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レポート

【K-1】電光石火の左ハイキック一閃!KANAがKO勝ちで初防衛、トーナメント決勝はパヤーフォンが菅原美優に勝利、日本vs.世界は山田真子が勝つも☆SAHO☆と高梨knuckle美穂が敗れる

2022/06/25 13:06

▼第7試合 K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R
〇菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
×松谷 綺(ALONZA ABLAZE)
※菅原が決勝戦へ進出。


 菅原はK-1アマチュアを経て2019年1月にプロデビュー。2戦目で初黒星を喫したがその後は負けなしで、2020年11月の女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦で第3代Krush女子アトム級王座に就いた。2020年3月に美容技術専門学校を卒業し、“戦う美容師”として活動している。2021年3月には3戦全勝のホープNOZOMIからダウンを奪って勝利し5連勝。5月のMIOとの初対決で判定負けするも、11月のタイトルマッチでの再戦ではダウンを奪っての判定勝利でリベンジ&初防衛に成功した。今年2月には優を退けて2度目の防衛に成功している。戦績は8勝2敗。22歳。


 松谷は兄・桐と共に2021年7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属。2021年8月にKrush初参戦を果たし、森川侑凜からダウンを奪って判定勝ち。今年2月には豊嶋里美に判定勝ちし、戦績を5勝2分無敗とした。キャリアは浅いながらもそのテクニックには定評がある。今春に高校を卒業したばかりの18歳。

 煽りVTRでAKB48の楽曲『Generation Change』が使われたことが象徴するように、松谷は現在の女子アトム級トップ2の菅原、MIOを破っての「世代交代」を宣言している。


 1R、菅原が前へ出て左右のストレート、松谷はヒザを蹴る。松谷は左右に細かく動き、狙いを定めさせないが菅原はならばとボディを打っていく。松谷は組み付くと菅原をねじ伏せるパワーを見せる。



 2R、ようやく菅原の前蹴りが出る。松谷は横前蹴りから入ろうとし、菅原が右ストレート、左ボディで迎え撃つ。松谷の右ミドルに菅原が右ストレート。身長&リーチ差を活かして菅原がジャブ、右ストレート、前蹴りと長い距離の攻撃を当てに行く。松谷が入り込もうとすると前蹴りで押し返し、右ボディも打つ。


 3Rは菅原が前に出ていく。身長差で上から潰そうとするが松谷はパワーでねじ伏せ逆に菅原を倒す。松谷はワンツー、躍動するようにミドルを蹴る。菅原は前蹴り、右ロー。クリンチが増える中、左右フック、左ボディを打つ菅原。最後は前へ出て前蹴り、ガムシャラに攻める姿勢を見せた菅原。


 固さが目立った菅原だが、判定2-0で松谷に辛勝しパヤーフォンの待つ決勝戦へ辛くもコマを進めた。

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