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【PANCRASE】ゴイチ・ヤマウチが佐藤生虎に一本勝ちでウェルター級王者に、栁川唯人がキルギスのカリベクを初回TKO! フェザー級王者に。田嶋椋が井村塁を打撃で沈めバンタム級正規王者に、ミドル級はコシムが佐藤龍汰朗をRNC葬で戴冠、本野美樹がKARENに完勝、女子ストロー級王者に。ラジャボフがRyoの関節技凌ぎ、衝撃TKO勝ち。天弥が初の一本勝ち

2025/12/21 13:12

▼ライト級 5分3R
〇粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)3位 15勝10敗2分 70.5kg
[2R 0分44秒 リアネイキドチョーク]

×ISAO(NEVER QUIT)第5代ライト級&第8代フェザー級、2009年NBTライト級優勝 27勝8敗4分 70.45kg

 3月大会では、初参戦となったラファエル・バルボーザ相手に不運な反則膝蹴りのダメージもあり、ダースチョークで敗れた粕谷。

 一方、4年ぶりのPANCRASE参戦となった7月大会で、カリベク・アルジクル ウルルの右フックでKO負けを喫したISAO

 共に前戦では、PANCRASEで猛威を振るう強豪外国人選手に屈しているが、粕谷はUFC、ISAOはBellatorとともに世界レベルを知る。

 両者は2017年12月大会においてフェザー級で対戦し、ISAOが判定勝利を収めている。今回ISAOが約11年ぶりにライト級に階級を戻したことにより、注目の好カードが再び実現した。

ISAO「粕谷選手と2度目の対戦で大変光栄に思います。何が何でも勝ちます。応援よろしくお願いします。(カリベク戦は)割と早くにやられてしまって、自分の実力を出せないままだったので、そのまま引き続きしっかり練習を始めて、しっかり作り直してきたところです。(ライト級で戦うのは)最近ちょっと負けてしまってて、身体も疲弊してきているなというのもあったんで、初心に戻って1階級上げて、よりフレッシュな状態で試合をしたいなと思ったから。一度目に粕谷選手と対戦した時はフェザー級だったんですけど、その後、粕谷選手はライト級に上げてよりフレッシュで力強い動きがよくなっているという印象。前回は8年前ぐらいで、かなり久しぶりの対戦。お互い経験を積んできたと思うので、より高度な、新たにフレッシュな試合ができればと思うのと、展開は打投極、お互いできる選手だと思うので、レベルの高い試合を見せたい」

粕谷「CROWNの粕谷です。ISAO選手にはフェザー級で負けてるので、ライト級でリベンジしたいと思います。(ISAOの印象は)変わらず強いなというのと、長くやってきて再戦が初めてだったので決まって嬉しかった。リベンジのチャンスがあって。僕も、フェザー級の時よりかはいい動きができるかなとは思うけど、天弥選手とか鈴木選手といったアグレッシブなファイターとはまた違う、テクニックがある試合を見せられればいいなと。(前回の国際戦を経て)しばらく日本人選手とばかりやっていて、クリーンな戦に慣れていたというか、正直いうと『反則するよな』って思いました」

 1R、ともにサウスポー構え。ISAOのローに粕谷は前蹴りでバランスを崩し、左ロー。飛び込み組んでシングルレッグのISAOがダブルレッグに切り替えテイクダウン。ケージ背に立つ粕谷。左で差すISAOのヒザがローブローに。

 再開、左右からケージに詰めてダブルレッグテイクダウンのISAO。粕谷はクローズドガード。押し込むISAOにパウンド。そのスペースで上体を立てようとする粕谷に手首をコントロールして再び寝かせる。

 下からスイープを狙う粕谷はISAOのバック狙いに前転して立ち上がり。高いガードのまま組みに繋ぐISAO。右の蹴りもその打ち終わりにシングルレッグテイクダウンのISAO。ホーン。

 2R、左から右ボディの粕谷。下から攻める。右から左フックを当てた粕谷! さらにミドル。その蹴り足を掴んだISAOのシングルレッグを跳ね上げてスイープ!

 両者立ち上がり際にバックを獲ったの粕谷、喉下に首を巻き、リアネイキドチョークでタップを奪った。涙の粕谷は「ISAO選手、再戦を受けていただきありがとうございました」と語った。

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