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【UFC】ヤンがフィゲイレードとの5R激闘制す「メラブ、次にやろうじゃないか」、シャオナンがリッチの組みを完封、サリコフがまたもバックスピンキックKO、ワン・ツォンが失神負け、フライ級ヘルナンデスがニャムジャルガルに初黒星つける、カヴァナが無敗対決制す、『RTU』はスヨン、ドンフン、ミンが優勝

2024/11/23 16:11

▼フライ級 5分3R
〇ロニー・カヴァナ(英国)8勝0敗(UFC1勝0敗)DWCS出身
 126lbs/57.15kg
[判定3-0] ※30-27、29-28×2
×ホセ・オチョア(ペルー)7勝1敗(UFC0勝1敗)125lbs/56.70kg

 フライ級。

 英国生まれのカヴァナだが、両親が中国出身。今年8月のDWCSで1RKO勝ちしてUFCとの契約を決めた。ブラッド・ピケットが設立したロンドンのグレートブリテン・トップチーム所属で、DWCSまでの全試合は英国でキャリアを積み、ここまで7戦全勝(5KO・2判定勝ち)。25歳。

 ペルーのオチョアは南米でキャリアを積み、8戦で7勝0敗1NC。カヴァナと同じく8月にDWCSでの試合が組まれていたが欠場したものの、本戦デビューが決まった。チャールズ・オリベイラの所属するシュートボクセ・ディエゴ・リマでトレーニングしている。23歳。

 1R、オーソドックのカヴァナにオチョアはサウスポーに構える。カーフを蹴るカヴァナ。前蹴り。右ハイがオチョアの顔面をかすめた。お互いローキックを蹴るが、カヴァナの蹴りが強烈にヒット。パンチで出るオチョアに右を返したカヴァナ。オチョアのローにワンツーを返す。カヴァナはワンツーからさらに前蹴りを入れる。右ミドル。バックヒジを狙ったオチョアだが浅い。カヴァナのカーフキックで足が流れたオチョア。しかしカヴァナのローキックがローブローになりタイムストップ。1分半ほど休んで再開。オチョアは右のまぶたをカットしている。オチョアのオーバーハンドの左がヒット。さらに詰めてパンチを入れるが、打ち終わりにカヴァナもパンチを返して1Rが終了。

 2R、ミドルを入れるカヴァナ。オチョアのハイキックからのバックスピンキックはスウェーでかわす。お互い蹴りでの攻防が続く。カヴァナがオチョアの蹴りに右ストレートを返してヒット。バランスを崩してスリップダウンしたオチョア。すぐに立った。オチョアプレッシャーを強めてきた。オチョアの前蹴りからバックブローも上体をそらしてかわすカヴァナ。オチョアの前蹴りが顔面にヒットするが、カヴァナ詰めた。カヴァナボディを打たれてケージまで下がる。ケージを背負ったカヴァナにボディブローをヒット。タックルで凌ごうとするカヴァナだが、がぶったオチョアがバックに回りパウンド連打。カヴァナの立ち上がり際に背中に乗るオチョア。残り10秒でチョーク!しかしややズレて横に落ちかけているオチョア。2R終了。

 3R、ジャブ、前蹴りで牽制するオチョア。左ミドル。間合いに入れないカヴァナ。しかしミドルに左フックを合わせてヒット。ケージ際まで下がったオチョアに詰めていくカヴァナだが、ヒザを出して凌いだオチョア。ミドルの蹴り合い。インローからカーフキックを入れるカヴァナ。飛び込んでヒザを出す。残り2分。カヴァナの右ハイはブロックしたオチョア。ケージに詰める。左右にステップするカヴァナ。オチョアのハイは距離を取りかわす。オチョアの飛びヒザに左フックを合わせたカヴァナ。オチョアが飛び蹴りから左ボディを放ったが下がってかわしたカヴァナ。残りわずかでバックスピンキックをヒットさせるカヴァナ。オチョアが出てくるが距離を取るカヴァナ。タイムアップ。

 30-27、29-28×2の3-0でカヴァナ勝利。無敗のUFCデビュー戦対決はカヴァナが制した。

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