▼第4試合 RIZINバンタム級(61.0kg)JAPANグランプリ リザーブマッチ 5分3R
〇元谷友貴(フリー)
[判定3-0]
×金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
RIZINバンタム級(61.0kg)JAPANグランプリのリザーブマッチ5分3Rとして、金太郎(パンクラス大阪稲垣組)vs元谷友貴(フリー)が対戦。準決勝の勝者が負傷で決勝進出がならなかった場合、準決勝の敗者2人、そしてこのリザーブマッチの勝者の順で繰り上がることになる。
金太郎は、キックボクシングから『THE OUTSIDER』に参戦。2012年からDEEP、パンクラスに出場。土肥潤、合島大樹、アラン“ヒロ”ヤマニハ、TSUNEを破り4連勝を飾る。2019年7月に王者ハファエル・シウバに一本負けで王座獲得ならず。2020年2月にRIZINデビュー、加藤ケンジにリアネイキッドチョークで一本勝ちも、9月のRIZIN.24では瀧澤謙太と激闘の末、スプリット判定負け。JAPAN GPでは6月の1回戦で伊藤空也に判定勝ちも、準決勝で井上直樹に判定で敗れた。
元谷はプロビューから僅か1年、22歳の若さで初代DEEPフライ級王座に就く。RIZINには2015年末の旗揚げから参戦。2017年4月に初参戦の堀口恭司と対戦するも敗れる。2018年10月にはDEEPバンタム級王座を獲得して2階級制覇を達成。2020年大晦日では井上直樹にリアネイキドチョークで一本負け。再起戦となった2月のDEEPでは1R中盤に昇侍をリアネイキッドチョークで絞め落し復活を遂げると、JAPAN GPの1回戦では修斗世界王者・岡田遼に判定勝ち。しかし準決勝で瀧澤謙太に1R2分27秒、TKO負けを喫した。
1R、サウスポー構えの金太郎。オーソドックス構えの元谷が前に。左ハイを打つ金太郎。グローブでブロックする元谷も右インローを返す。金太郎の左に前手の左フックを狙う元谷。さらに右ハイと積極的に前に出る。
金太郎は強い右のカーフキック! さらに左ストレートを突くが、さばく元谷。元谷の入りに左ストレートを狙う金太郎。しかし、元谷は右を振って詰めてコーナーで組んでボディロック。金太郎の右手は入ったままボディロックから崩して小外がけでテイクダウン! 元谷のバック狙いに正対すると、そこに元谷も腕十字のカウンターを狙う。腕を抜いて離れる金太郎。スタンドで右ローを当てる元谷。金太郎も左ストレートの飛び込みを見せる。
2R、右前手を伸ばす金太郎。左で飛び込むがそこをかわして組みを狙う元谷は、圧力をかけて右ストレートを振る。左インローを突く金太郎。元谷も右ロー。金太郎の左のダブルをかわし、元谷も左右から埋めてボディロックから小外がけテイクダウン! ロープ背に上体は立てる金太郎は右で小手に巻きながら立ち際に、元谷は脇を潜りバック狙いで右足をかけてバイックテイク! 両足をかける元谷に腰をずらす金太郎は正対し、立ち上がる。右ローを打つ元谷に左ハイは金太郎。さらに左跳びヒザも、そこに右ストレートを狙う元谷。
3R、オーソから左ローを打つ元谷。金太郎も左ミドルもすぐに右の蹴りを上下に返す元谷。カウンターを狙う金太郎の蹴りがローブローに。中断後再開。
金太郎の入りに左を内側から突く元谷! しかしその入りに金太郎も同じく前手の右フックを狙う。左ハイを打つ金太郎に、すぐに右の蹴りを蹴り返す元谷。金太郎は左右を振って前に出るが、さばく元谷。金太郎は左ミドルをヒット! しかし単発。金太郎の左ハイをブロックする元谷に、左ジャブを当てる金太郎! 元谷も右から左の飛び込み。互いの入りに前手を突き、右ミドルも両者ともにヒット。最後は両者ともに打ち合いも決定打に至らず。