▼フライ級 5分3R ※選手名からインタビュー
〇ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)14位 15勝2敗(UFC8勝1敗)※UFC5連勝
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×ブランドン・ロイヴァル(米国)1位 17勝8敗(UFC7勝4敗)
※マネル・ケイプ(ポルトガル)6位は負傷欠場
現UFC世界フライ級王者は、朝倉海を2R リアネイキドチョークで極めたアレッシャンドリ・パントージャ。1位のロイバルは5位の平良達郎にスプリット判定勝ちで次期挑戦者候補となったが、マネル・ケイプの負傷欠場により、12位で4連勝中、緊急参戦のジョシュア・ヴァンのチャレンジを受けることになった。
ロイバルは、MMA17勝7敗でUFC7勝3敗。2023年12月に現王者のアレッシャンドリ・パントージャに挑戦し、5R判定負けで戴冠ならずも、2024年2月の前戦では、元王者のブランドン・モレノに5Rスプリット判定で勝利。10月に平良をスプリット判定で下した。
MMAファイターとしての総合力に加え、17勝中13のフィニュシュ力(4KO・TKO、9SUB)を持つロイバル。長身サウスポーで懐も深く蹴りも打てて、柔術黒帯のグラウンドでは、スクランブル巧者でもあり、引き出しの多さを誇る。32歳。
ジョシュア・ヴァンは、ミャンマーのハカで生まれ、母国の情勢悪化を受けて、10歳の時にマレーシアへ移住。難民キャンプを経て、3年後に米国テキサス州ヒューストンへ移り住んだヴァンは、19歳で格闘技のトレーニングを始め、2021年10月にプロMMAデビューを果たし、23年6月にUFC初参戦。UFC7勝1敗(2KO・5判定)。
フライ級では鶴屋怜に次ぐ2番目の若さで、3月の『UFC313』では、欠場したシウバの代役参戦の鶴屋のテイクダウンを凌いで打撃を入れ、鶴屋にキャリア初黒星を与えている。1分平均の打撃のヒット数はUFC史上1位。
6月7日の『UFC 316: Dvalishvili vs. O'Malley 2』で12位のブルーノ・シウバを3R TKOに下したばかり。わずか3週間後の連戦、キャリア3年8カ月で1位ロイヴァルと対戦する。23歳。
オーソからの精緻な左リードジャブ、左ボディ、スピーディで強力なワンツーに加え左右の蹴りは、どの対戦相手も苦しめる打撃で、鶴屋のレスリングも切るテイクダウンディフェンスは試合毎に強さを増している。シウバ戦前は14位だったヴァンは12位にランクアップ、ロイヴァルに勝てば、一気にタイトル戦線にからむことになる。
1R、サウスポー構えのロイヴァルは左インロー。オーソのヴァンは左前手を触る。左インロー、右カーフのロイヴァル。右ジャブを突く。手で受けるヴァン。ロイヴァルの入りに右ストレートを当てる。さらに右を突く。
右ジャブのロイヴァルに右から左のヴァンを右回りでかわすロイヴァルはワンツー。ヴァンは対サウスポー相手に外足を取らず、左足を中に踏み込み右を狙う。ロイヴァルは左ボディから右。
右で飛び込むヴァンをさばきながら左の蹴りのロイヴァル。下がらないヴァンは、ロイヴァルが右フックで前に出てくるところに左から右ストレートを合わせる。ロイヴァルは尻餅をつくが、すぐに立ち上がる。
首相撲から右のロイヴァル。ロイヴァルのワンツーの左の打ち終わりにヴァンは右を返す! ロイヴァルの首相撲ヒザにボデイ打ちのヴァン。ロイヴァルの左右に左に回りさばく。ヴァンは鼻血。ともに有効打を当てている。ヴァンのラウンド。
Joshua Van (@JoshuaVanBT) and Brandon Royval (@BrandonRoyval) combined for 419 significant strikes landed 💥
— UFC News (@UFCNews) June 29, 2025
That ranks:
3rd most in a @UFC fight
Most in a 3-round UFC fight
most in a flyweight UFC fight
Complete @UFC317 Main Card Results ➡️ https://t.co/5qTrHJMzHj
2R、左ジャブで前に出るヴァン。ボデイ打ちに組むロイヴァルを突き放す。ロイヴァルは左ミドル! 回転速く左右のヴァン。ロイヴァルの首相撲を組ませず、左を当てたロイヴァルに、右を突くヴァン。ロイヴァルはワンツーから左アッパー。さらに左ストレート! さらに右にヴァンが後退!
