▼フェザー級 5分3R
〇オタベク・ラジャボフ(タジキスタン/TAJMMAF GYM/4位)5勝 66.2kg
[1R終了時 TKO]
×Ryo(グランドスラム/RINGS/7位)5勝7敗 65.85kg
PANCRASE初参戦となった昨年7月大会で高城光弘をRNCで絞め落とし、フェザーに階級を上げた9月大会では、殺傷能力の高い打撃で遠藤来生を沈めたラジャボフ。
対するは、パンクラスの“激闘王”として常に会場を沸かすRyo。現在、平田直樹、山田歩夢に連敗中だが、透暉鷹戦や栁川唯人戦で見せたここ一番の極めの強さは健在。PANCRASEの生態系を破壊する強さを見せつけるラジャボフを、Ryoがいかに料理するのか。フェザー級次期挑戦者争いの行方を占うかの様な一戦。
Ryo「精一杯、やります。相手の印象は“めっちゃ強いじゃん!”。試合が決まった時の心境は“やった!”です。オタベク選手は打撃に特化しているように見えて、グラウンド展開もすごく上手なんです。ポジショニングのキープ率も高いし、トータルで強い選手なんで、そういうところを評価してます。もう、スタートから思いっきり行きます。ガッツリ、“えっ、今行くの? そんな勢いで行くの!?”みたいな、もう初っ端からですよ、ゴングが鳴ったと同時ですよ、思いっきり勝負をかけますよ。だって40ですよ、誰が期待してるんですか、俺だけですよ、一番自分に期待してるのは。思いっきり行く! 以上です」
ラジャボフ「前回(9月大会)からバンタムからフェザー級に上げて調子いいし、好きなものも食べられるし、減量には苦労しなくてもいい。いまはこのフェザー級でやり続けたい。その後はライト級に移ろうかどうか考えている。(タジキスタンの隣国のキルギスのカリベクが同じフェザー級だが?)今カリベクはフェザー級のベルトをかけて戦っていて、誰が勝っても私の次の相手になるので、私は次にベルトを戦う選手になるという思いでいっぱいだ。(Ryoは諦めないファイターだが?)同意する。最後の最後に逆転勝ちした意思のある選手だ。それは長年の経験から来てるもののではないかと。ただ、私にもその粘り強さはある。最後まで戦う覚悟もある。それでも私は最終Rまで至らないように戦いたいし、試合をドミネートしたい」
1R、ラジャボフの左右の詰めに右フックを返すRyoは、ケージ背に跳びつき腕十字! ヒジを抜いたラジャボフにバック狙いも正対したラジャボフ。
バッククリンチからヒザを突き、右のパンチのラジャボフにバックヒジを打つRyoはアームロック狙い。キムラで後方に回そうとするがヒジを抜くラジャボフ。スタンドバックにつくと、Ryoはバックヒジ。ラジャボフはヘンゾロック。さらにバッククリンチで強いヒジ、アッパーを打つ。
リフトし投げるラジャボフに立ち上がるRyoは再びキムラ狙いも、いったんヒジを伸ばすも抜くラジャボフはスタンドで強烈な右ヒザ! さらに左ハイキックにRyoはダウンもホーンに救われる。ジャッジ3者10-9でラジャボフを支持。
左目が開かないRyo。タオル投入で1R終了時、ラジャボフがTKO勝ち。バック宙を見せた。















