▼第8試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
〇萩原京平(SMOKERGYM)
[判定3-0]
×鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)
2022年にGP開催も予定されるフェザー級(66.0kg)で、萩原京平(SMOKERGYM)と鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)が対戦。
萩原は、アマチュア大会で20戦18勝。2020年8月のRIZINデビュー戦で白川陸斗にTKO勝利後、同年9月に芦田崇宏に一本負け。地元・大阪で開催されたRIZIN.25では内村洋次郎に22秒 KO勝ち。4大会連続参戦となった2020年大晦日ではMMAに転向した元K-1ファイターの平本蓮にTKO勝ちした。2021年10月の『RIZIN LANDMARK vol.1』では朝倉未来に判定負け。11月の『RIZIN TRIGGER 1st』では昇侍を2R1分19秒、サッカーキックでTKOして再起した。今回3カ月連続での試合に臨む。
“怪物くん”の異名を持つ鈴木は2008年5月にシュートボクシングでプロデビュー。2012年2月にSB日本ライト級王座を獲得し、2013年11月にはS-cup2013 65kg日本トーナメント優勝、2014年11月にはS-cup65kg世界トーナメント優勝を果たしてSBのエースとして君臨。近年はオープンフィンガーグローブでムエタイを戦うONE Championshipを主戦場としていたが、契約更新に伴い、次の舞台にMMAを選択。11月の『RIZIN TRIGGER 1st』で奥田啓介を相手にMMAデビューを果たし、1R1分42秒、ヒザ蹴りからのパウンドでTKO勝ちした。また、ボンサイ柔術勢の打撃コーチとしても知られ、自身のBELLWOOD FIGHT TEAMのみならず、ボンサイ柔術での出稽古でもMMAの練習を積んできた。
鈴木のセコンドはクレベル・コイケ、萩原のセコンドには岩崎正寛がつく。
1R、サウスポー構えの鈴木、オーソドックス構えの萩原が中央を取り、じりじりと詰めると右ハイ。さらに右の前蹴りで鈴木に尻餅を着かせる。萩原は飛び込むも鈴木はすぐに立ち上がる。組まれても構わない萩原は、後ろ廻し蹴り、ヒジの大技も見せる。
さらに蹴りを見せながらのワンツー。スイッチする鈴木に跳びヒザも見せる萩原。しかし鈴木も左フックをヒット! 萩原はかけ蹴りもかわす鈴木。リーチを活かして長い距離でジャブを打つ萩原。鈴木の後ろ廻し蹴りをかわして右ハイ。ここは鈴木もかわす。萩原の左フックに鈴木は左ハイもかわされる。
2R、いきなり左ミドルを当てる鈴木。さらに左ハイ! グローブ一つ残してブロックする萩原。その左にカウンターの左フックは鈴木! さらに右から左の蹴りをジャブがわりに使うが、そこを詰めた萩原は、ボディロックテイクダウン。しかし鈴木はしっかり足を戻してリバーサル。そこでバック狙いの萩原に、鈴木は正対。サイドを奪われるも片足を戻しガードに。上の萩原はヒジを落とす。左右にパスしてサイドを奪う萩原。鈴木が足を戻したところに踏みつけを入れてゴング。
3R、左ハイを当てる鈴木だが、2Rのグラウンドで削られたか力に欠け、その蹴り足を掴んだ萩原がテイクダウン。鈴木は背中をつけてクローズドガードに。下から腕十字を狙う鈴木。コーナーに詰まり、下からの蹴り上げも狙うが、足をかついでさばく萩原はサイド狙い。下でフレームを作り、必死にポジションを奪われるのを凌ぐ鈴木だが、スタミナを削られる。萩庭のジャンピングフットスタンプに外がけ足関節を狙う鈴木だが、足を抜いた萩原は上から首をギロチンに抱えてパス狙い。時間を聞いて首を外した萩原は、離れてフットスタンプへ。その足を両足で迎撃したスペースで立つ鈴木だが、時遅しゴング。