K-1K-1
K-1
レポート

【K-1】電光石火の左ハイキック一閃!KANAがKO勝ちで初防衛、トーナメント決勝はパヤーフォンが菅原美優に勝利、日本vs.世界は山田真子が勝つも☆SAHO☆と高梨knuckle美穂が敗れる

2022/06/25 13:06

▼第14試合 日本vs世界・3対3 K-1女子ミニマム級 3分3R延長1R
×高梨knuckle美穂(Y'ZD GYM/第2代Krush女子アトム級王者)
判定0-3 ※28-30×3
〇エリヴァン・バルト(トルコ/IFMA欧州ミニマム級王者)


 2018年9月に『KHAOS』でプロデビューした高梨は、2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォンを延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると2020年6月の真美戦でダウンを奪って勝利。9月のK-1ではMIOを判定で降し、K-1の洗礼を浴びせた。2021年3月と7月はMARIに連勝し、12月には空手出身の美伶に延長戦の末に勝利した。2月のK-1でも新鋭のYuka☆に勝利してデビュー以来無敗の10勝(2KO)。


 バルトは2021年6月にウズベキスタンで開催されたWAKO国際キックボクシングトーナメントのシニア女子K-1部門で優勝、IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)でも優勝。今年3月にクロアチアで開催されたヨーロッパシニアボクシング選手権で金メダルを獲得し、2024年のフランス五輪出場を目指しているという。2021年9月のキックボクシングプロデビュー戦にてワンツーからの左ハイキックで相手を失神させ、その倒れ方が凄まじかったためSNSにてバズったことも。プロ戦績は2勝(1KO)だがキックボクシング&ボクシングでアマチュア経験が抱負。身長163cm(高梨は158cm)の21歳。オーソドックス。


 1R、まずはバルトが左前蹴り。高梨が前へ出てくると右前蹴り。その後も前蹴りを多用するバルト。足を止めての打ち合いも見せる。速い連打で高梨にロープを背負わせるバルトだが、高梨も両腕ブロックしながら打ち返す。バルトは左ミドルからの右ストレート。高梨はじりじりと前へ出ての右フック。バルトは顔面へ前蹴り。蹴りからパンチにつなげるバルトに高梨は距離を詰めにくい様子だが、高梨は前へ出てボディを打つ。


 2R、高梨の右ローに左ハイを返すバルト。さらにバルトは右フックから左ハイのコンビネーション。顔面前蹴りからの左ストレートも。高梨は前へ出て左フックを打っていき、バルトが右フックを打って来ると左フックを合わせにいく。一発で終わらず連続攻撃のバルト。ノーモーションでの右ストレートもヒットさせる。高梨をコーナーへ詰めると左右ボディの連打。高梨はなかなか自分の攻撃に転じられない。ビゲイは顔面前蹴りから左右の連打で前へ出る。


 3R、高梨がパンチで前へ出るがバルトは連打で打ち返す。明らかにパンチの回転スピードで優るバルト。前蹴りからの連打、近付こうとすると前蹴り。高梨は距離を詰めるが攻撃につなげることが出来ない。前蹴り、ハイキックで距離を取り、高橋が近付いてくると回転の速いパンチで高梨の一発に対抗。最後まで高梨は自分のペースに持ち込むことが出来なかった。


 判定は3-0でバルトの勝利。高梨はプロ11戦目にして初黒星を付けられた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント