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【UFC】5年ぶり復帰のマクレガーが69秒右足傷めホロウェイがTKO勝ち、ピンブレットがサン・ドニに失神一本勝ち、バティスタがサンドヘイゲンに判定勝ち、グリーンがブザービーターKO。ロイバルがカヴァナに一本勝ち、LH級でウィテカーがTKO勝ち、東京五輪金スティーヴソンがTKO勝ち、ライリーが14勝無敗に、バシャラートが17戦無敗に

2026/07/12 06:07

フライ級 4位のロイバルが5位カヴァナの右にダウンも3R RNCで一本勝ち

▼フライ級 5分3R ※選手名からインタビュー
〇ブランドン・ロイバル(米国)18勝9敗(UFC 8勝5敗)125lbs/56.70kg
[3R 3分40秒 リアネイキドチョーク]
×ロニー・カヴァナ(英国)10勝2敗(UFC 3勝2敗)126lbs/57.15kg

 METAランキング4位のロイバルは、23年12月のアレッシャンドレ・パントージャとのフライ級タイトルマッチで5R判定負けで戴冠ならず。その後、ブランドン・モレノ平良達郎をいずれもスプリット判定で下して2連勝。しかし、25年6月に緊急参戦のジョシュア・ヴァンに判定負けを喫すると、25年12月にマネル・ケイプに1R TKO負けで2連敗中。33歳。

 会見でロイバルは、MMA10勝1敗で前戦で元王者のブランドン・モレノを下した27歳のプロスペクトのカヴァナとの試合が組まれたことについて、平良達郎と戦った状況と似ているか、と問われ、「ああ、UFCキャリアのほとんどをトップ5で過ごしてきた俺を、彼らは押し出そうとしている。自分の仕事は、ステートメント(声明)を残してそこに留まることだ」と、世代交代をさせないと語った。

 K-1ルールで戦ってきたカヴァナの打撃に、昨年のジョシュア・ヴァン戦のように真っ向勝負する可能性についても「ドッグファイトになれば完全に俺に有利に働くだろう。ロニー・カヴァナ相手にドッグファイトで負けることはない。

 ジョシュア・ヴァンは非常にユニーク……ユニークというわけじゃないけど、冷静さを失わないんだ。火線の中でもすごく落ち着いている。それが今の彼をチャンピオンにさせている理由だ。ロニー・カヴァナが同じことをできるか見てみよう。

 ドッグファイトになれば自分が上に立つといつも思っている。混沌とした状況下では、自分は最高のファイターの一人だ。混沌とした状況やそういう類のことは、悲しいことに人生で自分が最も輝く場所なんだ。追い詰められた状況下ではね。だから、もちろん、そこへ持ち込む準備はできているよ」と、接近戦の激しいもつれ合いでも上回るとした。

 また、6月に行われた同級2位のマネル・ケイプvs.7位の堀口恭司についても言及。

「二人とも非常にハイレベルなファイターだった。あの試合は両者ともベルトのための試合になり得たと思う。彼らは非常に高いレベルのファイターだ。非常にスキルが高く、負けた堀口の試合でも彼の凄さが示されていたよ」と、勝者ケイプのみならず敗れた堀口の強さも賞賛した。

 今回、ロイバルが対戦するカヴァナは、METAランキング5位。香港生まれの母親がロンドンで産み育て、武術散打、テコンドーをベースにキックボクシングでは、WKUでキッズ時代に5度の世界王者に輝いた。K-1ルールで欧州で活躍したストライカーだ。

 ブラッド・ピケットが設立したロンドンのグレートブリテン・トップチーム所属で、2013年にMMAデビューし、Cage Warriorsから、24年のコンテンダーシリーズ(DWCS)で勝利し、UFCと契約。

 11月にホセ・オチョアとの無敗のUFCデビュー戦対決で判定勝ち。25年3月にフェリペ・ドス・サントスにも判定勝ちでUFC2連勝も、3戦目で強豪のチャールズ・ジョンソンと対戦。序盤は打撃と組みで攻勢に立つも、2Rからジョンソンの圧力に疲弊し、TKO負け。26年2月にアスー・アルマバエフの欠場で約3週間前代打でブランドン・モレノと対戦。カーフを効かせ、右でダウンを奪うなど初のUFC 5Rを戦い抜き、判定勝ち。ノーランカーから一気にランキング入りを果たした。27歳。

 会見でカヴァナは、イリア・トプリアから戦いを称賛されたことについて、「もちろん、彼のようなレベルの人から称賛を受けるのはいかした気分だよ。ある試合のバックステージで会ったけど、良いことしか言われなかった。彼を尊敬しているし、トレーニング前に彼が映るTikTokの編集動画を見ていたくらいだからね。一度の敗戦が彼を定義することはないし、彼は100%そこから立ち直るはずだ」とコメント。

 同じ意味で、前戦でマネル・ケイプに敗れたロイバルについても、「相手の記録や過去の功績に関係なく、常に最高のバージョンの対戦相手を予想している。彼のベストの状態に対して準備しているよ」と、準備に抜かりはないことを語った。

 3月にはモレノの地元メヒコで元王者を打撃で圧倒した。5Rをしっかり上回っての判定勝ちで、その落ち着いた試合運びでも進化を見せた。

「マインドセットやそういった類は、継続的に取り組み、発展させ続けることができるスキルなんだ。心理学者と一緒に取り組んでいて、それがものすごく役に立っている。感情をコントロールし、必要な時にそれらを利用できるようになっている」という。

