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【RIZIN】扇久保博正が朝倉海を降しGP優勝。サトシが矢地に一本勝ちで初防衛、朝倉未来が斎藤裕に405日ぶりリベンジ、五味戦後、那須川と武尊がエール

2021/12/31 12:12

▼第15試合 RIZINライト級(71.0kg)タイトルマッチ 5分3R
〇ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)王者
[2R 3分30秒 腕ひしぎ三角固め]

×矢地祐介(フリー)挑戦者

「RIZINライト級タイトルマッチ」として、王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)と、矢地祐介(フリー)が対戦する。両者は2020年8月9日の『RIZIN.22』以来の再戦。初戦は、サトシがテイクダウンからマウントを奪い、1R、パウンドでTKO勝利を収めている。

 その後サトシは、2021年3月に徳留一樹に一本勝ち。2021年6月の東京ドーム大会で、アゼルバイジャンのトフィック・ムサエフを1R1分12秒、三角絞めに極めて、初代RIZIN世界ライト級王者に。大晦日にジョニー・ケースを相手に、同王座の初防衛戦に臨む予定だっが、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大を受け、外国人の新規入国が困難となり、今回の矢地戦に臨むこととなった。

 対する矢地は、2020年9月に大原樹理にも1R TKO負けで連敗を喫したが、KRAZY BEE所属からフリーとなり、ロータス世田谷の八隅孝平に師事し、当時、修斗世界王者だった川名TENCHO雄生、DEEPライト級王者の武田光司の両者に判定勝ちで2連勝をマークしている。今回のサトシ戦に向け、ロータスでのプロ練習で青木真也からもアドバイスを受けている。

 サトシのセコンドにクレベル。矢地のセコンドには八隅孝平代表。

 1R、いきなり互いに跳びヒザ。サトシの蹴りを掴んだ矢地だが、足を抜くサトシは右を振ってダブルレッグテイクダウン!

 マウントを奪うと矢地の立ち際にギロチン狙い。背中をコーナーにつけて立とうとする矢地のバックを狙うサトシ。リアネイキドチョークを狙うが、まだ足はかかっていない。横回転して逃げる矢地の足をつかんで尻餅を着かせるサトシ。


 しかしコーナーで立つ矢地は体を入れ替える。そこにサトシはダブルレッグへ。ここも差し上げる矢地は左で差して小外がけでテイクダウン! クローズドガードに入れるサトシは手首を持って三角絞め狙いから、逆の手をオモプラッタに巻き込み上に! ハーフから左手で首に巻き、パスガード、マウント。エビを打ちブリッジして足を戻すのは矢地。ゴング。


 2R、鼻血のサトシの消耗はいかに。矢地はサウスポー構えから左中足蹴りを当てる。しかし詰めたサトシはニータップ気味にテイクダウン! 右で枕に巻き、左で首を抱えるとしっかりとした抑え込みに。矢地は亀からバタフライガードに戻す。左足を抜き、ハーフから鉄槌のサトシ! 右で脇を差しキムラロック狙い! 亀になる矢地がまたいで頭にヒザを突こうとしたところで、サトシは顔に左足をかけて腕十字狙いへ。ここで前転させたところで下に置いた右足と組み、三角に両足を固めたサトシは矢地の左腕を伸ばして極めた。


 試合後、サトシはベルトを腰に「ほんとうにクリスマスのときはダイエットがヤダなあ(笑)。もちろん嬉しい。夢がベルト。日本にRIZINのベルト帰ってきたから嬉しい。榊原さんにお願いがあります。私、堀口(恭司)選手みたいに、Bellatorの選手に勝ちたい、ダブルチャンピオンになりたい。どうですか!? いつも応援ありがとう。私、ほんとうに嬉しいです」と海外の王座挑戦を語った。

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