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レポート

【K-1】電光石火の左ハイキック一閃!KANAがKO勝ちで初防衛、トーナメント決勝はパヤーフォンが菅原美優に勝利、日本vs.世界は山田真子が勝つも☆SAHO☆と高梨knuckle美穂が敗れる

2022/06/25 13:06

▼第4試合 K-1女子ミニマム級 3分3R延長1R
〇ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)
判定3-0 ※30-28×2、30-27
×KAI(ファイティスジムMSC)


 ベラルーシとのハーフであるケイトは3歳から極真空手を学んで13年の経歴を持ち、本人も「ありすぎて覚えていない」というほどの優勝・入賞歴を持つ。男女混合大会や体重無差別で勝つことに意義を持ち、2016年にはなんと高校生の男女混合大会で優勝したことがある。K-1アマチュア大会を経て2020年10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビュー。JASMINEにパンチを主体とした攻撃的なスタイルで判定勝ちしたが、2021年3月のK-1で美伶に2度のダウンを奪われての判定負け、6月のKrushでも真美に延長R判定2-1で惜敗と連敗を喫してしまった。11月のC-ZUKA戦で勝利して連敗を脱出し、戦績を3勝2敗とした。今春に高校を卒業したばかり。


 KAIは空手をベースとするMMAファイターで2014年からDEEP JEWELSに参戦。桐生祐子、北野きゅう、ジェット・イズミに勝利も、両ヒザの手術で戦線を離脱。1年半ぶりの復帰戦となった2019年9月、キック出身のジェット・イズミ(元J-GIRLSミニフライ級王者)を相手にキックルールで判定勝ち。10月大会では古瀬美月に判定2-1(いずれもマスト判定)、2020年7月大会でも永尾音波に判定2-1という僅差で連敗を喫し、10月にはさくらにリアネイキドチョークで一本負けしている。MM戦績は5勝6敗。2021年8月にKrushに初参戦するとC-ZUKAに延長R判定2-1で惜敗、11月にはYuka☆に判定負けと連敗中。


 1R、両者ともスピードのあるジャブを差し合い、ケイトはどっしりと構えて右ロー、KAIは左右に動いて右ローを蹴る。両者鋭いジャブを打つ中、ケイトはワンツーからの右ミドル。身長で8cm優るケイトはジャブ、前蹴りで距離をとり、KAIのパンチやローはかわしていく。


 2R、KAIの入り際に前蹴りを狙うケイト。ローを蹴るKAIにはジャブ。ならばとKAIは左ミドル。ケイトはKAIのローに右を狙い撃ち。構わずローを蹴るKAIにその右がクリーンヒットし、KAIがグラつく。しかしすぐに立て直して右フックを繰り出すKAI。そこへケイトが顔面前蹴り。ケイトが確実にポイントを取ったラウンドに。


 3R、真っ直ぐ入ってくるKAIをジャブで迎え撃つケイト。KAIは勝負をかけて左右フック、左右ボディで前へ出るが、ケイトは右ストレート、ヒザで迎え撃ち、機を見て右ハイキックもヒットさせる。闘志全開で攻めるKAIだったが、ケイトが自分の距離とペースで戦い続け、強い攻撃もヒットさせたケイトが完封勝ちした。

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