロ戦績3勝無敗とキャリアは浅いが、豊富なアマチュア歴を誇る。サバット出身でフランスの格闘技イベント『GFCT』を主戦場にして同大会の-48kg王者。サウスポーから繰り出す左ミドル&左ローキック、左ストレートを得意としている。奥足へのローも使いこなす。身長157cm(山田は153cm)で27歳。



 1R、サウスポーのビゲイに対し、山田は左回り込みながら前足を左ローで蹴っていく。ビゲイも左ミドル、左ローを返す。左回りを徹底する山田にビゲイも右へ動いて前足外側をとろうとする。ローの蹴り合いの中、ビゲイの左ローに山田は右ストレートを合わせに行く。山田がインファイトでパンチを打ちに行くと山田の首をつかんでしまうビゲイ。


 2Rも左回りの山田は左ロー、右インロー、そして左ミドル。ビゲイもローを返すが手数は少な目だ。山田は飛び込んでの連打を見せるが、ビゲイも左ストレートを返してくる。飛び込んでの右を当てたのは山田。


 3R、飛び込んでのヒザを突き刺すビゲイ。お互いに見合う時間が長い。山田は入り込んでの右ボディを打つがビゲイのクリンチで追撃を止められる。山田は右ミドル。潜り込むようにしてパンチを打っていくがやはりビゲイのホールディングに止められる。山田はスーパーマンパンチを繰り出す。山田が右ミドルを蹴って試合終了。


 大きな見せ場はなかったが、全体的に試合を支配していた山田が判定3-0で勝利した。

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