 今回のブランドン・ロイバルは、MMA17勝9敗で、UFC7勝5敗のベテラン。最も警戒している点を問われ、「彼はどこでも強くて、特にいいジャブを持っていると思う。あのジャブが武器になっている。それをかい潜ることができれば、上手くいくはずさ」と、サウスポー構えからの右ジャブを警戒。

 その上で、自身のアドバンテージを「スピードがアドバンテージになると思う。僕のスピードと、ファイトIQだ。全てのシナリオを想定して準備している。何かが起きることを期待しているわけじゃない。あらゆるシナリオに備え、どこへ展開してもいいように準備しているんだ」と、全局面で戦えるファイトIQと、それを可能にするスピードで勝っているとした。

「フライ級部門は常に変化している。何が起きるか予想がつかないから、タイトルへの道はそう遠くないと感じている。この試合に勝てば、タイトル挑戦に向けて良い立場になれると思う。元王者のブランドン・モレノと戦った。そして今、そのレベルで戦ってきたブランドン・ロイバルと戦う。彼と戦った相手(平良達郎)はタイトル挑戦権を得た。だから、それを成し遂げたいんだ」(カヴァナ)

 勝者がタイトル戦線に上がるストライカー対決。とはいえ、カヴァナもテイクダウンを混ぜ、ロイバルには「9」の一本勝ちを誇る極めもある。MMAで打ち勝つのはどちらか。

 1R、サウスポー構えのロイバル。オーソのカヴァナは左ローから。前手争いで前に詰めるのはロイバル。左カーフをかわしたロイバル。ロイバルは右ジャぶ、左インローを当てる。

 カヴァナは左ロー。ロイバルも左ハイ。長い右ジャブを刺すロイバルはインローも。スイッチして左カーフのカヴァナ。ロイバルはは右ジャブ。カヴァナは右ハイも掴んで左右をまとめる。

 さらに右ミドルを当てるカヴァナだが、蹴り足を掴んで左を突くロイバルは右ジャブを届かせる。

 カヴァナの右はまだ遠い。サウスポー構えになるカヴァナは左もロイバルは右ジャブ。さらにダブルレッグテイクダウン! 残り1分20秒でサイドを奪うと、ハーフからフルガードに戻したカヴァナにヒジ、ボディにパウンド、ヒジ。立ち上がるカヴァナは両差しで崩してトップからパウンドでブザー。ロイバルのラウンドに。

 2R、前手をはたいて右ジャブを突くロイバル。左ミドルを返すカヴァナ。さらに右ミドルもロイバルも左ハイを返して右ジャブ。さらにカヴァナの入りに左もヒット!

 しかし、カヴァナはロイバルの左の打ち終わりに高速の右をヒット! ダウンしたロイバルにカヴァナは鉄槌連打。ロイバルは左足のラバーガードで右のパワーハンドを止めて立ち上がり。

 前に出たのはロイバル! 左に右を合わせるカヴァナに、ロイバルはダブルレッグもギロチンから突き放して右ヒジ!

 バランスを崩したロイバルはシングルレッグも体を入れ替えたカヴァナは組んでバッククリンチ。

 正対したロイバルをケージに押し込むも突き放したロイバルはジャブからダブルレッグテイクダウン、ヒジ。すぐに立つカヴァナに詰めるロイバル。離れ際にカヴァナは跳びヒザ。ハイキックもかわすロイバル。ブザー。カヴァナが取り返したラウンドに。

 3R、大歓声にハグから再開。ジャブから左のロイバルに右を当てるカヴァナ。遠間からダブルレッグのロイバル。ギロチンを合わせたカヴァナだが浅い。首を抜いたロイバルは下になったカヴァナにヒジ。カヴァナに亀に、ロイバルはバックから仰向けになったカヴァナに肩固め!

 内側を向いてずらしたカヴァナは再び亀から立とうとするが、そこを逃さずバックからボディトライアングルのロイバル。左腕を喉下にリアネイキドチョーク狙い。後ろ手を剥がしに行くカヴァナだが、ロイバルは腕を喉下に滑り込ませるとカヴァナはタップ。同時に失神した。

 プロスペクトの突き上げを跳ね返したロイバルは、「僕とこの子はそれを受けるに値するよね、ボーナスだよ。僕とカヴァナ。僕らは試合に出るたびに、毎回戦ってる。あそこにいるのが、未来のチャンピオンだ。だから、ありがとう。みんな。最高の仲間たち。デンバー・ドリーム・センターの子供たち(※ロイバルは地元でキッズのための慈善活動を続けている)。君たちのことが大好きだよ。僕の名前は、君たちのためにあるんだ、ベイビー。愛してるよ。それが、この階級で僕が最も愛していることの一つなんだ。

 俺はカオスの達人なんだ。兄弟。もっとカッコいい動きができればよかったな。そうできたらいいんだけど、俺のスタイルはそうじゃないんだ。俺は本気でやるんだ、兄弟。それが俺の人生さ。本気でやるんだ。アスー・アルマバエフ、やろうぜ。

(フィニッシュを見ながら)3ラウンド、俺は『チョークで仕留めるより、時間を稼ごう』って思ったんだ。でも、相手のガードが開いた。神様に感謝だ。そしてあのボーナス賞、絶対もらえるよね?」と語った。

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