▼第9試合 K-1女子フライ級 3分3R延長1R
〇池内紀子(POWER OF DREAM)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×ARINA(闘神塾)
※本戦の判定は30-29、29-29×2。
池内は名門POWER OF DREAMが送り込んだ女子選手で、2021年3月にプロデビュー。9月の2戦目では35戦以上のキャリアを持ち、第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメントにも名を連ねたベテランの芳美を破り、12月にはRANにも勝利して3連勝中。170cmの長身から繰り出すパンチ&ヒザ蹴りの卓越したテクニックを持つ。
ARINAは☆SAHO☆と同門の新鋭で、2021年5月からKrushに参戦。これまでTOODY NAOMIと小澤聡子に勝利してトータル戦績は3戦全勝。スピードがあり、左右ストレートと右ミドルでアグレッシブに攻める。無敗同士の期待のホープ対決となった。
1R、ARINAは連打からの右ローと速いコンビネーション、池内は前へ出てパンチを狙っていくが、ARINAは顔面・ボディ・ローとしっかり攻撃をつなげていく。池内は鋭い左フックを繰り出すが、ARINAはステップでかわす。池内はARINAのフックをもらいながらもヒザ蹴りを突き刺す。
2R、前に出てのワンツー、左フックのダブルとアグレッシブに攻める池内にARINAはジャブから右ロー。ヒザも蹴り合う。ARINAはボディ、顔面、ローと攻撃を散らしていき、池内はプッシュを交えながら前へ出てパンチを繰り出していく。ARINAはヒザを突き刺す。池内も左ボディから右フック、プッシュしてからのヒザ。足を止めての打ち合いになり、やや池内が打ち勝ったか。
3R、右の打ち合いからローの蹴り合い。ARINAはカウンターのヒザを突き刺す。池内は左ミドル。ARINAもこのラウンドは手数を増やし、最後に右ローを蹴る。池内はプッシュしながら左ボディ、右フック。ボディ&ローで反撃するARINA。池内は左ボディ、左右フックとパンチを出し続ける。ARINAはヒザ蹴りと右ロー。近い距離で打ち合う両者。最後まで打ち合いは続いた。
本戦の判定はドロー。延長戦へ突入する。前に出る池内が左右フック、ARINAも右フックを返す。近い距離でパンチを交わす両者。池内の右フックをもらってもARINAはすぐに打ち返す。前へ出る池内だがARINAは下がらなくなり、至近距離で顔面とボディを打ち合う。池内の左右ボディ、右フックから左アッパー、打ち返すARINAに右フック。池内は左フックもヒットさせるなど最後の打ち合いでヒットに優り、判定勝ち。無敗対決は池内が無敗記録を更新した。