▼キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ・フェザー級(王座決定戦)5分5R ※選手名からインタビュー
〇栁川唯人(K-PLACE/1位、2023年ネオブラッドトーナメント同級優勝)8勝1敗 65.65kg
[1R 3分42秒 TKO] ※右フック→鉄槌
×カリベク・アルジクル ウール[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/Olymp Gym Bishkek/2位)13勝2敗 65.6kg
※栁川がフェザー級王者に
第11代王者・三宅輝砂の王座返上に伴い、新たな王者を決める刺激的なチャンピオンシップが決定。公務員(消防官)という安定を捨て、格闘技に人生の舵を切り挑んだ6月大会。難敵・平田直樹を撃破し、チャンピオンシップの舞台に駆け上がってきた柳川。カリベクの投げ技、足関節も「自分にはかからない」と言い、ベルトを獲って「UFCに殴り込みに行きたい」と語る。
対するカリベクは、キルギスのフェザー級で「五将」に挙げられる強豪。RIZINで活躍中で練習仲間のシェイドゥラエフを筆頭に、ONE無敗のアクバル・アブデュラエフ、DWCSからUFCと契約を果たしたムルタザリ・マゴメドフ、ROAD FCで原口伸を破り、13戦無敗でフェザー級王者となったエルデュカルディ・ドゥイシェフと並び、キルギスに3本目のベルトを持ち帰るつもりだ。
7月大会で元王者・ISAOを右フックで沈め、11月大会ではレッグロックで平田直樹の足を破壊したカリベク。大晦日RIZINに参戦するラジャブアリ・シェイドゥラエフととともに今回もファイトキャンプを行ってきた。格闘技界を席巻する中央アジアの雄の一角・カリベクが、勢いのままにベルトを強奪するか。
それとも現在のPANCRASEを代表する選手の一角・栁川がその進撃にストップをかけるのか。オールスター戦の様相を呈してきた年内最終戦、注目のフェザー級王座戦だ。
1R、栁川から先に右で飛び込み。右カーフの蹴り足を掴んで崩すカリベク。下になった柳川にカリベクが右でパウンドで飛び込み。ハーフの栁川の足関節、蹴り上げ、下からのヒジの仕掛けを嫌ったか、離れてスタンドを望んだカリベク。
右の相打ちのタイミング。栁川は左ボディから右カーフでカリベクのバランスを崩す。立ち合い。カリベクの左に右ショートを当てた栁川! カリベクがダウン! 鉄槌にレフェリーが間に入った。カリベクは失神。
カリベクの圧力に臆することなく打ち込んだ栁川は「俺、前から言ってますがUFCに行きたいです。社長、ショートノーティスでもいいんで、UFCお願いします。俺、だって3年間、2ラウンドしかやってないカリベクを倒したよ、1Rで。UFCのダナ・ホワイトも俺使えよ。あと俺が負けると思った奴、ファック・ユー! ありがとうございました」と語った。



