しかし右前蹴りを打ち返して前に出るヴァン。ロイヴァルの左をかわして右を狙う。右ジャブを当てるロイヴァル! ともに鼻血。右ジャブを突くロイヴァル。さらに左ストレートにアゴが上がるヴァン。ワンツー、アッパーのコンビネーションに、ヴァンも連打で反撃。しかし右が届かなくなる。
ボデイ打ちのヴァン。ロイヴァルは回転を上げて左右。ヴァンも右のダブル! ロイヴァルも押し戻して左ボディストレート。ヴァンも右を突いてホーン。ロイヴァルのラウンドに。
#UFC317 Official Result: Joshua Van (29-28, 29-28, 30-27 | @JoshuaVanBT) defeats Brandon Royval via Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) June 29, 2025
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3R、右回りで右ジャブのロイヴァル。追うヴァンは右も、ジャブを被弾。足を使うロイヴァル。左前蹴りも。左を突いて押し戻すロイヴァル。追うヴァンはワンツーの右をヒット。すぐに左右で押し戻すロイヴァルは左をヒット! さらに左ミドルも当てる。
ワンツーの左のロイヴァルに右を返すヴァン。しかしロイヴァルの左! いったん組むが突き放すロイヴァルは出血しながら左右上下に散らして連打。右から左、左ミドル。ヴァンの打ち返しに頭を傾ける。ワンツーの右に、ロイヴァルは前に。ヴァンは左を返すと、ロイヴァルはワンツーの左から左の蹴りまで繋ぐ。
WHAT A FIGHT 😱
— UFC (@ufc) June 29, 2025
[ #UFC317 is LIVE on @ESPNPlus PPV NOW ] pic.twitter.com/tKrUgcmfGV
ワンツーから右アッパー。ヴァンは関節蹴り連打で崩して前に! 右ジャブのロイヴァルは左で前に出ると、ヴァンは右フック! ダウンしたロイヴァル! そこに鉄槌もホーン。ヴァンが取り返したか。
JOSH VAN IS THE MAN 🤩#UFC317 | @JoshuaVanBT pic.twitter.com/T0qu7cJfPh
— UFC (@ufc) June 29, 2025
判定3-0(29-28×2、30-27)でヴァンが勝利。
1位を下したヴァンは「僕の右の親指が完全に壊れているんだ。(骨折した足で戦ったようには見えなかったが?)俺たちはロイヴァルがタフな奴だと知ってる。俺たちはここに来て戦争をするために来たんだ。終わらせたかったけど、3R目でほぼ決着がつきかけただろ。ずっとディアス兄弟を見てきて言っていたように“負けない、ただ時間切れしてしまうだけだ”って。俺たちは常にトップを狙っている。世界に見せる時が来た。ファイトオブザナイトだろ? ダナ、今夜の勝者(パントージャvs.カラフランス)とフェイスオフさせてくれ」と語り、王座戦をアピールした。
Joshua Van (@JoshuaVanBT) has the 2nd longest active @UFC win streak in the flyweight division with five consecutive wins (Pantoja, 7).
— UFC News (@UFCNews) June 29, 2025
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Van (204) vs Royval (215) is the first fight in @UFC history to feature both fighters landing 200 or more significant strikes each🚨
— UFC News (@UFCNews) June 29, 2025
Their significant strike totals are also the largest and 2nd largest ever landed in a flyweight UFC fight.
MOST COMBINED SIGNIFICANT STRIKES LANDED,
— UFC News (@UFCNews) June 29, 2025
Single @UFC Round
184, R3 - Aoriqileng vs. Molina
175, R4 - Holloway vs. Kattar
164, R3 - Royval vs. Van
162, R4 - Holloway vs. Ortega
161, R3 - Royval vs. Van 👊
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