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レポート

【K-1】電光石火の左ハイキック一閃!KANAがKO勝ちで初防衛、トーナメント決勝はパヤーフォンが菅原美優に勝利、日本vs.世界は山田真子が勝つも☆SAHO☆と高梨knuckle美穂が敗れる

2022/06/25 13:06


▼第6試合 K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
×MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 ※29-30×3
〇パヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ/Ayothaya Fight Gym)
※パヤーフォンが決勝戦へ進出。


 MIOはシュートボクシング女子軽量級のエースとして活躍したが、2019年7月に突如シュートボクシングからの引退を発表。同年8月24日にK-1電撃参戦を表明し、2020年9月のK-1大阪大会でK-1デビュー戦を行ったが、高梨knuckle美穂に判定3-0で敗れた。今年3月、2戦目でボクシング&キックボクシングで15戦無敗だった元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者・山田真子からダウンを奪って初黒星を付けると、5月には菅原にも判定勝ちした。しかし、11月のKrushタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪われて判定負け。今年2月のKrushで再起戦が決まっていたが左卵巣成熟嚢胞性奇形腫の手術のため欠場していた。戦績は40勝(4KO)6敗。27歳。


 パヤーフォンは19歳にして64勝(10KO)14敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。日本では2017年11月に『M-ONE』でLittle tigerに判定勝ち。COMACHIと2018年2月に対戦して判定勝ちでWPMF世界女子ピン級暫定王者となり、2019年2月にCOMACHIと王座決定戦で再戦して判定勝ち、WPMF世界王座を手にした。10月にはKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、右ストレートの連打で会場をどよめかせ、延長戦の末に判定3-0で敗れたものの高梨を苦戦させた。2020年2月にはMOE戦で判定勝利。今回はそれ以来の来日となる。従姉妹は大人気の韓国の4人組ガールズグループ「BLACKPINK」のメンバーであるLISA。


 1R、サウスポーのパヤーフォンはさっそく強烈な左ミドル。MIOは左足を上げて踏み込もうとするがパヤーフォンが左ミドルを合わせる。MIOは右ストレート。左ミドルを蹴られるMIOは左フックをヒットさせてそこから連打しようとするが、パヤーフォンはもうその場にいない。距離は遠い。MIOはジャブ、前足を上げてからの踏み込みと入り込もうとするが、パヤーフォンはなかなか入れさせない。


 2R、パヤーフォンは左ミドル2連打。MIOはロー、ミドルを蹴るが空振り。MIOは打ち合いを挑むとパヤーフォンも左右フックで打ち合いを見せる。パヤーフォンは飛び込んでのヒザ蹴り。パヤーフォンは前蹴りから左ミドル。左ミドルを蹴ったパヤーフォンは右ストレートの連打。MIOは左ミドルをスネブロックする場面もあるが、パヤーフォンのヒットが目立つ。距離やリズムはパヤーフォンのものか。最後もパヤーフォンが左ミドルをしっかり当てる。


 3R、距離を詰めに行くMIOだがパヤーフォンの前蹴りに吹っ飛ばされる。MIOも左前蹴りを繰り出し、ストレートで打ち合いに位行くがパヤーフォンの左フックを逆にもらう。攻撃のテンポを上げるパヤーフォンが左ミドルから右ストレート、前蹴りでけん制していく。MIOはワンツーで入るが後が続かない。MIOが入ろうとすると右ヒザを上げてけん制するパヤーフォン。MIOは声を上げながらワンツーを繰り出すが距離は遠く、パヤーフォンの左ミドルをもらう。パヤーフォンはダイナミックな左ミドル。その直後、MIOは右フックをクリーンヒットさせるが時すでに遅し。


 距離を支配し、テクニックを見せつけたパヤーフォンが判定待ち。決勝戦へ進出した。

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