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【RIZIN】扇久保博正が朝倉海を降しGP優勝。サトシが矢地に一本勝ちで初防衛、朝倉未来が斎藤裕に405日ぶりリベンジ、五味戦後、那須川と武尊がエール

2021/12/31 12:12

▼第6試合 90kg契約 RIZIN MMA特別ルール(判定無し、KO・一本のみ決着)3分2R
〇シバター(フリー)
[1R 1分34秒 腕十字]※テクニカルサブミッション(コーナーストップ)

×久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)

 シバターは1年振りのRIZIN参戦。今回、久保と90kg契約のRIZIN MMA特別ルール(判定無し、KO・一本のみ決着)3分2Rで対戦する。シバターは2020年の大晦日にHIROYAとMIXルールで対戦し、一度は引き分けの裁定が下されたが、試合後の映像検証と審議の結果、アームロックを仕掛けた際にHIROYAがタップしていることが確認され、一本勝ちへ変更となり、“RIZIN無敗”を豪語している。

 対する元K-1ウェルター級(-67.5kg)王者の久保は、2021年9月のRIZIN.30でMMA電撃参戦を果たし、リオ五輪グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストの太田忍と66kg契約で対戦。MMAへの対応を見せるも判定負けで左足靭帯負傷と剥離骨折の怪我も負ったが、3カ月半の治療を経て、シバターとの試合に臨む。


 前日計量でシバターは88.65kg、久保は76.20kgで計量をパス。両者の体重差は12.45kgとなった。


 甲冑を身につけサラの歌声に乗って入場の久保。対するシバターも、てんちむ、ヒカル、ヘラヘラ三銃士の“炎上軍”とともにマイクを持って歌いながら入場。そこにセコンドのHIROYAも苦笑しながらダンスを合わせて花道を進む。コールにシバターは「伝説を見せてやるー!」と絶叫。

 1R、フローブタッチ。久保の右ローに右に回りながらロープワークを見せ、座り込んでリック・フレアーばりに許しをこうシバター。そこに久保は容赦ない左右ロー! しかし、久保が追っての右ローの打ち終わりに、シバターが右を当てると、久保がダウン!

 立ち上がり組んできた久保に、シバターはクリンチアッパー! 首相撲からヒザを突く久保にシバターは得意の組み手から跳びつき腕十字! 久保の腕が伸びきり、久保のコーナーがストップした。





 セコンドのサラは硬直。シバターは顔をゆがめて泣き顔も涙は見えず。リング上で「何も言うことねえよ。久保さん、次はYouTubeでコラボしましょう。本当にネタじゃなくてこのリングに上がるのが嫌でした。本当にさっきまで逃げ出したいと思っていて。でもHIKARU君とかてんちむさんとかHIROYAさんとか、ユーチューバーがみんな来てくれて、俺の背中を押してくれました。みんな本当にありがとう。みんな、俺が負けると思っただろう、ざまあみろ! ユーチューバーは強いんだ!」と絶叫。


 12.45kgの体重差を活かして、見事、得意の跳びつき十字を極めたシバターは、退場時に「来年は出ねえぞ!」と叫んでリングを後にした。

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